2017年に購入したエレコムのマウス「握りの極み」(レビューはこちら)。
↑こちら、使い始めてちょうど二年が経過した頃なのですが、最近、スクロール中にスクロールできなくなるという現象がたびたび起こるようになりました。
ホイールクリック(中クリック)すれば直るので、不具合が出るたびにその方法で対処してきましたが、10分に一度はスクロールが止まり、この調子だとそのうちにスクロールが一切できなくなるかもしれないと不安を感じるようになってきたので、これの一つ前に使っていたマウスが五年使えたことを考えると二年で買い換えというのはちょっと早いと思いましたが、新しいマウスを買うことにしました。
「握りの極み」とは違うものを
さて、ではどんなマウスを買うか??
「握りの極み」はなかなか使いやすくて良いマウスだったので、また同じものを買うというのが無難ではあったのですが、「握りの極み」は、少しだけつかみ心地にしっくりこない感じがあって、「もっと手に合ったものがあるはずだ」という思いがあったことから、まったく別のマウスに挑戦してみることにしました。
マウスの条件
マウスの選定条件として挙げたのは以下の四点。↓
1.有線
2.手に馴染む(つかみやすい)
3.マウスのボタンに「切り取り」(Ctrl+X)や「貼り付け」(Ctrl+V)の機能が割り振れる(5ボタン以上のマウス)
4.日本の会社の製品(日本人の手に合っていそうだから)
↑特に三項目目の「マウスのボタンに機能が割り振れる」というのは、「握りの極み」がそうだったのですが、使ってみると本当に便利で、条件として絶対に外せない!
そして、私は、マウスの使い始めからずっとエレコムの製品を使用してきて、気に入っていたので、次のマウスもエレコムから選ぶことにしました。
“手にぴた"設計マウス購入~合わない!
そして! 私が購入してみたマウスはこちら!↓
↑エレコム「“手にぴた"設計マウス」!!(購入価格1327円)
有線
手に心地良くなじみ、握りやすい“手にぴた”設計
ボタンの機能割り当て可能
日本の会社の製品
と、私が求める条件を満たし、口コミレビュー内容もなかなか好評で、わりと良さそうなマウスだと思えたので選んでみました。
↑早速、サイドボタンに「切り取り」と「貼り付け」を割り当てて、実際に使ってみます。
すると……。
確かに、良い感じの握り心地で、コロンとした形が手のひらに沿ってくれて使いやすい。
けど……。
指の腹が痛い
↑この、右サイドの出っ張った部分! ここがちょうど、マウスを握ったときに薬指の腹に当たるのですが、とんがった鋭い感じになっていて、痛い……!
鋭利な部分に絆創膏を貼ってクッション性アップを図ってみたりしたのですが、それでもどうにも指の腹が痛く、気になる。
マウス自体は普通に良品で、ただ私の握り方との相性が良くないだけなのですが、このままだと痛みで作業に集中できないので、使用五日目にして、また新たなマウス探しに乗り出すことにしました。
(このマウスは、母が譲り受けてくれることになりました。)
「握りの極み」を買おうと思ったが
「“手にぴた"設計マウス」、合わなかったなあ。残念!
じゃあ、もう、前回と同じ「握りの極み」をまた買おうかな? あれだったらまあ間違いはない。
そう思ってAmazonの売り場に行ってみたところ……。
……あれっ?? 昨日より値上がりしてる!!
その前日にチェックしたときよりも、急に、800円ほど価格が高くなっています。
エーーーッ! ウソーーッ! こんなことなら昨日のうちに買っておくんだった!
800円も値上がりされると、悔しくて、なんだか買いたくない!!(笑)
バッファロー「ネオフィットマウス」
でも、だったら、何を買えばいいんだ? もうさっぱりわからん!!
