先日、29年ぶりに洗濯機を買い換えたわけですが、その新洗濯機(日立のビートウォッシュ)、洗濯開始時と終わりに短いメロディーが流れるんですよね(どちらもモーツァルトのピアノソナタ)。
今まで使っていた洗濯機ではこんなメロディーは流れなかったために、ちょっと物珍しく、そのメロディーが流れるたびに洗濯機とともに歌ったりしているうちに、なんとなく色々なクラシックの曲を口ずさみたい気分になり、思いつくままに歌っていたら、その中にすごく有名なメロディーなのに曲名がまったくわからない曲が出てきました。
三拍子なことだけわかる
この曲、なんてタイトルだったかな……。と思って母にも聞いてみましたが、母も、そのメロディーはよく知っているけれど曲名はわからないとのこと。
ネット上の相談掲示板なんかで聞けばどなたかが教えてくれるかもしれないけれど、そこまでの勇気も出ない(笑)。
どうにか、わかっていることで検索して当てられないかと思いましたが、はっきり検索ワードにできそうなのは「三拍子」ということだけ。
何か、三拍子の有名クラシックとして列挙される中にその曲が入っていないかな……。
と思い、「三拍子 有名 クラシック」で検索して出てきた曲を片っ端から聴いてみましたが、どれも違う。
スマホであれば、鼻歌で曲名を当てられるアプリがあったりするようだけれど、スマホは持っていないし……。
メロディーを弾いて探せるサイト
そこで思ったのは、メロディーをネット上で弾いて、その旋律で曲名を検索できるようなサイトがないかなということでした。
どんなメロディーかはわかっているのだから。それで検索できれば一番良い。
そう思って、「メロディを弾いて探す サイト」で探してみたところ、それらしきサイトがヒット!
その名も「musipedia(ミュージペディア)」!!
メロディーを音符にして入力
まず、「musipedia」のトップページから①「KEYBOARD SEARCH(キーボードサーチ)」をクリック。↓
(画像出典:musipedia 画像内矢印と枠線は筆者)↑次に、②の鍵盤で、メロディーを一音ずつ打ち込んでいきます。
この鍵盤はクリックしても音が鳴らないため、私は、自宅のピアノで音を取りました(あとで調べたら、ネット上で鍵盤を鳴らせるバーチャルピアノというのがあったので、これを使うのも便利かもしれません)。
完成した楽譜で検索
(画像出典:musipedia 画像内矢印と枠線、数字は筆者)↑③が、私が打ち込んだ楽譜(ミミレドレミファ)。ちょっと大変なので一小節だけにしました。
④では、検索する箇所についての指定に三つの選択肢があったので、一番上のものにしました。
only at the very beginning of the tune.(曲の冒頭)
only near the beginning.(曲の冒頭近く)
anywhere in the piece.(作品のどこでも)
そして⑤の「Search Musipedia」(ミュージペディア内を検索)をクリックします。
曲の候補が出てくる
(画像出典:musipedia 画像内矢印は筆者)↑すると、曲の候補がずらりと表示されたのですが、その中の冒頭に提示された曲!! 音符の流れをたどってみると……これだ!! この楽譜に違いない!!
曲名が判明!
(画像出典:musipedia 画像内矢印と枠線は筆者)↑表示されていた作曲者と曲名(Bizet, Georges: L'Arlesienne suite No. 2 minuetto)をコピーして検索してみたところ、「ビゼー アルルの女 第2組曲 第3番 メヌエット」だと判明ーーー!!
↑YouTubeで聞いてみたら、そうそう、これだよこれ!! すごいーー!! 当たったーー!!
ビゼーの「アルルの女」かあ。有名な曲だよなあ。あーわかって良かったーー!!
クラシック検索に使える
この「musipedia」、クラシックに強く、あとは民族音楽にも対応しているようで、そのへんをメロディーで検索したいときにはすごく便利なサイトだと思います。
どんな調でもOK
今回調べた「アルルの女 第2組曲 第3番 メヌエット」は、正しくは変ホ長調ですが、私はハ長調で楽譜を書いて検索したのにちゃんとヒットしたので、どんな調(キー)で書いても大丈夫そうなのはありがたいです。
四分音符だけでもいけた
また、今回、私は音符の種類(四分音符、十六分音符など)を苦労して正確に書きましたが、試しに全部四分音符で書いて検索してみたところ、それでもヒットしたので、メロディーラインの正確ささえあれば音符の種類が間違っていても大丈夫そうで、そこも気楽で良いです。↓
(画像出典:musipedia 画像内矢印と文字は筆者)心強い
生活していると、たまに、「この曲なんだっけーーー」というのが出てくるので、そういうときにすぐ調べられるサイトを見つけられたのは心強いです。今後も、わからないクラシックが出てきたら活用させてもらおうと思います!