↑「ちゃんこ塩ラーメン」なるものが発売されたと聞き、早速取り寄せてみました!
藤原製麺
↑製造は、旭山動物園白クマ塩ラーメンも手がけた、麺の美味しさには定評のある北海道旭川市の藤原製麺。
↑パッケージのモチーフとなっている力士は、江戸時代の横綱谷風(たにかぜ)。
↑袋の裏には谷風の説明が。宮城県出身で、身長189cmの体重161kg。
(画像出典:日本相撲協会公式ツイッター)↑現役の力士の中で谷風の身長と体重に近いのは、189cm・163kgの隠岐の海です。谷風もこんな感じの体格だったのかなあ……と思いを馳せます。
ノンフライ麺
↑原材料はこちら。麺に油脂が使われていないことがポイント。藤原製麺が誇る、「生麺を乾燥させた」ノンフライ麺です。
↑調理方法の下、注意書きのアイコンが軍配なのがニクい演出です。
作ってみる
↑封を開けると、透明フィルムに入った麺と、液体スープが出てきました。
↑この麺、見た目がとても変わっています! とても細くて、乾燥した感じ。どんなゆであがりになるんだろう……?
↑鍋に600mlの湯をわかし、麺を投入。
↑4分半ゆでたら火を止めて、液体スープを加えて混ぜます。
↑完成! 塩ラーメンというからもっと透明なスープなのかと思っていたら、けっこう白濁しています。
↑刻んだ葱をたっぷりのせて、いただきまーす!
生麺みたい
ズルズル……。おっ、なんだ、この麺! すごい!
卵の香りがする、生麺のような、ツルツルとコシのある麺です。すごい! インスタントとは思えない!
スープは、豚骨ラーメンのような、けれど魚介の香りも感じるもので、かなりしっかりとした塩気があります。
ちゃんこ鍋のように、鶏つみれや豚肉、白菜などを入れたら、肉や野菜のダシが出てもっと美味しくなりそうです。
麺とスープだけのシンプルなラーメンを、どうやって「ちゃんこ」にしていくか。探究しがいのあるラーメンだと思いました。
追記:ワカメだけにして食べてみる
先月、二個セットでお取り寄せした「ちゃんこ塩ラーメン」。
↑一回目の試食会では、このように、刻んだ小ネギをたっぷりのせました。
↑そのとき使ったネギはこちら。北海道比布(ぴっぷ)町産の「旬の彩り」。長ねぎより丈が短く、軟らかい。
ネギの香りと辛みが強すぎた
しかしこのネギ。一袋の2/3ほどを刻んでラーメンにのせたのですが、これが、正直に言って、ちゃんこ塩ラーメンの風味を吹っ飛ばしてしまったのです。
ねぎの香りと辛みが、スープの味をかき消して、ほぼ塩気しか感じないようなありさまになってしまいました。
ねぎ、入れすぎたな……。次回はねぎ無しで作ってみよう……。
と、心密かに決意し、二週間と少し経過。
「ねぎ入れすぎでねぎの味しかしないラーメン」の痛手から立ち直り、再挑戦する気になったので、「ねぎ無しラーメン」を作ってみることにしました。
湯の量を増やして再挑戦
↑鍋に湯を沸かし、沸騰したら麺を入れて四分半ゆでます。
(乾燥わかめを少し入れてみました。湯の量は、規定では「600ml」ですが、前回塩気がきつく感じたので、今回は「630ml」(規定量に水を「大さじ2」追加)にしました。)
↑麺が茹だれば火を止めてスープを入れ、かき混ぜて完成。
↑こんな感じ。
わかめは合った
さて、ねぎ無しラーメンのお味はいかに……。
ズルズル……。
あっ。
美味しい!
前回とは全然違います! すごく食べやすくなりました。塩気もちょうど良いし。
この「ちゃんこ塩ラーメン」は、スープの味わいが繊細なんだと思います。ネギを入れると、ネギに負けてしまいます。
わかめは合います!
なるほど、ネギってどんなラーメンにも合うと思っていたのですが、ネギを入れない方が良いこともあるのですね。
↑ちなみに、麺は、前回同様すごいです! 「アルデンテ」というのでしょうか、麺の中央に細く芯が残っているようなゆであがりで、これがシコシコした食感を生み出しているようです。
ねぎ抜き塩ちゃんこラーメン、母にも「美味しくなった」と好評でした。
わかめが合うなら、他には何が合うだろう? カニとか、シーフード系は合いそうな気がします。
追記2:販売終了
2017年追記:2015年に発売されたこの商品。現在は販売されていないようです。
しかし、藤原製麺が麺を作ったインスタントちゃんこラーメンは、別の商品で味わうことができます。それが永谷園の「煮込みラーメン コクうま鶏塩ちゃんこ風」。
スープは永谷園製ですが、麺が藤原製麺製なので、あの、生麺のようなシコシコした食感を楽しむことができます。