全国の水道の放射能濃度が発表されるなど、放射性物質による水道水の汚染も問題になっていますが、蒸留水器を使うことで水から放射性物質をかなり除去できるようです(参考:OKweb『蒸留によって放射性ヨウ素は除去可能?』、yahoo知恵袋『水道水について』)
沸点の差を利用
現在、水に入っているとして問題になっているのは「ヨウ素131、セシウム134、セシウム137」。(2011年3月11日配信のasahi.comの記事より)
それぞれの物質の沸点は、
ヨウ素=184.25℃
セシウム=671℃
水の沸点は100℃ですから、水道水を蒸留すれば放射性物質と分離されるというわけです。
玄海原子力発電所のQ&Aにも、放射性物質を含んだ液体廃棄物を『蒸発器で蒸発させて蒸留水と放射性物質を含む濃縮廃液に分離』すると書かれています。実際に原子力発電所で用いられている方法ですから、信用がおけると思います。
私が購入した蒸留水器
私が購入したのは、こちらの蒸留水器です。↓
価格は33300円。
「4リットルの水を6時間で蒸留」というのが仕様ですが、私はタイマーをかけて5時間で電源が止まるように設定しています。そうすると本体底にわずかに水が残り、掃除がしやすくなります。
↓タイマー
硬度0の軟水
商品説明によると、「電気代は1時間約11.6円、1回分(蒸留水4リットル)でおよそ70円」とのことですが、ペットボトル入り蒸留水を買えば4リットルで800円ですから、それに比べればかなりお得です。
蒸留水は、硬度0のスーパー軟水です。すっきりとクリアでとても飲みやすいですよ!
蒸留水器の使用は、今、家庭でできる最善の「水道水への安全対策」だと思います。約三万円という金額はハードルが高かったですが、買って、本当に良かったです。
購入した人のレビューを見ると「ファンの音がうるさい」「大きすぎる」「作りが無骨すぎる」などの声が多かったので覚悟していたのですが、実際に使ってみると、台所から離れれば音なんてまったくと言って良いほど聞こえないし、大きいといってもまあ五合炊きの炊飯器を置けるくらいのスペースさえあれば足りるし。
作りも、必要十分な感じで、使い勝手はなかなか良いですよ。
2017年追記:使用継続中
蒸留水器購入から六年が経過しましたが、今でも毎日4リットルの蒸留水を作って飲んでいます。
「料理に使う水」や「飲み水」、「煎茶」、「コーヒー」など、直接「飲む」ことにつながる水はすべて蒸留水でまかなっています。
味わいのクリアさ、舌触りの軟らかさはピカイチです。
起きてすぐ飲んだときに、体に「サーッ」と吸い込まれていく感じも良い。
不純物ゼロなので、安心感があります。今後も使っていきます!