母の定年退職挨拶時に配る菓子探し。最終の第8弾はコロンバンのフールセック(クッキー詰め合わせ)です。
宮内庁御用達
↑クッキー9枚、6種入りで525円。(追記:2024年現在は税込み648円)
コロンバンというメーカーは初耳でしたが、値段が手頃な焼き菓子を検索していて見つけ、美味しそうだったので取り寄せてみたのでした。
届いてから改めてコロンバンについて調べると、なんと、『戦前から今に至るまで、洋菓子では唯一の宮内庁御用達』のメーカーであるとのこと。(参考:wikipedia)
『洋菓子界屈指の老舗』で、『定番の日本風ショートケーキはコロンバンが初めて考案、製作販売したとされる』のだそうです。
隠れた大御所だったのですね。確かに、全体から落ち着いた高級感が漂っています。たとえて言うなら氷川丸(客船)のような……。
良心的な原材料
↑原材料はこちら。無添加とまではいきませんが、合成着色料などは使用されていませんし、わりと良心的な内容です。
国産小麦
↑中身はこんな感じで色とりどり。公式サイトの説明によると、「ショコラアマンド」と「フィユプラリネ」、「バニーユ」には国産小麦が使われているとのこと。それは大きな売りですね! この商品だけ見るとそんなことはどこにも書いていないのがもったいないと思いました。
また、原材料のバターには「岩手県葛巻高原の工場で作られた厳選バター」が使われているそうです。
追記:2024年6月現在、国産小麦についての説明が公式サイトから削除されています。今は国産小麦が使われていないのかもしれません。
また、バターについても、現在は工場の場所は明記されておらず、「香り豊かなバター」という記述になっています。
バニーユ
↑こちら「バニーユ」。国産小麦、マダガスカル産バニラビーンズ、純良バターと発酵バターのブレンドなど、原料にもこだわったシンプルながらもこだわりの一品。
ユーハイムのクッキーに比べ、甘さがしっかりしており、はっきりとした味わい。サクサクで香り高く美味しいです。
パルミジャーノレジャーノ
↑こちら「パルミジャーノレジャーノ」。チーズクッキーです。こちら、ほんのりと塩味が効いていて美味しかった。6種の中で私は一番気に入りました。
フランボワーズ
↑母のお気に入りはこちらの「フランボワーズ」。卵黄たっぷりのしっとりバニラクッキーに、ラズベリージャムがトッピングされています。ジャムの鮮やかな赤がひときわ目を引き、味も甘酸っぱく華やかです。
その他、どのクッキーもそれぞれに味わいが異なり(フィユプラリネはシナモン風味、ショコラアマンドはココア風味、ピスタチオはナッツの香り)、「これはどんな味かな……」と、食べていてとても楽しかったです。そしてどれも美味しかった。
ユーハイムとどちらにするか
ここまで六種類のお菓子を試した結果、ユーハイムの「ハイデザント」か、このコロンバンの「フールセック」か、というところまで絞られました。
ではどちらにするか?
母と話し合った結果、コロンバンの「フールセック」に軍配が上がりました!!
決め手になったのは「食べるときの楽しさ」です。色も形も味も違うクッキーが6種9枚。どれから食べようかというワクワク感、そして、食べたときの驚きと喜び。それが、コロンバンの「フールセック」にはあると思いました。
コロンバンというのが私の地元ではあまり知られてないというのも大きかったです。知らないメーカーのものはミステリアスで、受け取ってから食べるまでの冒険的な楽しさが増すと思います。
また、国産小麦を使っているクッキーがあるというのにも惹かれました。
母が職場に最後に残すものですから、後悔のないように私も一緒になって本気で探しましたが、良いものに決まったと思います。受け取った皆さんが喜んでくだされば良いなと思います!