
今月の初め頃、前日までは何ともなかった左奥歯の噛み合わせに、急に違和感が生じました。
銀歯が浮いたような

↑具体的に言うと、この、左下の一番奥の歯(左下7番)。
神経を抜いて金属の土台(メタルコア)を入れた上にクラウン(銀歯)をかぶせてある歯で、今年の7月にその銀歯が食事中に外れ、つけ直してもらったばかり。
その銀歯が、なんだか浮いたような、噛み合わせが高くなったような、変な感じなのです。
再装着から五ヶ月しか経っていないのに、また銀歯が外れそうになっているんだろうか??
どうしよう。そうなったらまた歯医者に行かなければいけない。
ストレス・疲れのせい?
そんなことを考えながらも、母に噛み合わせの違和感について相談してみたところ、「疲れていたりストレスがあったりすると歯の具合が悪くなるからそのせいかもしれないよ?」と言われました。
そう言われてみれば最近睡眠時間が短く、疲れが溜まっていたかもしれない。
そういう肉体的ストレスのせいで歯が浮いたように感じられていたならば、疲れが取れれば治るかな?
そう思い、そこから睡眠時間を増やし、なるべく疲れすぎないように体力を温存しながら三日ほど過ごしてみたのですが、歯の調子は改善せず。
それでいて、意外と、銀歯が取れる気配もない。
ストレスや疲れのせいでもない。銀歯が取れそうになっているわけでもない。
えーー?? じゃあ一体何なの?? この噛み合わせの高い感じ!!
悩みになる
この、急な噛み合わせの変化は、日常生活でとても気になる悩み事となりました。
違和感のある左奥歯を
もはや、正しい噛み合わせがどんな感じだったかもわからない。
どんな風に
私はこのまま一生、この噛み合わせで生きていかなければならないのかな?
そうだとしたらそれはそれで腹をくくらなければならないけれど、なんだか憂鬱だーー!
歯周病の可能性?
一体、どうしてこうなってしまったのか……。
原因がわかれば対処のしようもありそうなものなのだが……と思い、インターネットで急な噛み合わせの違和感について調べてみたところ、
歯周病
顎関節症
歯の損傷
歯ぎしり
等が原因として挙げられており(*1)、それぞれについて検討してみた結果、私の場合、一番あり得ると思ったのは歯周病でした。(参考*1:インビザラインブログ)
歯周病の心当たり
中林デンタルケアクリニックによると、「歯が動いたような、浮いたような違和感」がある場合、第一に考えられるのは歯周病であるとのこと。
歯周病は、進行が初期の段階では、歯ぐきの腫れや出血が見られる程度ですが、中程度にまで進行すると、歯周組織の炎症が進み“歯が浮いたように感じる”事があります。
問題の左下奥歯は、鏡でパッと確認した感じ、歯ぐきは特に腫れているように見えず、歯磨きの際に出血もありませんでしたし、あまり歯周病というのは疑っていなかったのですが、そういえばここ数ヶ月、それまでよりも歯磨きの仕方が甘くなっていたことに思い至りました。
ワンタフト歯ブラシの使用をさぼっていた
私が使うのをさぼりがちになっていたのがこちら。↓

↑ワンタフトブラシ プラウト。(日本製)(1本340円)

↑「ワンタフト」とは「毛束が一つ」という意味で、先端がとがった形をしています。
↑こんな風に、歯と歯の間に毛先を当ててクルクルと回し(または小刻みに動かし)、普通の歯ブラシでは届かない場所にある歯垢を取り除きます。(詳しい使い方はこちらの動画(YouTube)を参照)
ワンタフトは十日に一度くらいの使用になっていた
私は、2008年に親知らずを抜歯したのですが、そのときに歯に対する意識が急激に高まり、ワンタフトブラシも併用した歯磨きをするようになりました。
しかし、普通の歯ブラシの歯磨きの後でワンタフトで仕上げをするのはちょっと手間でもあるので、徐々に頻度が減って、この十年ほどはワンタフトを使うのは四日に一度程度になっていました。
それが、ここ数ヶ月でもっと間延びして、十日に一度くらいになってしまっていて、それでもそこまで不具合が出ているような気がしなかったので油断していたのですが、もしかしたらそのことが!! 歯周病の発生→噛み合わせの異変につながっていたかもしれない!!
ワンタフトで朝晩磨く

その可能性に希望を託し、私はその日から猛然と、ワンタフトによる仕上げ磨きを一日二回(朝晩)行うようになりました。
特に、問題の箇所(左下奥歯)は念入りに。
すると翌日、噛み合わせがそれまでよりマシになっている感じがして、「ワンタフト、キタコレ」と思い、左では物を噛まないようにしながら、ワンタフト歯磨きを継続。
ワンタフト二十日継続でだいぶ改善
そうすると、噛み合わせは、一進一退ありつつも徐々に改善していき、ワンタフト朝晩磨き開始から二十日ほど経過した現在、ほぼ元の状態に戻ったと言えるくらいに状態が良くなりました!
ただ、まだ問題の左奥歯で噛むと、たちまち悪化してしまうというか、噛み合わせがすぐにおかしくなる感じがあるので、状態が落ち着くまでは右だけで噛もうと思っています。
しかしながらカチッと上下の歯を噛み合わせたときに高い感じがなく、食事中の不快感がなくなったのは本当に嬉しい! 料理の美味しさを感じられるようになりました。
今後も、「普通の歯ブラシによる歯磨き」+「ワンタフトブラシによる仕上げ磨き」を続けて、歯ぐきの健康を戻していきたいです。
それにしても、ワンタフトというアイテムを知っていて良かったです。歯ブラシだけではこの噛み合わせ異常を改善させられませんでした。歯周病予防・改善には必需品とも言えるかもしれません。
