と思って、ヤケクソで訪れてみたのが価格コムの「有線マウス満足度ランキング」。
1位、2位と、見知らぬメーカーのマウスが並ぶ中、3位に日本の会社「バッファロー」の「ネオフィットマウス」というのがランクインしているのが目に留まりました。
↑これを少し調べてみたところ、なんと!! エレコムのマウスと同じように、ボタンに機能を割り当てられるというではありませんか??
新しいマウスだった
えっ?? 日本のメーカーが出しているマウスの中では、エレコムのものしかそういうこと(ボタンに機能割り当て)に対応していないと思っていたんだけど??
少なくとも、私が前回、エレコムの「握りの極み」を買った2017年4月の時点ではそうだったはずなんだが?
すると、このマウス、発売が2018年3月とのこと。
あーー、そうなんだ。私が調べたよりも、後に発売されたマウスなんだ。だから存在を知らなかったんだ。
へえーっ。じゃあ、このマウスも有力候補だなあ。
「ネオフィットマウス」っていうネーミングがなんとなく先進的で良さそうだし。口コミレビューも良いし。
玉砕覚悟
バッファローの製品といえば、「カードリーダー」を愛用しているのですが、使い勝手が良くて気に入っています。↓
あのカードリーダーを作った会社のマウスならば、けっこういい線いってるんじゃないか?
でも失敗するかもしれない。二台続けて失敗するのは痛いぞ。
じゃあ最初から、おとなしく、「握りの極み」を買っておこうか……。
でも、「ネオフィットマウス」ってどんなマウスだったのかなあ~~なんて、未練が残るのもイヤだな。
……もうここは、失敗覚悟、玉砕覚悟で、「ネオフィットマウス」を買ってみようかな。
虎穴に入らずんば虎児を得ず……。
よし!! じゃあ、買ってみよう!!
ネオフィットマウスを買ってみた
というわけで!! 「ネオフィットマウス」(Mサイズ)(1980円)を購入!!↓
↑Amazonから届いた段ボールを開けたら、マウスがさらに小さな段ボールに入っていてびっくり。
↑ずいぶん厳重な梱包のマウスだな??
早速開けてみると……。↓
↑おおっ!
↑「握りの極み」が、どことなく落ち着いたデザインだったのに対し、こちらの「ネオフィットマウス」は、若々しいというか、カジュアルな雰囲気の外観です。
使ってみた~握りやすい
コードをUSBポートに接続するだけですぐに使えるようになったので、少し操作してみたら、おっ!! これ、なんだか握りやすい!!
親指側
↑こちら親指側。つかんだときに親指がフィットしやすい形状です。滑りにくいゴムのような素材が貼ってあり、指が吸い付くように固定されます。
小指側
↑こちら小指側。滑らかなカーブを描いていて、薬指と小指をのせやすいし、鋭利な部分は無く、指の腹が痛くなくて良いです(涙)。
握りの極みとの違いは何か
この「ネオフィットマウス」は、パッと持った感じ、「握りの極み」(Mサイズ)と、大きさも握り心地も似ています。
けれど、なぜか、私には「ネオフィットマウス」の方がより手に合っていて握りやすい。
その違いはどこから来るのだろうと、色々触り比べてみた結果、私なりに到達した結論は
ということでした。↓
↑このように、親指から小指までの幅が、「ネオフィットマウス」はややワイドなんですよね。
測ってみたところ、この幅の長さが、「握りの極み」は5㎝、「ネオフィットマウス」は5.5㎝ありました(メジャーで適当に測っただけなので数値に誤差があるとは思いますが)。
元々私は、親指から小指までの幅が広めのマウスがゆったり握れて好きなので、その好みに「ネオフィットマウス」が合致したようです。
ホイールが回しやすい
↑それと嬉しかったのはこのホイール!!
