先月(2017年7月)の中頃。
夜、和室でパソコン作業をしていたところ、突然、画面が暗くなりました。↓
ハッ!! として固唾を飲みながら見守っていると、再び明るくなります。
しかしまた暗くなって……。を2~3回繰り返し、最終的に、元の明るい状態に戻って、それ以降は変化が起きませんでした。
……直近にパソコンに保存した写真群のバックアップを取っていなかったため、暗くなったまま戻らなかったらどうしようかと思っていたのですが、とりあえず、戻って良かった。
それにしても……。何だ? 今の。故障の前触れ? もうすぐ寿命だよってパソコンが教えてくれているんだろうか??
昨年10月から準備をしていた
バックアップしていなかった写真群のバックアップを急いで行いながらも、私の心は静かでした。
ついにこの日が来たのかという感じ。
私が現在使っているデスクトップパソコンは、ソニーのVAIO(VPCJ118FJ)。
2010年9月に購入したもので、もうすぐ使用8年目に突入する大ベテラン。
使用5年も過ぎればいつ寿命が来てもおかしくないと言われているパソコン界において、かなり頑張ってくれている功労者です。
一度も故障無く、買った当初の使い心地を維持したまま、ここまできてくれました。
ソニーがまだパソコン事業をやっていた頃の忘れ形見、VAIO。できるだけ長く使用継続したい。(ソニーはパソコン事業から2014年に撤退しました。)
しかしながら、もう、いつ突然故障してもおかしくない時期に入っているだろうことは事実。
買い替えに備え、次のパソコンの選定を進めておいた方が安心だ。
……ということで、昨年(2016年)の10月から、密かに、次のパソコン探しを始めていたのでした。
ツクモのeX.computer
そして、私が購入を予定していたのはツクモのeX.computer。
↑いわゆる「BTOパソコン」(パーツ構成を細かく指定して注文すると、店がその通りに組み立ててくれる)。
本当は国内メーカー産が良かった
本当は、サポートに安心感のある国内メーカー産のパソコンが良かったのですが、
・ソニーは前述の通りパソコン事業から撤退。
・NECは2011年に中国の企業(レノボ)と提携したため抵抗がある。
・エプソンは好みの構成にしようとすると高額になりすぎる。
頼みの綱、富士通もレノボと提携するらしい
最後の頼みの綱はメイドインジャパンを売りにする富士通だったわけですが、この富士通からレノボとパソコン事業統合を検討していると2016年10月に発表があり、「富士通よ、お前もか(泣)」と、泣く泣く候補から除外。
パソコンショップから選ぶ
そこで、国内の、BTOパソコンを販売しているパソコンショップに候補を絞り、その中でもネット上口コミでの評判が良く、リアルフォース(キーボード)購入のときに試し打ちを店頭でさせてもらったことから縁を感じるツクモで購入しようと決めたのです。
いざ買おうと思ったら手が止まる
そして起きた、VAIOのディスプレイ明滅事件。
なんとか持ち直してくれはしたけれど、チカチカしたということは、おそらくそう遠くない時期に寿命が来そう。もしかしたら数日後とか……明日とか??
そう思うと焦りが走り、「早く、次のパソコンを買わなければ!!」と、私はツクモの「eX.computer」販売サイトにすぐ赴きました。
そして、パソコンのパーツ構成をカスタマイズして注文しようと思ったのですが……。
いざ購入しようとすると、なぜか、注文ボタンを押す直前で手が止まる。
どうも、心に「もう一押し」が足りない。何か、この選択は正しくないようだ。
何だろう? ツクモで購入するということで心は決まっていたのに……。
何が正解なのか
結局その日は行動を起こせず、就寝時間に。私はベッドに入ってからも、何が正解なのか考え続けました。
そして心に浮かんだのは「富士通」。
そうだ。富士通は、レノボと「提携を検討する」と言っていただけで、「提携した」とは言っていない。
あの発表からすでに九ヶ月も経っているから、とっくに提携しているものだと思っていたけれど、もしかしたらまだ提携していないという可能性も……??
富士通がまだレノボと提携していなかった
翌朝、起床した私はすぐにそのことを調べてみました。
すると、なんと富士通、まだレノボと提携していないことが判明!!(参考:日本経済新聞)
ファーーー!! ……ってことはまだ富士通のパソコンはメイドインジャパンなんですかい??
