昨日書いた記事(泡立て力がすごい! お気に入り泡立てネット)の中で、私が現在使っているシャンプー(オーブリーローザモスクエータシャンプー)のことについても少し書きました。
こちら、2007年からず~っと気に入って使ってきた石鹸シャンプーです。いえ……石鹸シャンプーでした。
なぜ過去形なのか?
それは……。
このシャンプーが、いつの間にか、石鹸シャンプーではなくなっていたからです!!
合成界面活性剤入りになった
昨日、記事の中で取り上げてから、なにげなくローザモスクエータシャンプーの全成分をネットでチェックしてみたのです。このシャンプー、石鹸シャンプーだから泡立ちにくいんだよねなどと思いながら……。すると……。↓
水・デシルグルコシド・グリセリン・ココイル加水分解ダイズタンパクNa・コメデンプン・アロエベラ液汁・キサンタンガム・シア脂・クエン酸・ラベンダー油・ベルガモット果実油・イランイラン花油・ロサルビギノサ種子油・セイヨウオトギリソウ油・グレープフルーツ果実エキス・ニンジン根エキス・フキタンポポ葉エキス・トクサエキス・変性アルコール・酢酸トコフェロール・ハマメリス水・アスコルビン酸・ダイズ油・カロチン
↑しょっぱなから、見慣れぬ表記が目につきます。デシルグルコシド……? ココイル加水分解ダイズタンパクNa……?
何? その、よくアミノ酸系シャンプーに洗浄剤として入っていそうな感じの成分名は……。そんなの、前は入ってなかったよね……?
まさかと思って調べると、やっぱり! デシルグルコシドも、ココイル加水分解ダイズタンパクNaも、かなり低刺激、植物由来で安全性は高いものの、合成界面活性剤でした。(参考:wikipediaデシルグルコシド、 cosmetic-info.jp、 みおつくし探究レポート)
何それ……何それーーっ!!
2010年あたりに変わったらしい
慌てて洗面所に駆け込み、買い置きしてあったローザモスクエータシャンプーボトル裏の英語表記をよく読んでみたら、本当だ、デシルグルコシドやらココイル加水分解ダイズタンパクNaやら書いてあるーー!!
ヒエーーー!!!
いつ変わったのか調べると、どうやら2010年、ボトルが大容量に変更された頃あたりらしい。
内容量が増えて、価格は据え置き。お買い得になったな~と喜んでいたのです。使い心地もリニューアル前とさほど変わらず、少しどろっとした感じが強くなったかな? バラの香りが弱くなったかな? と思っただけでした。
まさか、石鹸シャンプーではなくなっていたとは。
そうですか……。三年も、よく気づかないでいたよね!!(泣)
ショックショーック! 大ショック!!
昔(石けんシャンプー時代)の成分
ちなみに、昔の全成分はこんな感じでした。↓
ヤシ油、ヤシ脂肪酸K、オトギリソウエキス、スギナエキス、フキタンポポエキス、ローズヒップ油、アーモンド油、グレープフルーツエキス、ビタミンA油(5000IU/g)、トコフェロール(天然ビタミンE)
↑この、「ヤシ脂肪酸K」というのが石鹸成分だったわけです。
本当に気づかなかった。まさかそんな、石鹸シャンプーが石鹸シャンプーじゃなくなるなんて大きすぎる変更があるとは、思いもよらない!!
石鹸シャンプーと信じて使ってきた私は呆然と立ちつくしています。
さて……これからどうするか。
石鹸シャンプーということに固執するならばシャンプーを変えなければいけません。
しかし、現時点において、このローザモスクエータシャンプーと同等に仕上がりの良くなる(しっとりする)石鹸シャンプーというのは存在しないように思えます。
石鹸シャンプーでなくなったのにはガッカリしましたが、リニューアル後の洗浄成分「デシルグルコシド」「ココイル加水分解ダイズタンパクNa」も低刺激で身体に優しいことには変わりないですし、そこまで過敏になる必要もないのかな……。
とりあえず、現状の、
という方法を続けながら今後のことを考えたいと思います。
一年後追記:合成界面活性剤の種類が増えた
昨年(2013年)の12月にオーブリーのシャンプーが石けんシャンプーではなくなっていたことを知りましたが。
新しく買い足してあったローザモスクエータシャンプーを昨日開封して使ったところ……。
ん? 匂いが今までと全然違う!!
