↑ここ1~2年で、どんなスーパーのチョコレートコーナーでも、この明治「ザ・チョコレート」というのがこんな風にものすごく目立つ感じで棚に陳列されているのを見かけるようになりました。
このチョコレート、2014年に発売されたものの思うように売れず、2016年にパッケージをリニューアルしたらそのデザインの可愛さが評判になって人気が出たと、テレビ番組で紹介されているのを見たことがあります。
旧パッケージ時代
(画像出典:株式会社明治プレスリリース)↑旧パッケージはこちら。これ、確かに見覚えがあります。
チョコレートコーナーに行って、一応目には留まるんだけれど、やけに高くて(1箱・約250円)、普通の板チョコより素材にこだわっているらしいけれど、あまり興味も湧かず、結局、少し気になりつつも手は出さないで終わったチョコレートでした。
一度くらいは
パッケージがリニューアルされて、それをニュースで知り、少しは興味を持ったものの、1箱がチョコとしては高価すぎることに変わりはなく。
250円なんて、ほぼハーゲンダッツが買えるやんけ!
と、板チョコの二倍以上する価格に抵抗感があり手を出さずに来たのですが、まあ、一度くらい……。一度くらいは、どんなものか、食べてみてもいいかなあ。
と思い、ようやく、一つ、購入してみました。↓
↑明治ザ・チョコレート フランボワーズ!!
原材料はこちら。↓
オシャレパッケージ
↑フタを開けると個包装が三つ。
↑何やら現代美術のようなポップなデザインで可愛いです。
↑裏をひっくり返すと、なになに、「根元から斜めに引っ張って下さい」とな……。
↑言われた通りに引っ張ってみると、スーッと、接着面がはがれていきます。
↑綺麗に開(ひら)けました! 面白い形に切れ目が入っていますね。色んなサイズに割れて良いです。
食べてみる
↑「フランボワーズ(ラズベリー)」というからには、赤いフランボワーズ層のようなものがチョコの間に挟まっていたりするのかな? と思って割ってみましたが、そういうわけではなさそうです。
へえ、それじゃあ、どんな風にフランボワーズなんだろう……。
と思ってかじってみたところ……。
おっ。
意外とチョコがビター。そして確かに、フランボワーズ的な香りと酸味を感じる。
基本的にはシンプルなチョコレートの味わいなのですが、ふっと、かすかに、フランボワーズが生きている感じ。
系統としては同じく明治の「ストロベリーチョコ」に似ている↓
↑のですが、これよりもだいぶ甘みが抑えられていて、カカオが利いた大人っぽい味わいです。
甘ったるくないからいくらでもいけそう。
でも、個人的には、もう少しフランボワーズが強かったら良かったかな。もっとフランボワーズの酸味が感じられる方が好みかも。
形に意味があった
……なんて思いながら、ポリポリと食べ進め、最後の個包装にも手をつけようという頃。
どんなチョコなのか改めて知るべく、明治ザ・チョコレートの公式サイトに行って説明を読んでいたところ、衝撃の事実を発見。
↑単なるサイズの違いとしか認識していなかった、この独特の切れ目。
↑実はこんな風にそれぞれの区画に名称がつけられていて、それぞれの場所で、チョコレートの味わいや香りが異なって感じられる仕組みだというではありませんか!!
いわく、
①ミニブロック型…苦みを軽減し、口当たりを軽く。
②ギザギザ型…カカオの香りがより際立つ。
③スティック型…力強い味わいが楽しめる。
④ドーム型…ミルク系の濃厚感を愉しむ。
とのことで……。
マ、マジですかあーーーっ!! そういうことはもっと早く言ってくださいよぉぉぉ~~っ!!
何も考えずボリボリ噛んで食べてたじゃないですかっ。
フタを開けてすぐの部分とかに説明を書いておいてほしいものです。
確かに違う
もう、個包装は残り一つになってしまっていましたが、せっかくなので、その最後の一つはブロックごとの味・香りの違いを意識しながら食べてみることにしました。
すると……。不思議ですね。チョコ自体はすべて同じはずなのに、確かに、形状によって味・香りが微妙に異なって感じられます。
↑私はこの、「③スティック型」が、口に入れたときにふわっと香るフランボワーズが一番強くて、ミルキー感もあり、一番美味しいと思いました。
値段分の価値は感じる
というわけで初・「ザ・チョコレート」。
一箱250円というのはやっぱり高くて、なかなか簡単には買う気になれませんが、実際に食べてみて、その値段分の美味しさはあったなと感じました。
特に、普通の板チョコに比べて砂糖控えめでカカオが利いているのが良いです。
ラインナップが豊富で、まだ食べていない種類がたくさんあるので、今度またよく吟味して、気になるものを試してみたいなあと思います!
追記:リニューアル
2023年追記:「明治ザ・チョコレート」はリニューアルして、現在は四つの産地のカカオ豆を使ったチョコレート(計四種)の販売のみとなっています。上記のフランボワーズのように香料を用いたりせず、純粋にカカオ豆の味わいや香りを楽しむ趣向のシリーズになったようです。
現在売られている中で一番上記の「フランボワーズ」に近いのは「フローラルカカオ」(ペルー産カカオ使用)で、公式サイトによるとジャスミンや桜餅のような香りが楽しめるそうです。↓