2009年12月5日、当サイトは公開からちょうど一周年を迎えた。
気分としてはまさに誕生日。人間の誕生日のようにめでたい気分になったため、具体的に誰の誕生日の気分に近いか考えてみた。
自分の子どもという感じだろうか? いや、何か違う。じゃあ兄弟? 親? 友達?
どれも違う。たとえるなら、そう、自分自身の誕生日のような気分。
そうか、このサイトは私自身でもあるんだ。ハッピーバースデイ。
ケーキに立てた一本のロウソクに火を灯し、モニターに向かって掲げた。
生ちらし寿司
誕生日を迎えるにあたり、ご馳走として用意したのは生ちらし。地元で一番の魚屋で天然物の刺身を買い、炊きたての胚芽米で作った寿司飯にこれでもかというくらいに盛りつけた。
寿司に、ケーキ。いかにも誕生会といった雰囲気のメニューだ。しかし主役は人間ではなく、サイト。
今までいくつかサイトの運営経験はあって、一周年を迎えたこともあったが、そのときはまったく誕生日を祝う気になどならなかった。ああ、一年経ったか、よく続いたな、頑張ったな、と思うくらい。
誕生日を祝おうなどと本気で思って実行に移したのはこのサイトが初めてだ。
自分自身と思えるくらい生命を注ぎ込んだサイトを運営できていることを幸運に思う。
一年前、2008年12月5日の午後三時頃。それまでずっとパソコンの中で作ってきたサイトを、インターネットの上に一気にアップロードした。
緊張で手が冷たくなったのを覚えている。
あれから一年。
情熱的であれ。ナマの気持ちをぶつけろ。本当のことを書け。私は自分に発破をかけ続ける。
胸に秘めた炎が、今日もこのサイトを照らす。
(追記:2010年12月5日、サイト開設2周年記念に天ぷらを揚げました)