幅広で、全体がゴムっぽい素材なので、指が滑らず、とても回しやすいです。
ボタンに機能割り当て
そして! このマウス最大の売りと言っても良いボタン割り当て機能。
公式サイトから専用ソフトをダウンロードすることで使えます(Windowsのみ対応)。
インストールして実行するとソフトが立ち上がるので設定していきます。↓
↑中ボタンと、サイドの2ボタンに割り当てが可能。
私は、中ボタンはそのままで、サイドボタンに「切り取り」と「貼り付け」を割り当てました。
↑それ以外にも、こちらの機能を割り当てることができます。
↑「カスタム」を選ぶと、任意のキーを設定することもできます。
設定が終われば、PCを再起動する必要もなく、そのまま使えてすごく楽!!
サイドボタンによる「切り取り」「貼り付け」も無事機能して一安心です。
クリック音が気に入った
あと、私がこのマウスで密かに一番と言って良いほど気に入ったのは、そのクリック音。
このマウス、静かな場所でもクリック音がうるさくない、いわゆる静音マウスで、静音スイッチというのが搭載されているのですが、そのおかげで、クリックしたときの音がポクポクという感じなのです。
私は、静音マウスというのにはまったくこだわりがなく、カチカチ音がしても全然大丈夫なのですが、今回、偶然「ネオフィットマウス」が静音マウスだったことから、初めてその音を知ることになりました。
このポクポク音、なんだかクセになります(笑)。
一点惜しい
↑ただ一点惜しいのは、この、マウス右側面が滑り止め素材ではないということですね。
スルスルしたプラスチックなので、マウスの使い始め、まだ指先がサラサラした状態だと、薬指と小指で支えようとしたときに滑ります。
しばらく作業しているうちに指先が適度に潤ってきて、滑らなくなってくるのですが、できればここにも、親指側と同様のゴム素材を貼ってほしかったなと思います。
ここが滑らなければ! 本当に完璧に近い使い心地のマウスかな~と思うので、惜しい!! です。
(追記:その後、マウスの滑り止めシートを購入して貼り付けた結果、使い勝手がかなり向上しました!↓)
総合的に気に入った
しかしながら、この「ネオフィットマウス」、総合的にはけっこう好きです! 気に入りました!
使っていくごとに手に馴染んでいく感じが良い。……私は昔、エレコムの「フィットグラスト」というマウスがすごく好きで、ずっと使っていたのですが、それが廃版になってからは半ばマウス難民のようになってしまっていました。
それが今回、「ネオフィットマウス」に出会えたことで、また新たな希望の星を見つけられた気分です。
現時点では、このマウスが壊れても、また次も同じマウスにしたいかな~と考えています。
公式プレスリリースによると、「ネオフィットマウス」の「想定使用可能時間」は「1138日」とのことで、約三年……(笑)。
あまり長い期間とは言えないけれど、とりあえず、最低三年は使えたら良いなと思います!
追記:一年経たず故障
2020年4月追記:「ネオフィットマウス」を購入してから、あと十日でちょうど一年というところなのですが、不具合が起きて使えなくなってしまいました。
クリックが効かないのです。リンク先に飛ぼうと思ってクリックしても、シーンとしている。
4~5回カチカチボタンを押すとようやくクリックが効くのですが、一回でクリックできると思って操作している側としては、その、思いも寄らぬ遅延でパソコン作業のリズムが崩され、困惑してしまいます。
クリックが効かないということは「コピー&ペースト」のような作業も正確にやるのが困難になるということで、これは仕事に致命的なミスが出るぞと思い、マウスを買い換えることにしました。
「握りの極み」に戻る
この記事を書いたときは「ネオフィットマウス」を気に入っていて、壊れてもまた同じマウスを買いたいと思っていましたが、一年経たずに使えなくなるというのは私のマウス使用史上初めてのことで、いくら「マウスは消耗品」と言っても、ちょっと早すぎるんじゃないかと感じます(メーカー側の想定使用可能時間(三年)も大幅に割り込んでいるし)。
マウス個体差で、私のがたまたま壊れやすかったのだろうとは思いますが、また同じようになると困るので、新しく購入するのは、ネオフィットの前に使っていた、エレコムの「握りの極み」にすることにしました。
色々さまよいましたが、結局、「握りの極み」に落ち着く結果になりました。