↑2025年5月30日~6月15日まで、私が住んでいる北海道旭川市で第28回 全国菓子大博覧会 あさひかわ菓子博が開催されており、これに合わせて、菓子好きの妹が大阪から二年ぶりにやってきました。
この全国菓子大博覧会は明治44年(1911年)から行われているもので、今回の菓子博は前回(三重県伊勢市で2017年に開催)から7年ぶり、北海道で開かれるのは1968年の札幌市以来57年ぶりという、もう、こんな祭りが旭川に来ることは二度とないだろうという、旭川市民にとってはかなりの大イベント……。
妹におつかいを頼む
この菓子博において個人的に目玉だと思うのは、全国のご当地菓子・約1000品が販売される「全国スイーツマーケット」。
普段、送料をかけなければ取り寄せられないようなお菓子がずらりと並んでいて好きに買えるだなんて、う~ん、夢がある……。
しかしながらこの菓子博、入場料(大人一人1500円)が必要で、その1500円が……節約生活の中ではそうホイホイ捻出できる額ではなく、行きたいには行きたいんだけれど、ウ~~~ン……。
と決めかねていたところ、妹から、欲しいお菓子があるなら買ってくるよというありがたい申し出があったので、お願いすることにしました。
赤福の「白餅黒餅」
そして出品されているものの中から第一候補として母と選んだのが赤福の「白餅黑餅」!! 2020年から発売された新たな定番商品(*1)とのことで、食べたことがなく、興味がありました。↓
↑赤福公式オンラインショップでは北海道は発送不可地域で、道民には入手困難なこともあってか、赤福コーナーは大盛況で、妹が「白餅黒餅」をゲットした20分後の10時40分には売り切れてしまったそうです(開場は10時)。
↑ウワーーヤッターー!! 白餅黒餅だーー!!
原材料
↑原材料はこちら。もち米、小豆、白小豆は北海道産(*2)というところが素晴らしい。変な添加物が入っていないのも赤福の良いところ。(参考*1*2:PRTIMES、原材料について)
↑カロリー等はこちら。
開封
↑包装紙を取り去りました。ヘラと説明書きが赤い紙の帯で留められています。
↑説明書きはこちら。
黒餅は昔からの黒砂糖味のお餅
白餅は白小豆を使い清らかさを込めたお餅
江戸から令和に続く味の移り変わりをお楽しみ下さい
とのこと。
↑板状のフタを開いて……。
↑餅を覆っていたシートをめくると……!!
↑おおーー!! 白餅と黒餅が姿を現しました!
みずみずしいあんこ
↑あんこがみずみずしくて美味しそう!
↑早速、この付属のヘラを使って食べてみたいと思います。(このヘラ、昔は木製だった気がしますが、今は紙製のようです)
黒餅は昔の赤福の再現
まずは黒餅から!↓
↑ヘラですくって持ち上げると、餅が伸びました!
赤福って、今までお土産でいただいたものしか食べたことがなく、食べる頃には製造翌日で、お餅もやや固くなってしまっていたのですが、今回の「白餅黒餅」は消費期限から考えると恐らく製造当日のもので、きっとそのおかげで餅がまだ軟らかいんですね。嬉しい!
この黒餅は、江戸時代から明治時代まで作られていた黒砂糖味の餅を再現したものであるとのこと。
赤福には昔は黒砂糖を使っていたというのは聞いたことがあり、体への良さを考えると今も白砂糖よりは黒砂糖を使ってくれた方が良いのになと思っていたので、黒砂糖の赤福が出たというのは画期的に思えます!
黒餅を食べてみる
早速食べてみると、オッ!! これは、美味しい!!
ザラザラ感のあるこしあんが、ガツンと濃厚な黒糖味で、茶色い薄皮の温泉饅頭に通じる風味といいますか、通常の赤福に比べどこか親しみを感じさせる味です。
白砂糖ではないので甘さがキーンとしていなくて食べやすい! 私はこの、黒餅、好みです!
白餅を食べてみる
↑次は白餅!!
普通、白あんというと、原料に
と思いながら食べてみたところ、オッ!! これは上品!!
お茶席に出てくる練り切り(上生菓子)のような、手亡豆の白あんに比べるとクセのない、スッキリとした美味しさです。
美味しかった
ということで、今回、妹のおかげで幸運にもゲットできた白餅黒餅、美味しかったです!
赤福というと、ちょっと甘さが強く、一個でも十分に満足できるというイメージがあり、今回、二日間という短い消費期限の中で、母とこの一箱(合計八個)を食べきれるのだろうかと思っていたのですが、黒糖の濃厚さと白小豆の上品さを行ったり来たりするのが楽しくて飽きも来ず、甘いことは甘いのですがそれもあまり気にならず、濃い煎茶とともに無理なくすべて食べきることができました。
お餅が軟らかかったのも良かった!
なかなか伊勢参りも難しい中、思いがけず伊勢の方から自宅に来てくれたようで、心だけは伊勢に飛びました。
通常の赤福と比べて
通常の「赤福」と「白餅黒餅」だとどちらが好きか、ネット上の声を拾ってみたところ、どちらにもファンは多いながら、若干通常の「赤福」に軍配が上がっているような感じでしたが、黒蜜や黒糖菓子好きの私には「白餅黒餅」(特に黒餅)が心にヒットしました。
いつかまた伊勢に行けたあかつきには「白餅黒餅」を食べられたら良いなあ~なんて思いますが、この「白餅黒餅」って、現地の赤福店舗における喫茶メニューには無い(*3)んですよね。(参考*3:白餅黒餅の店舗一覧)
お土産として箱で買うのではなくて、本店の中で、五十鈴川を眺めながら、お盆にのせられた「白餅黒餅」を熱々のお茶とともに食べる……なんてことがしてみたいのですがね!
いつか、「白餅黒餅」も喫茶メニューに入れば良いなと思います。