先日購入したつげの櫛。↓
↑木肌も滑らかでとても良い櫛ではあるのですが、初めて手に取ったときにびっくりしたことが一つあります。
この櫛、とっても燻製臭いのです!(燻されたような、煙の匂いがする)
母が大騒ぎ
それでも、つげの櫛ってこんなものなのかなと、私はさほど抵抗なく受け入れられそうだったのですが、母はこの臭いに大騒ぎ。
櫛に鼻を近づけ臭いをかいでは、「ウッ」と顔を背けます。
調べたところ、つげの櫛は製造工程に「燻蒸」というものがあって、ここで燻製臭がつくらしいのです。
それならばやはり仕方ないけれど、母にとってはどうしても苦手な臭いだということで、どうにかこの燻製臭を和らげる手段はないか、ネットで情報を探しました。
すると、クレベリンゲルという、除菌・消臭効果のあるゲルと一緒に引き出しに入れておくと臭いがなくなるというコメントを発見。
なんだかよくわからないけれど、試してみるしかない! というわけで急いでクレベリンゲルを注文し、臭い取り実験をしてみることに。
クレベリンゲル
↑これが噂のクレベリンゲル。こんなことでもなければ今後一生お目にかかることはなかったかもしれません。
↑内容物一式。
↑白ボトルの中に入った液体(二酸化塩素液)に、添付のゲル化剤を全量入れ、15分置きます。
↑15分後。凝固しています。
↑穴の空いたフタを閉め、完成。このフタは二重になっており、回すと穴の空き具合を調整できます。
↑クレベリンゲルとつげの櫛を一緒にポリ袋に入れ、口をしばります。
そして、ネット情報どおり半日(12時間)放置。
臭いが変化
12時間経って、袋を開封。
どんな風になってるんだろう? 期待半分、諦め半分で櫛の臭いを嗅いでみると……。
ん……んん?
変わっています。明らかに、臭いが変わっています。
無臭ではないです。消毒臭です。病院に置いてある器具を想起させるような臭い。
その消毒臭の向こうに、かすかに燻製臭が残っています。けれど、最初に比べればかなり弱い。
燻製臭が当初の3割ほどになった上を、消毒臭が覆っているような感じです。
ウ~ムなるほど! でもこれは確かに燻製臭が緩和されたと言える。
母も、「これなら使える」と納得してくれました。
こんな臭いじゃ使えないというところから、使えるというレベルにまで行けたのは大進歩だと思います。せっかく買った櫛を無駄にせず済みました。
つげの櫛の燻製臭にお困りの方には、挑戦する価値のある方法だと思います。
(2015年追記:購入から二年経過しました。現在、このつげの櫛の燻製臭はほぼゼロになっています。使っているうちにいつの間にか燻製臭も取れていったようです)