↑ほうれん草を買おうと思ってスーパーの青菜コーナーに行ったら、
それにしても大和真菜って……なんだか女の子の名前みたいだな。
大和真菜とは
帰宅してから調べてみたところ、大和真菜とは大和(奈良県)の伝統野菜で、小松菜の仲間であるとのこと。
元々は冬にしか収穫できなかったものが、品種改良され、一年を通しての生産が可能になったそうです。(*1)
古事記にも記載がある「
ゆでておひたしにする
↑パッケージの説明によると、大和真菜レシピの筆頭はおひたしらしい。
↑ということで、簡単で、大和真菜をよく味わえそうな「おひたし」を作ってみることに決定。
軸と葉を切り分ける
↑まず、根元を切り落とします。
↑軸と葉をざっくり切り分けます。
軸から先にゆでる
↑沸騰したお湯(色良くゆでるため、水2Lに塩を小さじ1ほど入れる)に軸を先に入れ、好みの硬さになるまでゆでます。
↑続けて葉を入れて1分ほどゆでます。
冷水に取って冷やす
↑茹だれば、用意した冷水に移し、葉が冷えるまで水を何度か取り替えます。
ざく切りにして水気を絞る
↑軽く水気を絞ってからまな板に置き、食べやすい大きさにざく切りにしてから、さらにきつくぎゅーっと水気を絞ります。
味付け
↑調味料とちぎった海苔をかけ、全体を和えたら完成。
食べてみる~クセがなく美味
↑最後にかつお節を少しのせて! いただきます!
↑大和真菜とは一体どんな味なのか……。
早速食べてみると、オッ!! とってもクセがない!!
みずみずしくて、歯触りはシャキシャキサクサクのチンゲンサイ風。
味噌汁とか、煮浸しとか、和食にすごく使い勝手が良さそうな菜っ葉です。
ほうれん草・小松菜と比べたときの栄養価
これでほうれん草や小松菜並みに栄養価が高ければ、普段食べる青菜として積極的に選んでいきたいな……と思い、主な栄養価について三種を比較してみました(各項目について、数値が三種のうち一番高いものの背景は黄色にしてあります)。↓
↑こうして見てみると、大和真菜がほうれん草や小松菜に勝っているのはビタミンCだけ(苦笑)であり、やはり、ほうれん草・小松菜といった緑黄色野菜キングのような野菜に栄養価で並ぶのは難しかった模様。
緑黄色野菜ではある
しかしながら、緑黄色野菜の定義「カロテンを可食部100g中に600マイクログラム(600μg)以上含む」(*3)に照らせば、大和真菜も立派な緑黄色野菜の仲間ではあり、体に良いことは間違いなさそうです。(引用*3:e-ヘルスネット)
それに、アクがないためほうれん草のようなゆでこぼしが不要で調理が簡単である点や、サクサク食感なので歯が強くなくても噛みやすい点など、大和真菜ならではの特長も魅力です。
古事記の時代からの野菜ということで、「昔の日本人もこの大和真菜の味噌汁なんかを食べていたのかなあ」なんて想像しながら食べられるのも面白い。
北海道のスーパーにはあまり並ばない野菜ではありますが、また見かけることがあれば買って食べてみたいです。