現在東京で菓子職人として働いている妹は、一ヶ月前に職場を変わったばかり。前の職場より待遇などが改善され、働きやすくなったかと思いきや、それなりに苦労があるようで……。
やはり職人の世界なのですね。仕事は、「教えてもらう」のではなく「目で見て盗む」ものだと叱咤が飛ぶようなのです。
一つの作業を覚えるのにてんやわんやで、他の作業を見て覚えるということをする余裕のない妹は、きつく注意されることも多いのだそう。
へこたれて電話口でめそめそしているので、北海道銘菓柳月の三方六(バウムクーヘン)を送ることにしました。
甘いものでも食べて元気出してくれ。
2017年追記:妹のその後
妹はその後、職場になじめず結局仕事を辞めました。現在は菓子職人とは縁遠い生活をしています。
仕方ないと思いながらも、「いつか自分の店を持ちたい」と言って進んだパティシエの道でしたから、それが叶わなくなってしまったのが残念です。
妹の進路なのに、まるで我がごとのように応援していたので、もう妹が菓子職人を目指していないという現実にいまだ慣れず、「あ、そういえばあの夢(妹が自分の店を持つ)はもう幻なんだ」とふと思って空虚な気持ちになったりします。
でもまあ、仕方ない。私は自分自身のことを精一杯頑張ろうと思います!