↑今年の春頃、朝、歯磨き後に鏡で歯を見ると、前歯の一本がうっすらと茶色くなっている気がして驚き、よくよくチェックしてみました。
すると、気のせいではない。やっぱり、なんだか茶色い。隣の歯と色が違う。
それに、下の前歯にも、ところどころに着色汚れが。
え゛っ。何これ、ステインってやつ??
今までは無かった
歯の着色汚れ=ステインといえば、お茶やコーヒーをよく飲む人につきやすいものとして有名で、確かに私は毎晩煎茶を飲んでいるし、ステインのつきやすい食生活かもしれないけれど、毎日煎茶を飲むようになって恐らく十年以上経つのに、その間、こんなに歯の着色が気になったことは一度もありませんでした。
なのに、急に何なの? こんなにステインがついて。
冬に歯医者に行って、歯科治療のついでにクリーニングをしたから、そのときに歯を必要以上に研磨されて表面がザラザラになって汚れが付きやすくなった……とか、そういうことあるだろうか?
ステイン除去の歯磨き(アパガードリナメル)購入
と、若干の歯科不信に陥りながらも、とりあえず着色を落としたくて、ネットで評判の良い歯磨き粉を探し、買ってみたのがこちら。↓
↑こちら、歯科医院専用品として販売されている薬用歯磨き(医薬部外品)。
着色汚れを落とし、歯の傷を埋める
薬用成分の「マクロゴール400(PEG-8)」、「ポリビニルピロリドン(PVP) 」が
着色汚れ(たばこのヤニ)を浮かせてやさしく落とす
とされており、実際、着色汚れが落ちたという口コミも多かったです。
また、「ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイト」には
歯表面のミクロの傷を埋めて滑らかにし、歯垢や着色汚れをつきにくくする。
エナメル質から溶け出したミネラルを補給し再石灰化する。
というはたらきがあるそうで、歯の傷を埋めたり再石灰化できるという点は魅力に感じました。
全成分
↑全成分はこちら。甘味剤がキシリトールというところが良いです。
アパガードリナメルで確かに白くなった
↑私はこのリナメルで、朝晩一回ずつ、特に着色汚れのひどい歯を中心に念入りに磨きました。
すると、毎回目に見えて汚れが落ち、四日目にはすっかり綺麗に。
うわ~、本当にステインが落ちた。良かった~。
と安心して、リナメルの使用を中断したのですが、一週間ほど経った頃によく確認すると、また前歯がうっすらと茶色くなってきてしまっています。
リナメルを使わないと着色する
それから色々試しましたが、どうやら、リナメルを朝晩使い続けないとステインが再付着するようでした(朝か晩の一回だけではダメだった)。
それはちょっと困ると思いました。
確かにリナメルは良い歯磨き粉です。磨くと歯がキュッキュッとして気持ち良いし、低発泡だし、ステインも落ちるし。
ただ、やはり「ステインを落とすような成分」はちょっと化学的で、ネットで調べると毒性は低いと出るので大丈夫だとは思うのですが、今までわりと自然派な歯磨きを好んで使ってきたためにそういうのが含まれたものを頻繁に使うのは心理的にちょっと抵抗があるというか、なるべくならピンポイント的な使用にとどめたい。
でも継続使用しないとステインがついてしまうというのでは、一体どうしたら良いのか。
ステインがつくようになった原因を考える
私はもう一度、今までの歯の歴史をよく振り返ってみました。
ずっと、毎日お茶は飲んできたんだ。それでも気になるようなステインが付いたことはなかった。
じゃあ他に、ステインが付くようになった頃、何かそれまでと変えたことはなかったか?
そう考えて、ふと、「もしかして」と思い当たることがありました。
ステインが付くようになった一ヶ月前ほどに、朝使う歯磨きをそれまでとは変えたのです。
朝、研磨剤無しの歯磨き粉を使い始めたからか
私は現在、夜は乳酸菌入りの「デントラクト」という歯磨き粉を使っています(レビュー記事はこちら)。
↑こちら、1本(70g)で1000円ほどの高価な歯磨き粉なので、バンバン使うのはもったいなく、朝は別の歯磨き粉を使うようにしていました。
大抵は、昔に買って、他の家族も使わないため消費しきれず残っているようなもので、在庫処分のような感じで私が朝の歯磨きに積極的に使っていました。
その、朝の歯磨き粉がちょうどなくなって次のものに変えた時期と、ステインが付きやすくなった時期が一致する気がする。
私が直近で使っていた朝の歯磨き粉は、ジェルタイプで、研磨剤不使用のものでした。
もしかしてそのことが、ステインが付きやすくなったことと関係しているのだろうか?
