↑昨日、居間の窓を、網戸を閉めた上でこのように10㎝くらい開けて過ごしていました。
その状態のまま和室でパソコン仕事をしていたところ、窓の方からバン!! と音がして、ああ、強風で閉まっちゃったのかな……と、何気なく見に行ってみたらびっくり。
なんと、閉まった窓と網戸の間に、
蝶? 蛾?
こちら!!↓
↑窓にくっついていたので、そっと網戸を開けました。
……10㎝くらいしか開いていない窓が風で突然閉まったときに、その窓と網戸の間に蝶が閉じ込められるなんて、どんだけの奇跡なんだ~~~!! 偶然にもほどがある~~!!
いやしかし……。
私はおそるおそるその蝶らしきものに近づきました。
これ、本当に蝶なのかな……。
昔どこかで、止まっているときに羽を開いているのが
蝶と蛾の見分け方
そこで、蝶と蛾の見分け方を調べてみたところ、明確な答えが出てきました。
触角の先が、マッチ棒や棍棒のように膨らんでいれば
触角の先が細くとがっていたり、くし状になっていれば
ということで、なんだってええ~~? 触角の先だってええ??
と、早速確認をしに行ってみたところ……。↓
↑あっ!! ちゃんと、触角の先が棍棒やマッチ棒のように膨らんでいる!!
これは蝶々なんやーー!!
ちなみに、止まっているときの羽の開閉については、一般的にはやはり閉じていれば蝶、開いていれば蛾と言えるそうですが、蝶の中には羽を開いて止まる種類もあるので一概に言えないようです。(参考:蝶と蛾、蝶と蛾の違い)
何という蝶なのか
あれが蝶なのはわかった。
でも、じゃあ、何ていう蝶なんだろう?
どう調べれば良いか見当もつきませんでしたが、羽の裏の模様が緑っぽかったので、「蝶 緑」で検索。
出てきた蝶の画像を片っ端から見ていったところ、あ、これじゃない?? というのを見つけました。
ミドリヒョウモン
(画像出典:wikipedia photo byThomas Bresson)↑これ! ミドリヒョウモン!! きっとこれだわ!!
日本の北海道から九州まで、ユーラシア大陸の温帯、寒帯域に広く分布している蝶で、初夏(6月~)に羽化し、真夏は休眠し、秋に活動を再開するそう(*1)。
また、幼虫はスミレ類を食べて育つ(*2)とのことで、スミレを食べるなんてちょっと可愛いなと思ってしまいました。
いつの間にか消える
蝶をここまで間近で見るのは小学生のとき以来くらいで、物珍しく、写真を撮りつつその様子をじっくり観察。
母にも見てもらおうと、母を呼びに二階へ行ったのですが、戻ってきたら、ついさっきまで窓にいたミドリヒョウモンはいなくなってしまっていました。
閉めきっていなかった窓の細い隙間から、どうやら外に出て行ってしまった模様。
1㎝くらいの隙間だったからここからは出ないと思っていたんだけど、そうかあ~。飛び立つ瞬間、見たかったなあ~。
家の中に蝶が迷い込むなんて、生まれて初めての経験でした。きっと先月あたりに羽化したばかりの、若いミドリヒョウモンだったんだろうな。
今頃、どこで何してるかな。北海道の自然の中で、その命を存分に輝かせてほしいです!