まだ小学校に上がる前、父の「トニックシャンプー」(メントール入りでスースーするもの)で頭を洗ってみることがたまにありました。
頭皮がスースーする独特の使用感が楽しくて、わりと気に入っていたのですが、男性用ですし、脱脂力も強いので、いつの間にか使う頻度が減り、小学生になる頃にはまったく使わなくなっていました。
もう一度スースー体験をしてみたい
しかし。
あの、幼少期のスースーシャンプー体験はどうにも忘れがたく、またああいうシャンプーを使ってみたいな……なんて思いが五年前くらいに芽生えました。
そういう、メントール系が入ったトニックシャンプー、女性向きのを探して買ってみようかな……。
そう思いましたが、スースー体験をしたいからってトニック系シャンプーを新たに買うというのも大げさなように感じ、まずは今使っているシャンプーにハッカ油でも垂らそうかと考えました。
けれどシャンプーにハッカ油を混ぜるとなるとその適切な量もわからず、もし失敗したらえらいことになりそうだと思うと実行にも移せず、スースーシャンプー体験がなかなか実現できないまま月日が過ぎ、しかしスースーシャンプーへの思いは消えず、もう、
私が近年気に入って使っているヘアサロン商品ブランド「ルベル(LebeL)」のシャンプーから、トニック系のものを四種、選んで買い、使ってみることにしました。
クールオレンジヘアソープ
↑まずはこちら! クールオレンジヘアソープ!!(200mL/¥1,100)
(↑スースー成分を強調してあります)
余分な皮脂をやさしく取り除き、頭皮をさっぱりと清潔に洗い上げます。 保湿成分が髪にうるおいを与え、しなやかに保ちます。
爽快成分配合ですっきりとした使用感です。
シンプルな使い心地。サラサラ仕上がり。
こちら、四種の中では最も装飾感のない、シンプルなシャンプーでした。
まず、香りは、「天然オレンジの香り」と商品ラベルにはありますが、オレンジというよりは単純にメントール!! といった感じで、雄々しさすら感じます。
かなり久々のスースーシャンプーなので、どれだけスースーするかちょっと緊張していたのですが、使ってみるとスースー感は意外と穏やかで、一度洗い目だとほぼ感じず、二度洗い目でやっと感じる程度。
やわらか・滑らかな泡が地肌に行き届き、洗いやすく、流したときの泡切れが良いです。
髪の仕上がりは超絶サラサラ。
価格も抑えめですし、無難に使いやすいシャンプーだと思いました。香りに甘さがないので、男性にも向いていそうです。
(ちなみに、クールオレンジには、さらにスースー度の高い
がありますが、スースーが強い=脱脂力も高いということかもしれないので、ちょっと怖くてまだ試していません。)
イオ クレンジング フレッシュメント
↑次はこちら! イオ クレンジング フレッシュメント シャンプー!!(200mL/¥1,760)
(↑スースー成分を強調してあります)
クリーミーな泡でやさしく、地肌はすっきり、髪はなめらかに洗い上げます。
地肌保護成分:甘草エッセンス(グリチルリチン酸2K)
頭皮スッキリ。髪の根元にボリューム感
この「フレッシュメント」は「ベタつく頭皮用」とされているシャンプーです。
「グレープフルーツグリーンの香り」となっていますが、グレープフルーツというよりはみかんジュースという感じ。成分に「シイクワシャー果皮エキス」というのが入っているので、その影響もあるのかなと思います。
スースー感は、前述の「クールオレンジヘアソープ」よりもさらに若干弱め。二度洗い目でようやく少しスースーします。
泡立ちがとても良く、頭皮を洗いやすいです。
「ベタつく頭皮用」というだけあって、洗髪後の頭皮のスッキリ感はなかなかのもの。
頭皮の汚れを取る作用が強いせいか、髪の根元の油分もけっこう持っていかれて、そのおかげなのか髪を乾かしたあと、髪の根元がフワッと立ち上がります。
髪全体の仕上がりはサラサラ系。あまりしっとり重めに仕上がる感じではないので、ふんわりしたボリューム感が欲しい方にお勧めです。
イオ リコミント クレンジング
↑続いてこちらイオ リコミント クレンジング!!(200mL/¥1,980)
(↑スースー成分を強調してあります)
リコピン前駆体を含むトマトエキスと天然ミント(メントール)で、エイジング地肌にアプローチし、心地よくうるおいを与えて、美しい髪のための地肌に整えます。
エイジング(加齢)地肌向け
この「リコミント」は、商品名に「ミント」と入っていて、いかにもスースーしそうなので前から気になっていました。
「エイジング地肌をさわやかに」(*1)というのがテーマのようで、「エイジング地肌って何やねん!(笑)」と思ってしまいました。
商品説明によると「エイジング地肌=加齢地肌」のことで、「加齢による地肌のうるおい低下やニオイの元となる頑固な皮脂をやさしく落とすシャンプー」(*2)ともあるので、平たく言うと加齢臭の元となる汚れに対応するシャンプーということなのかなと思います。(引用*1*2:ルベル商品紹介ページ)
シャンプーには似合わぬ「トマトエキス」なんてものが入っているあたりにも、エイジングケアに力を入れたい人のための工夫が感じられます。
スースー感やや強め。髪のおさまりが良い仕上がり。
こちらの「リコミント」、香りは甘~い桃+ミント。
昔、10円でマルカワフーセンガムというのが売られていたのですが、それの香りに似ています。
