昨年の秋頃から背中の湿疹対策でスナック菓子(酸化油脂)を断ち、それに代わるおやつを模索しているわけですが、ノンフライor原材料に体に悪そうな油が含まれていないものを探すとなると、スーパーの中でも、必然的にせんべいや茶菓子類が売られているコーナーをメインに見回ることになります。
↑そんな中で目に付いたのがこの
原材料に惹かれる
「黒棒」なんて、威圧すら感じるほど単に見た目そのまんまの名称で、どんなお菓子なのか得体が知れず、そこそこ高いし(1袋279円)、買うのには勇気が要る感じなのですが、原材料を見ると、油脂が入っていないんですよね。↓
それに小麦粉は九州産だというではありませんか。↓
その他の原材料もシンプルで変な添加物も入っておらず、白砂糖ではなく粗糖や糖蜜、黒糖が使われているのも良いし、ただ一点、「鶏卵」の質だけはちょっと気になったのですが、総合的に見て湿疹への悪影響度が低そうだと思えたので思い切って買ってみました。
クロボー製菓
↑こちら。製造は福岡県久留米市のクロボー製菓。
↑個包装で12個入り。
↑横幅10㎝・高さ2cm・奥行き2cmで、わりと大きめなサイズ感。
割ってみる~意外と軟らかい
中はどんな感じなんだろうと思い、割ってみることに。
見るからに堅そうで、かりんとうのようにバキッとした感じで割れるのを想像していたのですが……。↓
↑実際に力を加えて拍子抜け。全然バキッとしていなくて、フワッと割れたのです。
あれ、黒棒ってこんな軟らかいお菓子なんだ!
食べてみる
早速食べてみると……。
…………ん?? これは、なんだかドーナツっぽいな!!
サーターアンダギーを彷彿する味わい。カステラの味にも通じているような。
表面の黒蜜がちょっとガリガリ・シャリシャリ結晶化していて、これが、コクのある甘さで美味しい。
へえ~っ、なんだこれ、美味しいじゃん!! 全体的に黒砂糖の風味があって、甘さがきつすぎず、適度なソフト食感で食べやすく、煎茶に合う! 食後のおやつにイイ!!
存続の危機?
なんというか、フィナンシェとかパウンドケーキに並ぶ、日本の和ケーキといった感じで、それなのに多分その良さがあまり知られておらず、スーパーのあんな目立たない棚でひっそり売られていて、このままではきっと存続の危機!
これはもっと知られるべき、今後も廃れずこのお菓子が日本にあり続けててほしい!
……と思ったのですが、調べたところ、この黒棒というお菓子は九州地方の特産で、九州では明治~大正時代から家庭用のおやつとして食べられており、現在では流通の発達により全国で売られるようになったとのこと。(参考:黒棒の歴史)
私が知らなかっただけで、すでに人気があり、有名だったからこそ、こうして北海道でも買うことができたのですね。
ネットでの評判を見ると、ファンの方も多いようで、それなら一安心だ!
けっこうハマる
↑黒棒は1本あたり62kcalと、そのボリューム感としっかりした甘さのわりにはカロリー控えめなのが嬉しい。
ノンフライなのでこのカロリーで収まっているのでしょうね。
私は黒蜜など、黒糖系の味がけっこう好きなので、この黒棒も気に入ってしまって、すでに数回リピート購入しています。
これを食べても背中の湿疹が悪化する感じはしないので、これからもちょくちょくお世話になりたいなと思っています。
背中の湿疹がスナック菓子で暴発したのは大変でしたが、そのおかげでこの黒棒にも巡り会えたので、万事塞翁が馬という感じです!