先月の頭くらいから、右下奥歯あたりにぼんやりとした痛みを感じるようになりました。
虫歯かな? と思ったのですが、歯が痛いというよりは歯茎が痛いというような感覚。
そこで、歯磨き粉を変えてみたり、歯周ポケット(歯と歯茎の境)を念入りに磨いたりしてみたのですが、痛みは徐々に強まっていきます。
痛いのは顎関節
やがて、食事中、咀嚼するときに痛みを覚えるようになりました。しまいには、食べ物を口に入れるため口を開こうとすると痛みが。
痛くて口が開けられないのです。これじゃあ物が食べられない!!
ここまできてやっと、痛いのは歯でも歯茎でもなく顎関節かもしれないと思うようになりました。
口を開けるとガクンとへこむ、耳たぶの付け根直下あたりの部分です。
左でばかり噛んでいた
心当たりはありました。私は、左の方が噛み合わせが良く、噛みやすいので、左でばかり噛む傾向がありました。
右下には、十代の終わりからずっと親知らずが頭を出していて、そちらで噛むと親知らず周辺が腫れて痛むので、それが左噛みに拍車をかける結果となりました。
親知らずは2008年に抜いたのですが、その後も、なんとなく左で噛む癖は抜けず。
左で噛むと右の顎関節が引っ張られる
この、左でばかり噛む状態が右顎関節の痛みの原因に違いない。
私は顎の動きをよく観察してみました。顎というのは、左右に動きます。左で咀嚼するときは、噛むたびに顎が左に動くのです。
つまり、左で噛むたびに、右の顎関節(付近の筋)が左に引っ張られるような状態になります。これを繰り返しすぎたために、右の顎関節に痛みが生じるようになってしまったようでした。
右だけで噛むようにする
私はそれから、すぐさま右だけで噛むように咀嚼方法を変更しました。
それでもしばらくは口を開けるときに痛みがあったのですが、一週間も経ったころには痛みも消え、ストレスなく食事ができるようになりました。
いずれ左右均等に噛む
片噛みは良くないよな……とずっと思ってはいたのですが、今まで症状らしき症状も出ていなかったため、つい楽な方向に引きずられ、左の片噛みを続けてきてしまいました。
今後もしばらくは右噛みを続け、右顎関節の状態が完全に落ち着いたら少しずつ「左、右で均等に噛む」方法に移行していきたいと思います。