勢い込んでバタバタと「富士通ショッピングサイトWEB MART」にアクセス。
すると……!↓
↑ちゃんと「MADE IN JAPAN」の文字が!!(泣)
うわあ~、富士通、まだレノボと提携してなかったのかーー!! それは朗報だっ!!
レノボと提携する前に!! メイドインジャパンのうちに!!
富士通のパソコンを買おう!!
富士通PC:サポート面のメリット
富士通のパソコンを買うにあたり、私が期待したのはサポートの良さ。
国内メーカー産のパソコンを買いたい理由って、大部分がそこにあります。
今回、改めて富士通のサポートを調べて良いなと思ったのは以下の三点。
三年保証を無料でつけられる
「富士通ショッピングサイトWEB MART」でカスタムメイドモデル(CPUやメモリの種類を選択できるパソコン)を購入すると、メーカー延長保証3年サービスを無料でつけらる。
これはいいんじゃないか? と思いました。保証期間は、長いに越したことはないですからね。
(10080円払えば5年保証にもできます。)
修理時の往復送料が無料
保証期間内の修理にかかる運賃(往復)が無料。
これは、大手メーカーのパソコンであればわりと普通のことではありますが、BTOパソコンショップで購入すると、保証期間内であっても、私が調べた限りでは「復路の送料は無料だが、往路(発送時)の送料は客負担」だったので、「往・復ともに送料無料」というのは大手メーカーならではの安心サービスだと思いました。
保証開始日は初めて電源を入れた日
あと! これは、富士通パソコンについて調べる上で最も感動したことなのですが、富士通パソコンは、製品保証の開始日が、「初めて電源を入れてWindows のセットアップを実行した日」なのです。(引用:富士通FMVサポート)
パソコンが届いてもすぐには使わない(電源を入れない)のなら、その期間分、保証を延長する。というのは、すごく良心的だなあと思いました!
(ただし、パソコンの機種ごとに修理対応期間が決められているので、最高に保証を延長できてもその期日までということにはなりそうです。)
富士通PC:お役立ちソフト
かな漢字変換ソフトの「ATOK」
大手メーカー製パソコンの特徴としてよく挙げられることに「最初からたくさんのソフトが入っている(プリインストールされている)」というのがあり、そのソフトがあまり使わないものだったりすると宝の持ち腐れ状態にもなってしまうのですが、富士通パソコンの場合、私にとってはとても魅力的なソフトが一つ入っていました。
それは、ATOK(エイトック)!!↓
↑ATOKとは、ジャストシステムという日本の会社が開発した「日本語かな漢字変換ソフト」。
パソコンで文章を書いているとき、漢字が文脈に応じて正しく変換されないとストレスになりますが、ATOKはかなりの精度で正しく漢字を変換してくれます。
しかも、間違った言葉を使いそうになったときに注意喚起をしてくれたりもして、うっかりミスを減らせます。
ATOKを買わずに済んだ
長文書きには必須! と言えるくらいすごく使いやすくて、大学時代にパソコンを使い始めた当初から愛用しているATOK。
今回、新パソコンを買ったらそれにも絶対インストールしようと思っていたので、最初から入っているという事実を知ったときは興奮しました。
新規に購入すればアマゾンで約6000円ほどするソフトなので、その分が丸々浮いたことになります。
(ATOKは、一部機種を除き、2015年9月発表モデル以降の富士通パソコンに付属しているそうです。)
年賀状ソフト「筆ぐるめ」
あと、年賀状作成ソフトの「筆ぐるめ」が入っているというのも地味に良かったです。
↑「筆ぐるめ」はVAIOにも入っていて、宛名印刷に使っていました。
VAIOの「筆ぐるめ」に入力した宛名データを富士通PCに移せばそのまま使えそうなので、これも私には富士通PCを買う「メリット」の一つに感じました。
支払いに「楽天ポイント」が使える(楽天ペイ)
あと、これも画期的だと思ったのですが、「富士通ショッピングサイトWEB MART」で購入すると、支払い方法として「楽天ペイ」というのが選べるんです。
「楽天ペイ」とは、楽天を通じて決済を行える仕組みのことで、楽天会員IDに登録してある(楽天市場で普段使っている)クレジットカードや楽天スーパーポイント・楽天キャッシュで支払いをすることができます。
楽天スーパーポイントが貯まる
購入100円につき、楽天スーパーポイントが1ポイント付与されるのも特長。
