今朝、神棚に供えてある榊の水を換えようとしていたところ、ふと窓の外の景色が目に入りました↓
↑あらっ。なんだか綺麗! 手前の低い山はすっかり雪が解けているけれど、後ろの高い山はまだ真っ白で。
期間限定の貴重な風景に思えたので、カメラを持ってきて撮影していたのですが、そのときに思いました。
……あの山、なんて名前なんだろう。
キトウシ山はわかるけれど
↑手前の低い山は、スキー場もある「岐登牛(キトウシ)山」だと知っています。
↑けど、後ろの高い山は……?
なんとなく「大雪山系」(たいせつざんけい)なのはわかるのですが、個別の山の名前を知りたい!!
ということで調査開始。
旭岳と判明
まず、グーグルマップで、「自宅→キトウシ山」の位置関係から「後ろの白い山」の場所に当たりをつけます。どうやら、「旭岳(あさひだけ)」あたりが怪しい……。
そこで、国土地理院の旭岳3Dマップを確認したところ……。
(画像出典:国土地理院旭岳3Dマップ)↑うん! やっぱりこれだ! 旭岳!!
というわけで、キトウシ山の後ろにそびえる白い山は大雪山系の「旭岳」と判明。
まさか旭岳だったとは
旭岳……。旭岳って、北海道の最高峰(2291m)で、このへんでは有名な山です。大雪山旭岳ロープウェイなんてのも、旭川近郊の東川町にあるし……。
そんな有名な山なのに……窓から見えている山がその旭岳と知らなかったとはどういうこと(笑)。
有名な山だからこそ、なんとなく遠い存在に感じて、まさか自宅から見えるとは思っていませんでした。
途中、大学進学などで別の場所に暮らした時期はありながらも、この家に軽く十数年は住んでいるというのに、窓から見える一番高い山の名前を今日初めて知ったというのが我ながら信じられない気持ちです。
一応、モンベル(登山用品店)クラブの会員なのに……(笑)。まあ、今日知ったから良いか。
追記:旭岳に気づかなかった理由判明
昨日、自宅の窓から見えた白い山。名前がわからなかったので調べてみたら、北海道最高峰の「旭岳」(あさひだけ)でした。↓
↑旭岳……。そんな有名な山が家から見えるなんて! この家に住んで十数年は経つのに、そのことを今初めて知るなんて!
あんなに目立つ山なのに、よく今まで調べる気にもならなかったものだ。
などと思っていたのですが、よくよく記憶を掘り起こすと、どうもおかしいのです。
あんな山、今まであったか……?
謎…
↑十年ほど前までは、このように、自宅前のA地点から山が見えていました。
↑しかしその後、道路の突き当たりに新しく家が建ち、A地点から山がまったく見えなくなってしまったのです。
もし旭岳がさらに後ろに高々とそびえているのが見えているなら、山が「まったく見えなくなった」とは思わないはずです。
それなのに、どんなに思い返してみても、立ちはだかった新築の家の向こうに、山が見えた記憶はありません。
普段は見えていない
↑つまり私の記憶には、「キトウシ山」しか残っていない。それ以外の山なんて、存在しなかったはずだ!
……ということはつまり、普段は、旭岳って、見えていないのでは??
そう思い当たって、今朝、カメラを持って昨日と同じ撮影ポイントに行ってみたところ……。↓
↑あっ……。
昨日はあったはずの、真っ白な「旭岳」が、無い!!
↑なんたるマジック……。雲一つない快晴のときにだけ「旭岳」は姿を現すのですね。
いつもは隠れている
どうして旭岳に今まで気づかなかったのか不思議でしたが、これじゃあ無理もないです! おそらく今まで山方面を見たとき、いつも雲で旭岳が隠れていたのでしょう。
そうか……。じゃあ、昨日、真っ白な旭岳を撮れたのは幸運だったのだな!
しかし、「雲がなければ旭岳が見える」とわかったのは収穫でした。今後、空に雲がない日は、真っ先に旭岳をチェックしてみようと思います!