スースー感は、それまでに試した二種よりは少し強く、トニック系シャンプーっぽさを楽しめます(それでも、一度洗い目はほとんどスースーしない程度)。
「皮脂を取りつつ地肌の潤いも保つ」という謳い文句通り、さっぱり感がありつつも、髪に滑らかさの残る洗い上がりで、乾かしたあとの髪にツルツル感があり、おさまりが良かったです。
もっとスースーを求めて
ここまで、三種のスースー系シャンプーを試してみて、それなりにスースーしていて良かったのですが、私は内心、まだどこか納得できていませんでした。
私が幼少期に使っていた父のトニックシャンプーは、風呂上がり後もまだ頭皮がスースーするくらい、スースー感が強かったです。それに比べ、今回使ったシャンプーたちはちょっと刺激が控えめすぎる。
もう少し、スースー感を露骨に味わいたい。もう一段階上のスースーシャンプーを試してみたい。
イオ リコミント クレンジング icy(アイシー)
↑ということで買ってみたのが、「清涼感が大好きな方向け」として販売されている、リコミント クレンジング icy(アイシー)!!(これにも200ml入りボトルはあるのですが、私が買ったタイミングでは200ml入りが売り切れだったため、600mlボトルを購入しました)(600mL/¥2798)
(↑スースー成分を強調してあります)
リコピン前駆体を含むトマトエキスと天然ミント(メントール)で、エイジング地肌にアプローチし、心地よくうるおいを与えて、美しい髪のための地肌に整えます。
リコミント(赤ボトル)のスースー強化版
こちらの「リコミントicy」は、前述の「リコミント」(赤ボトル)のメントール(スースー成分)強化版で、商品裏の清涼感レベル表示によると、
↑と、「リコミントicy」は、「リコミント」の2倍以上のスースー感を誇るらしい。
どんなものなのか、ドキドキしながら使ってみました。
ものすごくスースー
こちら、香りは青リンゴ+メントール。
シャンプーの粘度が今までの三種と比べるとやや高く、泡立てるのにお湯が多めに必要です。
その泡で、頭皮を洗い始めてみたところ……。
オッ!!
オオーーッ!! これはスースーする!! 初めて、一度洗い目からスースーする!!
さすが、清涼感レベル4.5。ひんやり爽快です。
夏の蒸し暑い夜に使ったら、頭が冷たくて気持ち良く、頭皮に泡を広げた状態でしばしその冷たさを楽しんでしまいました。夏にはたまらないですね!
頭皮すっきり度(洗浄力)もすごい
そしてこの「リコミントicy」、そのスースー度合いに比例するように、頭皮のスッキリ度合いもすごいです。
汗をかいたり蒸れたりすると頭がかゆくなりがちだったのが、このシャンプーで洗ったあとはかなりそれが防げている感じがあります。
何か、かゆみの元になるような雑菌までよく洗浄できているような、頭皮のサラサラ感があります。
しかしながら、頭皮と同時に髪の油分も取り去る感じがあり、これだけで二度洗いをすると髪がちょっとゴワつき気味になる気がします。
ですから現在は、このシャンプーは一度洗い目だけに使って、二度洗い目は別のシャンプー(リコミント(赤ボトル)とか、他の、洗浄力が普通のシャンプーとか)を使うようにしています。
総合的に使いやすいのはリコミント(赤)
↑以上、四種の使い心地をグラフにしてみたのがこちら。
この中で、スースー感を適度に感じつつも、髪のおさまりも良いというポイントを満たし、私的に一番使いやすいかなと思ったのはリコミント(赤ボトル)です。
↑200ml入りボトルを使い切り、もう少し継続して使いたいと思ったので、詰替用の1000ml入りパックも購入してみました。
クールオレンジも良かった
「クールオレンジヘアソープ」も、サラサラ仕上がりで、香りがどぎつくなく、わりと買いやすい値段だし、普段使いシャンプーとして良い線を行っていると思いました。
久々にトニック系シャンプーを使ってみて
こうして、小学校入学前以来、かな~り久々にトニック系シャンプーを使ってみたわけですが、やっぱり、スースーするシャンプーは、使っていて気持ち良いですね!
メントールシャンプーはスースーして寒いから冬場には向かないという声も聞いたことがありますが、私が今回試した四種は、洗っているときだけスースーしていて、流すとスースー感がなくなる程度のものだったので、真冬でも平気で使えました。
スースー強い=洗浄力高い
メーカー的に、「スースー感を求めている人=頭皮が脂ぎっている人」という方程式があるのか、メントール系でないシャンプーより全体的に洗浄力が高く、頭皮がスッキリする分、髪の仕上がりが「しっとり」とはいかないところが、ちょっと難しい点なのかなとは思います。
頭皮スッキリと髪艶 の両立方法
しかしながら、今回私が詰替を購入するに至ったリコミント(赤)であれば、髪の艶も保たれるので、スースー感と仕上がりの良さのどちらも求めている方にはお勧めできます。
ただ、リコミントicyのような強いスースー感がもたらす気持ちよさ&頭皮のさっぱり感も捨てがたいので(特に夏の暑い日に使うと気持ちよさ倍増)、一度洗い目だけ限定で今後もたまに使いたいです。
これからも、試してみたいメントール系シャンプーがあれば挑戦してみて、理想のスースーシャンプー探しを続けていこうと思います!
スッキリメントールの香りで髪サラサラ
スースー弱め・みかんの香り・髪サラふわ
ややスースー。桃ミントの香り。髪に潤い
かなりスースー。洗浄力強く頭皮スッキリ