こちら、「ドラッグユタカ」というお店で買ったのですが、同封されていた納品書に妙な固い膨らみがありました。↓
納品書に入っていたおまけ
何だろうと思ってその膨らみを取り出してみると……。↓
↑…………しるこサンド?? なんだこれ。
↑パッケージをひっくり返すと、ローマ字で「matsunaga」(マツナガ)と書かれ、お椀イラストの和風な雰囲気と相まって、何か、外国人向けの日本土産のような風情を感じます。
↑中身を出してみると、サンドというわりに何もサンドされていなさそうな薄い見た目。「しるこ」の意味もわからない……。
↑でもよく側面を見ると、接合部がある気もする。ここに何か挟まっているのだろうか。
↑そう思って割ってみると、バキッと砕けたクラッカーの中にあんこらしき色のものを発見。……これ、あんこ? だから「しるこ」なの?
ここまで検証してから、私は「しるこサンド」について改めて調べてみました。
愛知県菓子メーカーのロングセラー
すると、この「しるこサンド」は、愛知県の松永製菓株式会社で昭和41年から販売されているロングセラーお菓子なのだとわかりました。
やっぱり、中に挟まれているのは「あんこ」で、そのあんこにはなんと! 北海道産小豆を使用しているそうです。
こういう手軽なタイプのお菓子で北海道産小豆使用とは、良心的ですね。
(しるこサンドの原材料は、公式サイトによると、「小麦粉、砂糖、植物油、ショートニング、小豆あん、リンゴジャム、 ぶどう糖果糖液糖、加糖脱脂煉乳、食塩、蜂蜜、 膨脹剤、香料」)
後引く美味しさ
松永製菓公式サイト内に「みんなのしるこサンドつぶやき集」という、しるこサンドについてのツイートを見られるコーナーがあるのですが、このしるこサンド、どうやら名古屋ではかなり名の知れたお菓子のようで、「美味しい」という声を多数見かけました。
そんなに有名なお菓子なら……と、私も食べてみることにしました。
すると、クラッカー部分はガリッとけっこう固いですが、塩気がきいて香ばしく、ナビスコのリッツを思い出す良い風味。そこに薄くサンドされたあんこの甘さが加わって、後引く美味しさです。
ロングセラーになるのもわかる気がしました!
(ちなみに、この「しるこサンド」をおまけにつけてくれたドラッグユタカの所在地を調べたら、愛知県かと思いきや岐阜県でした。岐阜も含めた東海地方で名の知れたお菓子なんですね。)