私は、ケーキの中でもチーズケーキが一番と言って良いくらい好きで、自分の誕生日にチーズケーキを1ホール買って食べたこともあります。
そんな私が前から気になっていたのが、北海道・小樽の洋菓子店「LeTAO(ルタオ)」の「ドゥーブルフロマージュ」というチーズケーキ……。↓
有名なチーズケーキ
数年前から、テレビ番組で、たびたびこの「ドゥーブルフロマージュ」を見かけるようになったんですよね。
なんでも、とても美味しくて、全国的にも人気が高いのだとか……。
ネットで口コミを見ると、確かに評判が良くて、大半の人が「美味しい」と口を揃えている……。
そんなに美味しいチーズケーキならば、チーズケーキ好きとしては一度食べてみたい。取り寄せてみようかな?
スフレではない
……と思ったのですが、よく調べると、「ドゥーブルフロマージュ」って、「レアチーズケーキ」と「ベイクドチーズケーキ」が二層になったチーズケーキらしいのです。
これを知って、私は「う~~ん」となってしまいました。
……というのも、私が好きなのは「スフレチーズケーキ」なのです。卵白を泡立てたメレンゲが生地に混ぜ込んであって、シュワシュワした食感のやつ。
「レアチーズケーキ」や「ベイクドチーズケーキ」も、嫌いではないのですが、わざわざ大金をかけて取り寄せるというのに「スフレチーズケーキ」ではないというのは、ちょっと気が進まない……。
ということで、今まで、「ドゥーブルフロマージュ」は何年もスルーしてきました。
やっぱり気になる
けれど。
やっぱり、頭の片隅から、消えることはないんですよね。「ドゥーブルフロマージュ」。
母も「気になる。一回味わってみたい」と言い始めて、ちょうど母の誕生日が近づいていたこともあり、誕生日祝いという大義名分があるなら買ってもいいかなあ……と思えたので、ついに!! 「ドゥーブルフロマージュ」を初・お取り寄せしてみることにしました!!
ドゥーブルフロマージュ
↑冷凍便で、凍った状態にて到着!!(「ドゥーブルフロマージュ」1個1728円+送料890円=合計2618円)
↑段ボールを開けると、納品書とパンフレット。
↑こんな小分け袋もついています。
↑緩衝材の下に……。
↑あった!! 噂の「ドゥーブルフロマージュ」!!
↑……この、箱に貼られたラベルを見て思いましたが、「ドゥーブルフロマージュ」の「ドゥーブル」って「DOUBLE」(英語読みで「ダブル」)なんですね(「ドゥーブル」はフランス語読み)。
つまり「ドゥーブルフロマージュ」=「二層のチーズ」ってことなんですね。
「ドゥーブル」という響きに何かもっと奥深いものを感じていたのですが、思った以上に商品の特徴そのまんまのネーミングだった(笑)。
冷蔵庫で一晩解凍
↑こちらの「ドゥーブルフロマージュ」、冷蔵庫で5時間~8時間解凍してから食べるように指示されています。
今回、届いた翌日に食べる予定だったので、冷凍庫には入れず、すぐに冷蔵庫に入れ、一晩自然解凍させました。
解凍後
↑解凍が終わり、いよいよドゥーブルフロマージュ本体を箱から取り出していきます。
↑大きさは4号(直径約12cm)。
個包装を開け、包み紙を開くと……。↓
↑おおーっ!!
四等分に切る
↑包丁で四等分にカット。
↑おおっ! なんだかクリーミーな断面だ!
↑皿にのせてみました。おおーーっ! ついにキタ!! これがドゥーブルフロマージュやー!!
レア+ベイクドの二層
↑ドゥーブルフロマージュは、レアチーズケーキとベイクドチーズケーキの二層仕立て(一番下には薄いスポンジケーキがあります)。
(ケーキの表面には、スポンジケーキを細かく粒状にしたものがまぶされています。)
原材料
↑原材料はこちら。
小麦粉、生クリーム、卵は北海道産で、それに合うチーズを世界中から探し求めた結果、
オランダ産クリームチーズ(重厚な風味)
イタリア産マスカルポーネチーズ(爽やかな風味)
に行き着いたそうです。(参考:ドゥーブルフロマージュ商品説明)
特に、上層(レアチーズケーキ)に用いたマスカルポーネチーズ(北イタリア・ロンバルディア地方のアンブロージ社製)の使い方にこだわりがあるようで、このマスカルポーネチーズの乳脂肪分が高い生クリームのような風味を生かすため、何度も試作を重ねたそうです。
そして最終的に
深い甘みとコクを漂わせるミルク感
を引き出したのだとか。
食べてみる
↑コーヒーとともに!
