↑岩倉製茶で売られている有機緑茶のクッキー、『おちゃらクッキー』が好きなのですが、このおちゃらクッキー、販売が再開されたと思ったらすぐ売り切れてしまうんですよね。現在も品切れ中……。
再販が待ちきれず、もう自分で作ったろかい!と腰を上げました。
原材料
原材料だけはわかっています。『国産小麦粉、砂糖、バター、有機栽培茶、有機栽培微粉末茶』
配合率は謎ですが、一般的なアイスボックスクッキーのレシピを参考に、やたらと粉末茶を入れて作ってみたのがこちら。↓
↑焼いているときは抹茶アイスクリームのような良い香りが漂い、うまくいくかもと胸をときめかせたのですが……。
かじってみたら、苦ぁぁぁぁぁい!!!どこまでもどこまでも、苦い! なんじゃこれはぁぁぁぁ!!
これじゃあお茶のかたまりじゃないかよぉぉぉ!
……そりゃあさあ、初めての挑戦なんだし、配合率もわからなかったんだから仕方ないけどさあ! 粉末茶入れすぎたよなあこれは。色も、緑を通り越してなんだか焦げ茶だし。
仕事から帰ってきた母に食べてもらったところ、「カカオ80%のチョコの緑茶バージョンみたいだね♪」と言われました。「一日一個なら食べられるよ♪」「あんこをつけて食べたら美味しいんじゃない?」ですって……。
いやしかし……。今回の挑戦で、「次回はもっとこうしたら良いのではないか?」というポイントが浮上してきました。
まったくわけがわからないながらももとりあえずやってみたおかげで、とっかかりがつかめたのです。今回の経験は貴重な財産です。
ここをスタートに色々試してみれば、目指す境地にいつかはたどりつけるかも……? リベンジなるか? 目指せおちゃらクッキーの味!
そしてうまくいったあかつきには、サイトにレシピとして掲載したいぞ!
↑今回使った粉末茶。ほぼ一袋入れました……。
粉末茶を入れすぎて失敗したクッキー作りに、粉末茶を減らして、今日、再挑戦しました!
↑これ! 結果は、主観的には大成功です! パリッサクッと軽い食感で、甘さ控えめな中にお茶の苦みがきいています。
嬉しかった
いやあ、食べたときは、思った以上に嬉しかったです。お菓子作りって、成功するとパーッと気分が華やぐものなんですね。前回失敗している分、喜びもひとしお。
前回のクッキーには微妙なコメントを残していた母も、今回は「美味しい! すごい!」と大絶賛。父は、「美味しくできているね。本物みたい。……あ、本物か」と言っていました。
実は諦めかけていた
……実は、このクッキー、リベンジしたいと言いながらも、心のどこかで「もういいや」と思っていました。
前回のクッキー、結果としては失敗作になってしまったのですが、そこに至るまでの労力はけっこうなものだったんですよね。
お菓子作りってけっこう力がいりますよね。だから、「あんなに苦労したのに、なんだこのクッキーは」……と、がっくりきてしまったのです。
もう手作りなんて大変。市販のものでいいや。と思って。
けれどやはり、悔しさの芽は消えていなかったのですね。もういいやと思ったはずなのに、おもむろに再挑戦する気になって、台所に立ちました。
再挑戦して良かったです! 苦い経験が、見事に昇華されました。
でも、まだ改良の余地があります。一番気になるのはバター。今回は、スーパーで売られている普通の無塩バターを使いましたが、今度は、健康的な牛の牛乳で作られた安心バターを使ってみたいです。
再販を待ちきれずに真似て手作りまでした緑茶のクッキー、『おちゃらクッキー』が再販され、喜び勇んで5袋注文しました!
↑国産小麦粉使用で、有機栽培茶がたっぷり練り込まれています。つなぎ(卵)の代わりにお茶を使っているというのが本当にすごいと思います。
原材料を再掲すると、「国産小麦粉、砂糖、バター、有機栽培茶、有機栽培微粉末茶」。すごくシンプルですよね! こんなに素敵な素材の緑茶クッキーは他では見たことがない! ちなみにバターは豊橋市産なんだそうです。
これ、本当に好きなんですよ私。お茶の苦みが美味しいんです。こんなにお茶の味がするクッキーは、大手メーカーなら勇気がなくて挑戦できないだろうなと思ってしまいます。
興味のある方はチェックしてみてください! 売り切れやすいですが、「再入荷のお知らせ」ボタンを押して設定しておけば再販されたときにすぐ通知が来て便利です。約8枚入りで270円です。
自作クッキーとの比較
さて。先日リベンジして一応成功した緑茶クッキーは、このおちゃらクッキーの味を目指して作ったのでした。果たしてどのくらい近づけていたか……。早速一袋開け、ポリポリと慎重に食べてみます。
すると。う~ん、かなり近い線までいっているんだけど、まだ違う点がある。
おちゃらクッキーの方が、甘さ控えめで、歯触りが柔らかい。
つまり、私が前回作ったクッキーの配合よりも、もう少し粗糖と薄力粉を減らしてみたら良いのかもしれない。
焼き色は似た感じなので、180度15分で大丈夫そうです。
原材料だけがわかっている中で、自分の五感のみを頼りに正解の味に近づけようとするのは、なんだか暗号を解くようで面白いですね。
(追記:今回の考察を元に改良したレシピをアップしました→「抹茶クッキーのレシピ」)