私は、顔の皮膚に、すごく肌荒れしやすい部分があります。
具体的には、「眉間から鼻梁(びりょう)にかけて」と、「鼻梁横の頬」。↓
↑上の図で、点線で囲った部分です。
なぜ、その部分が肌荒れしやすくなったのか?
明確な原因があります。
それは、マスク!!
鼻当て部分にスポンジのついたマスク
それは、2011年。
空気公害対策として外出時にはマスクを着けることを決め、良いマスクを探して色々と試していた頃。
私は、性能の良さそうな一つのマスクを購入しました。↓
↑それには、このように、マスクの内側の鼻に当たる部分に「ノーズクッション」として、厚さ5mmほどの目の粗いウレタンスポンジがついていました。
このマスク、使い心地は良好で、気に入って、連日のように着けていました。
しかし……。
炎症
着け始めて二週間ほど経った頃、「ノーズクッション」が接触するあたりの皮膚が炎症を起こしてしまったのです!↓
↑湿疹のような感じで、保湿クリーム等では治りそうもなかったので、皮膚科に行って薬をもらい、それを塗ることでなんとか症状を落ち着かせることはできました。
けれど、以来、その「かぶれ」箇所に肌荒れの癖がついてしまったといいますか、一時は治まっても、しばらくするとガサガサの湿疹っぽくなってしまうようになったんですよね。
皮膚科に行くのが面倒
湿疹化しても、薬を塗れば治る。
それが救いではありましたが、薬を塗らなければならないというのも、心理的にちょっとしたストレスになります。
まず第一に、皮膚科の薬がそのへんでは売っていないというのが大問題。
薬は、使えば減ります。そしていずれなくなれば、皮膚科に行って、診察を受けて、薬を処方してもらわなければなりません。
……これがもう、非常に億劫(おっくう)!! どうにか、皮膚科に行かず済むようにしたい!
様々なクリームを試した結果
……元々は、その箇所に湿疹は無かったのです。
原因となる物質(マスク)を取り除いて、安静にしていれば(高保湿を心がけていれば)、皮膚の新陳代謝でそのうち正常に戻るのでは?
そう思い、洗顔後のスキンケア時は、かぶれ箇所に、なるべく手厚い保護をするようにしました。こってり系のクリームも色々試しました。
けれど……8年経っても、治らないんですよね。とっくに皮膚は新陳代謝を終えて、2011年の皮膚とは別物になっているだろうに。
もう、どんだけ根深い肌荒れやねん! あのマスクによるダメージ、ひどすぎるわ!
と思いつつも、粘り強く、今年に入ってからまた新たな保湿クリームを試してみたところ……なんと、今までにない手応えを感じたのです。
糀肌濃厚クリーム
↑それがこちら!! ロート製薬の、糀肌(こうじはだ)濃厚くりーむ。
新潟県の「古町糀製造所(ふるまちこうじせいぞうじょ)」とロート製薬が共同で開発した商品で、天然保湿由来成分「白糀コメエキス」が配合されているのが特徴。
↑糀肌シリーズには一通りの基礎化粧品ラインナップがありますが、その中でもこちらは、目元・口元集中ケア用の、最も濃いクリームになります。
糀(こうじ)とは
↑糀とは、蒸した米にコウジ菌を混ぜて発酵させたもので、日本酒や醤油、味噌の原料として利用されます。(*1)。(参考*1:発酵食.com,wikipedia)
(画像出典:「糀肌」誕生ものがたりp.6 画像内の青文字は筆者)↑その「糀」から抽出された「白糀コメエキス」にはヒアルロン酸やコラーゲン以上の保水力があるのだとか。
全成分
↑全成分はこちら。無香料・無着色・無鉱物油です。
使い方
↑専用の小さなヘラが付属しています。
↑本体。
↑フタを開けると、さらに中蓋が。
↑この、中蓋を開けて……。
↑ヘラで、8mmパール粒大のクリームをすくいます。
↑そして、私の場合、このクリームを、スキンケアの最後に、肌荒れしやすい三カ所(上図の青い点部分)に分けてのせ、塗りのばして使っています。
(顔全体には他のクリーム(松山油脂 「肌をうるおす保湿クリーム」)をすでに塗った状態です。)
湿疹化しない
このクリームを初めて使ったのは今年の3月なのですが、塗って、一晩経ったときの皮膚の状態を見たときに「なんだか調子が良いな」という感覚がありました。
皮膚が平たく、落ち着いているといいますか。
……いや、でも、一日目が良い感じなのは他のクリームでもあった。けど、最初は良くても、少しずつ荒れてきて、しまいにゃ湿疹化するんだよ。そして薬を塗って落ち着かせる。これの繰り返し……。
だからこのクリームも、そのうち、そうなってくる可能性がある。
そう思って、期待半分、諦め半分で静観していたのですが、なんだか、いつまでも、肌の調子が良いのです。
薬を塗らずに済んでいる
本当に「薬を塗らなくても良くなった」と言えるのなら記事にしよう。
そう思いながら観察を続けて半年。
なんと、一度も、「かぶれ箇所」に薬を塗ることなくここまで来ることができました。
観察期間が3月~9月と暖かい時期で、乾燥の厳しい季節ではなかったことも影響しているかもしれませんが、今まで、季節問わず、一週間に一度は塗るハメになっていた顔の薬をまったく使わず済んだというのは、私の中でかなり大きい!!
保湿力が高い
このクリーム、やはりさすが「目元・口元スペシャルケア用」で、「皮膚のハリ感をアップさせること」を目的に作られているだけあって、肌にピタッと張り付いて、潤いを保持してくれる感じがあります。
かと言って油っぽかったりテカッたりするということもなく、使い心地は上々。無香料なのも良いです。
クリームの伸び自体はあまり良くないですが、顔の一部に塗るだけなら一回の使用量が少なく済むので、長持ちします。
うまく保湿ができなくて部分的に肌荒れしてしまう……なんて方に、ぜひ一度お試しいただきたいクリームです。
高価ではある
ただ、唯一最大のネックと言えるのがその値段……。
1個、30g入りで6480円(税込)もするのです……。
もう……メッチャ高い……。
ですから、私も、このクリームを購入するときにはだいぶ尻込みしました。
けれど結果的に、購入して良かったと思っています。八年間も悩み続けた皮膚の症状が治まったのは本当にありがたい。皮膚科に行かないで済むのが本当に嬉しい。
今後も皮膚の状態を観察し、好調を維持できるようなら、継続購入しようと思っています!(チビチビ使って長持ちさせます!)
(ちなみに、外出時のマスクとして、現在は「ユニチャーム 超快適マスク」を使っています(PM2.5対応。日本製)。こちら、使っていても肌荒れしたことはなく、日本製の安心感もあり、重宝しています。)
追記:一年半後も好調
2020年9月追記:「糀肌リフトクリーム」をマスク肌荒れ箇所に塗り始めて一年半経過しましたが、その間、薬は一度も塗らずに済みました!
肌はだいぶ落ち着き、洗顔後のスキンケア時にうっかりこのクリームを塗り忘れても平気なくらいになりました。
だいぶチビチビ使っていたせいか、2019年3月に購入したクリームが、底は見えてきているもののまだ残っている状態です。
なくなればリピート購入したいと思います。私にとっては顔の薬代わり。あると安心します!