研磨剤(炭酸Ca)入りの歯磨き粉にしてみる
そこで、朝の歯磨き用に、まず研磨剤が入っていることを条件に、なるべく自然派で、財布に優しく、評判も良い歯磨き粉を探して買ってみたのがこちら!↓
↑パックスナチュロン 緑茶石けんはみがき!!(120g 946円)
全成分
↑全成分はこちら。すごくシンプルな内容です。100%自然成分由来。チャ葉(緑茶)エキスが口臭対策として配合されているのが特長。
効能
↑効能はこちら。「歯を白くする」と明記されています。その効能に期待!
開封
↑本体ボトルはプラスチック製で、しっかりした感じで清潔感があります。
↑開けやすいワンタッチキャップ。
↑キャップの下、歯磨き粉の出口にはシールがしてあるので、一度キャップを外します。
↑中身が空気に触れず密封されているのが良いです。このシールを剥がしたら、またキャップをします。
↑押し出してみました。やや黄味がかったクリームです。
朝の歯磨きに使用~ステインがつかない
この歯磨きを使い始めるにあたり、まず「アパガード リナメル」でステインを落としてリセット。
そして翌日から、この「パックスナチュロン 緑茶石けんはみがき」を朝の歯磨き用として使用開始しました。
夜は、今までと同じ「デントラクト」。
そして様子を見ていたところ、一週間経っても、二週間経っても、歯の白さが保たれているぅぅーー!!
ステインの再付着無し! これだよこれこれ!! ヤッターー!!
緑茶石けん歯磨きはステイン防止に有効
そうか、やっぱり、研磨剤無しの歯磨き粉を朝に使い始めたことが、ステイン(歯の着色)の原因だったのか。
ただ、夜に使っている「デントラクト」にも一応研磨剤(炭酸Ca)は入っているんだけれど、「デントラクト」だけだと、晩に一回使用しただけではステインは防ぎきれなかった。
つまり歯磨き粉における研磨剤は、入っていなければもちろんステインが付くし、入っていても、配合割合が少量だと、やっぱりステインが付いてくるものなのかもしれない。
その点、「緑茶石けんはみがき」は、一日一度(朝だけ)の使用でもステイン再付着を防げる程度の研磨剤が入っているのだろう。
ステイン防止に研磨剤も少しは必要
研磨剤って、その言葉の響きから、「歯を削る」ような怖いイメージを持たれがちで、実際、日本で初めて歯磨き粉が発売された頃の商品には粒子の粗い研磨剤が入っていたこともある(*1)ようですが、
現在では国際規格によってそのような研磨剤は配合されていません。(*2)(参考・引用*1*2:八潮駅前通り歯科医院)
とのことなので、私のように毎日煎茶を飲むような人は、ステイン防止のために、ちょっとは研磨剤が入っている歯磨き粉を使った方が良いのだろうなと思いました。
緑茶石けん歯磨きは総合的に使いやすい
というわけで、今後は、朝用の歯磨き粉として「緑茶石けんはみがき」を使っていこうかなと思います。
「緑茶石けんはみがき」は、薄甘い中に、緑茶を思わせる若干の苦みと、スッとしたスペアミントの爽やかさがあり、楽しい歯磨きタイムを過ごせます。
泡立ちらしい泡立ちはほとんどなく、一歯ずつじっくり磨けます。
また、石けん成分は口腔内の粘膜や舌(
歯もツルツルになるし、着色も防げるし、たっぷり120g入って946円でなかなか手頃だし、成分も安全だし、総合的に使いやすい、良い歯磨き粉だと思います。
これで、ステインを心配することなく煎茶を飲めそうで嬉しいです!