夕方、母から「今、スーパーの屋上にいるんだけどね、虹が出ていてすごく綺麗」と電話がかかってきました。
「虹? ちょっとそれ、携帯電話のカメラで撮っておいてよ!」
「え~どうやって操作するんだっけ」
母に携帯電話のカメラ機能の説明をしようとして、ふとひらめきました。母のいる場所からうちまではそう離れていない。だったら今、外に出ればここからも虹が見えるかも?
「ちょっと外に出て見てきてみる」
私は上着を羽織り、カメラを持って外に出ました。すると、淡くくすんだピンク色の空に、おぼろげながらも確かに虹がかかっています。
すぐにも消えてしまいそうな風情に慌てて、私はシャッターを切りました。↓
↑虹なんて見たのは何年ぶりでしょう。なんとなく虹って、希望の象徴のようで、見つけると嬉しくなりますよね。
雨上がりの虹。苦難を克服したあとにたどり着く喜び……みたいな。