↑フォークを入れると、上層(レアチーズ)はスッと抵抗なく通り、下層(ベイクドチーズ)は少ししっかりした感じ。
↑それでは早速! 食べてみる!!
口に入れてみると……。
おっ……。おおっ??
上層(レアチーズケーキ)
上層は、これ、本当にレアチーズケーキなの? というくらいに、もう口溶けと味わいが生クリーム。かなりスッと溶ける。甘さのほとんどない、あっさりした生クリームという感じ。
でも確かに、ほんのりマスカルポーネチーズの香りもします。
下層(ベイクドチーズケーキ)
そして下層は、ベイクドチーズケーキと聞いていたのでこってり固い感じなのかなと思っていたのですが、想像よりはやわらかく滑らかで、味わいは、私の好きなスフレチーズケーキに近い!
甘さは上層と同様にかなり控えめで、軽く塩気も感じます。
この、下層(ベイクドチーズケーキ)の味、けっこう好きです。
全体的に
そしてこの、二層のチーズケーキを一緒に食べると、
上層…フワッと溶ける感+生クリームのミルキー感
下層…濃厚なチーズケーキ感
が合わさって、全体的に「フワっととろける、ミルク感あふれる濃厚チーズケーキ」という印象になります。
「ちょっと固めのスフレチーズケーキを生クリームと一緒に食べる感じ」とも言えるかな。
コーヒーにもメッチャ合う!!
チーズケーキの概念破壊
いわゆる「チーズケーキ」の概念を破壊してくるチーズケーキです。
こんなチーズケーキが存在するなんて想像もできませんでした。
おそらく誰にとっても初めての食感・味わいなんじゃないだろうか……。全国的に評判になる理由もわかる気がしました。
上品
あと、とにかく、甘さ控えめなのに驚きました。
北海道の洋菓子はけっこう甘めな印象があったのですが、この「ドゥーブルフロマージュ」は、攻めの姿勢を感じるほどに甘くないですね。ここまで甘さを抑えた勇気がすごいと思いました。
甘くないので、都会的な味というか、くどくなくて、洋菓子が得意でない人でも食べやすいのではないかと思いました。
冷凍技術がすごい
そして、元々が冷凍品だとは思えないくらいの、特に上層(レアチーズケーキ)のフレッシュ感に感心しました。
まるで作りたてのように新鮮でした。
この冷凍技術を確立するまで三年かかった(*1)そうで、確かに、それだけ時間をかけて開発された技術なだけあると思いました。すごく上手に解凍できて嬉しいです。(参考:*1ドゥーブルフロマージュパンフレット)
値段も妥当
1/4切れ食べてみて、これが、もし近所の洋菓子屋で売っていたら、450円は出しても良いかなと思いました。
つまり、「450×4=1800円」で、この「ドゥーブルフロマージュ」の1ホール「1728円」という価格は、感覚としては妥当なものであると思います。
ただ、ここに、送料の890円が加わってくると、どうしても割高感が出てきてしまいますが、そんなときはお得な食べ比べ2個セットなんかを買うのを検討しても良いかもしれません。冷凍品で長持ちもしますし。
美味しかった
そんなこんなで、初めての「ドゥーブルフロマージュ」、美味しかったです!
母も、「上品な味わいで、チーズも感じられて美味しかった。質の良いチーズの感じがした」と喜んでいました。
原材料も、安定剤は入っているものの、あとはシンプルで、北海道産の小麦粉、卵、生クリームというのも良いですし、高品質で安心できると思いました。
今回はお試しの意味合いもあって1個だけの注文にしたのですが、次回頼むことがあれば、もう少し色々買って相対的に送料を抑えたいと思います(笑)。