やなせたかしさんを偲ぶ～アンパンマンマーチの歌詞を胸に刻み、悔いのない人生を歩みたい

↑旭川市内の老舗コーヒー店（今年で四十周年）ライフ。とっても雰囲気が良いです。

やなせたかしさん

今までずっと全席喫煙OKだったのが、2013年6月から晴れて全席禁煙になったので、母と二人で訪れてみました。

↑コーヒーと、ポテトサラダホットサンドを注文。ゆっくり味わいながらおしゃべりしていたら、話題はいつの間にかやなせたかしさんのことに……。

やなせたかしさん。アンパンマンの作者で、先日、2013年10月13日、天寿をまっとうされました。

やなせたかしさんの生き様には教えられるものが多くありました。「死ぬまで一生懸命」。力強く、意欲的。精神の張りが素晴らしいです。

やなせさんの作品には哲学的な要素が含まれますが、それをよく味わえるものの一つが「アンパンマンのマーチ」。

「そうだうれしいんだ生きるよろこび」。生命の原初的な真実が歌われており、聞き手の胸を打ちます。（アンパンマンのマーチ歌詞全文はこちら）

オープニング曲

しかし、そんなアンパンマンのオープニング曲を、母は知りませんでした。

「どんな歌なの？」と言われ、どうしようかと思いましたが、私はごく小さな声で「アンパンマンのマーチ」を歌い始めました。

「そ・う・だ、うれしいんだ、生きるよろこび……♪」

店内には、私たちの他にお客さんが一人。ジャズがかすかに流れてはいますが、かなり静かです。

そんな中で、周囲に聞こえないよう、最小音量で歌う「アンパンマンのマーチ」……。

私は、喫茶店で、なぜアンパンマンのマーチなんぞを歌っているのだろう……。と思いながらも。

一番を歌い終えると、真剣に聞いていた母は納得したような顔。アンパンマンマーチの良さをわかってもらえたかな？

「時は はやく すぎる
光る星は きえる」

光陰矢のごとし。やなせさんが教えてくださったことを胸に刻み、これからの人生を悔いのないように生きていきたいです。