パソコンは高額ですから、楽天スーパーポイントがつくというのは嬉しいですよね。10万円支払えば1000円分の楽天スーパーポイントがつくということですから。
楽天ポイント・楽天キャッシュ使用時の注意点
「楽天ペイ」では、支払いに楽天スーパーポイント・楽天キャッシュが使用できるのも大きな魅力です。期間限定ポイントなんかを有効に利用できるのでお得感があります。
ただ、使用額に以下の上限があるのでそこは留意しておく必要があります。
・楽天スーパーポイント:3万円分まで
・楽天キャッシュ:10万円分まで
購入
というわけで!! 「富士通ショッピングサイトWEB MART」にて、液晶分離型パソコン(FMV ESPRIMO DHシリーズ WD2/A3)を購入しました!!↓
主なスペックは以下の通り。
・CPU…Intel Core i5-6500
・メモリ… 8GB (4GB×2)
・ストレージ…256GB SSD
・2ndHDD…3TB HDD
・光学ドライブ…Blu-ray Discドライブ
こだわりはSSD
新パソコンを買うのであれば、旧パソコンに比べて性能もそれなりに向上させたいものですが、今回、私が特にこだわったのがストレージ(パソコンのデータ保存場所)をSSDにしたこと。
ストレージといえば「ハードディスク」がずっと当たり前で、私もそれしか知りませんでしたが、ここ数年で「SSD」というのが台頭してきたらしいのです。
ハードディスク(HDD)に比べ、SSDにOSやソフトを入れると起動が「すごく速くなる」というのがネット上でのもっぱらの評判。
その速さを一度体験するとHDDにはもう戻れないとか……?
ストレージをSSDにするとそれだけで1万5千円ほど高額になるので、HDDでもいいかなあとも思いましたが、この際、せっかくだから流行を体験してみたいと思い、「SSD」を選んでみました。
DドライブはHDD
ちなみに、ストレージが256GBのSSDだけだと足りないので、Dドライブとして「3TBのHDD」をつけました。このDドライブに写真などを保存していく予定。
……本当は「3TB」も要らなくて、「1TB」くらいで十分だったのですが、「3TB」しか選べなかったのでそうしました。まあ、大は小を兼ねるから良いのかな?
未開封
そんなこんなで、約一ヶ月前に手元に到着した新パソコン。
まだ開封していません!!
すぐにでも壊れるかと思ったVAIO(旧パソコン)が、明滅事件の後、何事もなかったかのように順調に動いているのです。
まだVAIOが使えるなら、そう慌てて新パソコンに乗り換えることもないか……。
と、立派なダンボールに入れたまま、和室の隅に置いてあります。
実際に使うのはもう少し先になるかな……?
新パソコンを使ってみたら、そのときにまた改めてレビューをしたいと思います!
追記:今さら気づいた不満点
今日発見した新事実。
なんとこの富士通PC、メモリーカードスロットがついていないんですよ!!
↑メモリーカードスロットとは、パソコンの横についているこれ(写真は、VAIOのメモリーカードスロット)。
USBポートなどの仕様は確認していたのですが、メモリーカードスロットについては「ついていて当然」と思っていて、入念なチェックをしていませんでした。
それが。今日、この記事をアップする前に、「そういえばメモリーカードスロットってどこについているんだろう」と思って、富士通サイトで改めて仕様をよく調べたら、パソコンの前面にも、背面にも、どこにもついていないじゃないですかっ!!
私は、写真をパソコンに取り込むのにSDカードを多用するので、メモリーカードスロットが無いという事実には「うわあ~~」とわりと打ちのめされました。
何で? 何でなんだ富士通?? そのセンスが私にはよくわからないよ!!
今どきはメモリーカードをパソコンに差す人が少ないということなんだろうか??
でも……まあね。人間万事塞翁が馬なんでね。
きっと、これは私にとって良いことに転じるんだよ!! これは良い出来事なんだよ!!
というか、意地でも「良い出来事だった」ということにしてみせる!!
(もし購入前にメモリーカードスロットが無いことに気づいても、きっと私は富士通PCを買ったと思います。外付けすればなんとかなるので。)
(追記:最終的に、こちらの外付けカードリーダーを購入しました。すごく調子良く使えています!↓)
追記:ついに開封
購入から1ヶ月半も未開封だった富士通PC。ついに開封&セットアップして使い始めました! 使用レビューはこちら。↓