成分も変化
石けんシャンプーでなくなったことについては三年も気づかずにいたが、今度こそ変化に気づいたぞ。
と、ビシッと成分表示を確認してみたところ……。
↑やっぱり、変わってるーー!
以下、全成分です。背景を黄色く塗ってあるのは合成界面活性剤です。
水・ラウリルグルコシド・デシルグルコシド・ラウロイルラクチレートナトリウム・米エキス・アロエベラ液汁・香料(エッセンシャルオイル由来)・ココイル加水分解ダイズタンパクNa・レウコノストック/ダイコン根発酵液・グリセリン・グレープフルーツ果実エキス・フィチン酸ナトリウム・シア脂・ロサルビギノサ種子油・アスコルビン酸・キサンタンガム・トコフェロール・アルコール・トクサエキス・フキタンポポ葉エキス・クエン酸
↓こちらは、変更前の全成分。
水・デシルグルコシド・グリセリン・ココイル加水分解ダイズタンパクNa・コメデンプン・アロエベラ液汁・キサンタンガム・シア脂・クエン酸・ラベンダー油・ベルガモット果実油・イランイラン花油・ロサルビギノサ種子油・セイヨウオトギリソウ油・グレープフルーツ果実エキス・ニンジン根エキス・フキタンポポ葉エキス・トクサエキス・変性アルコール・酢酸トコフェロール・ハマメリス水・アスコルビン酸・ダイズ油・カロチン
パッと見たときの大きな変更点として、合成界面活性剤が、2種類から4種類に増えています。
調べたところ、どれも刺激の低い界面活性剤ではあるようでしたが、種類が増えたということはおそらく量も増えたはずで、洗浄力=脱脂力が強くなったのではないかと思っています。
香りの変更点
また、旧製品にあった「ラベンダー油・ベルガモット果実油・イランイラン花油」など個々のエッセンシャルオイルの名前がなくなり、「エッセンシャルオイル由来の香料」というなんだかぼかした成分名になってしまったわけですが、匂いに関しては本当に変わりました。
今までは、控えめな、甘い、ローズの良い香りだったのです。それが、美容室のシャンプーによくありがちな、けっこうきつい青リンゴのような香りになってしまいました。
ちょっと頭が痛くなるほど強い匂いです。私は断然、前の、ローズの香りが好みです!
大衆寄りになってきた?
……なんだか、オーブリーのシャンプー、どんどん良くない方向に向かっていませんかね。
大衆寄りになってきたと言うべきか?
「量がたっぷりで、わりと手頃に買えて、成分の安全度もまあまあ」。そんな路線になってきました。
最初、石けんシャンプーだった頃は、「量が少なく、高価だけれど、成分の安全度は最高」……という路線だったんですよね。
私にとっては、最初の高級自然派路線こそが理想だったわけですが……。
う~ん。これからどうしようかな。
とりあえず、使用感自体は前とさほど変わりないので、引き続き使用しながら考えてみます。
でもこの調子だと、またどんどん変わっていくんだろうな。オソロシイ~。
追記:慣れた
2017年追記:上記、成分変更すぐの頃(2014年)はちょっと敏感になってしまっていましたが、三年後の今となってはその状態にもすっかり慣れてしまいました。
きついと思っていた香りも、合成香料の香りなわけではないですし、けっこう良い匂いだと感じるようになりました。
確かに、合成界面活性剤の種類は増えたのですが、他のシャンプーと比べれば、まだまだ良心的な成分だと思います。
シャンプー後、地肌のさっぱり具合も良いですし、まだしばらくこのシャンプーを使い続けそうな気がします。
メーカー終売(泣)
2022年追記:オーブリー製品がなんとアメリカで製造終了になってしまったとのこと。(参考:ミトク オンラインショップ)
日本へのブランド上陸は1994年だったとのことで、28年間も日本で販売が続けられてきたのに、ここへ来て製造終了なんてびっくり&残念です。
オーブリー製品は、その香りが好きでした。天然エッセンシャルオイル由来なのに、強くて甘い香りがして、洗髪時に良い気分になれたものです。
取り急ぎローザモスクエータシャンプーの代わりになりそうな無添加シャンプーのリンクを以下に張っておきます。無農薬天然ローズ水配合というところにすごく惹かれます。↓