九月も終わりに近づいた頃から肌の調子がおかしくなりました。どうも顔がかゆくて、少し触るとすぐに湿疹ぽくなってしまうのです。
食べ物が原因かと、厳格な食生活を試したりもしましたが、特に変化はなく。仕方ないので、皮膚科で処方された顔用の弱い薬をかゆい箇所に塗ってしのいでいましたが、徐々にかゆくなる範囲は広がっていきます。
これはいけない。一体何が最大の原因なのだろう? 考えて、思い当たったのは乾燥でした。
乾燥対策
夏場は60%を超えていた室内の湿度が、現在は約30%。乾燥が肌荒れの原因という可能性は十分にありえます。
乾燥のせいならば、厳重に保湿をすれば改善されるはず。 私は一念発起し、クリーム塗ったくり療法を開始することにしました。
クリーム塗ったくり療法は、浪人時代に顔の脱ステロイドを実践したときに編み出した方法で、その名の通り、乾いて痛がゆい頬に椿油を混ぜた保湿クリームを分厚く塗ったくって皮膚を保護し、角質の正常化を図るものです。
シアバター入りクリーム
そのためのクリームとして選んだのはマルティナ(ドイツのオーガニックスキンケアメーカー)のシアーナクリーム。
↑全成分はこちら。
アルコールが入っておらず刺激が少なそうなのと、シア脂(シアバター:シアの実の種子から採れる油脂)入りなのがポイント。
リップの成分だった
シアバターは、前回の記事で紹介したパックスナチュロン リップクリームに入っていた成分でした。シアバターの入った製品を使うのは初めてでした。
そのパックスナチュロン リップクリームがとても良かった(しっとり感が長続きする)ため、シアバターへの評価が私の中で高まり、今回、シアバター入りのクリームを選ぶという行動につながりました。
クリームに椿油
↑薄黄色の、ねっとりとしたクリームです。手のひらにのせていると、温まってどんどんゆるくなってきます。
このクリームを小さじ1/2杯ほど(上の写真くらい)手のひらに出し、椿油を4~5滴たらしてよく混ぜます。
できあがった椿油クリームを両手の平に伸ばし、顔全体に押さえつけていきます。
顔は油でテラテラになりますが、それが良いんです!
赤く、かゆく、湿疹っぽくなっていた頬、額、眉間が、みるみる落ち着きを取り戻し、楽になっていきました。
このクリーム塗ったくり療法を始めて二週間が経過した現在、肌の見た目は、乾燥が始まる前の状態に戻っています。
ただ、ちょっと気を抜いて保湿を怠るとたちまちまた荒れてくるので、冬の間は椿油クリームを塗ったくって過ごそうと思います。
椿油多めで
ちなみに、この椿油クリームは、クリームに椿油を多めに混ぜるのがコツです。上述したように、クリーム小さじ1ほどに対し、4~5滴加える感じです。
シアーナクリームは、椿油とのなじみが良いので使いやすく、滑らかで肌にとても優しい感じが気に入りました。これから年間を通して使ってみたいです。