今日、一年四ヶ月ぶりに美容室に行ってきました!
最後に美容室に行ったのは去年の六月。まだ東京にいる頃。体調を本格的に崩す直前でした。原宿の、とても上手な美容師さんに切ってもらいました。
日傘を差して、地図を見ながら、美容室目指して歩いた表参道。街路樹の緑や、行き交う若い人々の熱気を覚えています。
あのときは、まさか、自分がその後病に伏せるなんて思ってもいませんでした。
けれど、長い時間はかかりましたが、再びこうして美容室に行けるようになったのですから、本当にありがたいです。
すっきり
一年四ヶ月も伸ばし続けていた髪は、尾てい骨に到達するくらいにまでなっていました。
それを、20㎝ほど切ってきました。
枝毛がたくさんできていた毛先がなくなって、すっきりしました。もう、自分でパチパチと小ばさみで切るのには限界が来ていましたから(笑)。
北海道に戻ってきて以来、体に負担がかからないことを一番に考えていつもジーパン+ウォーキングシューズだったのを、今日は一新。ワンピース+ハイヒールで行きました。
久々のオシャレ! すごく嬉しかったです。
ワンピースの下は、昨日試し穿きした170デニールの黒タイツです(笑)。
本当はロングブーツを履こうと思っていたのを、170デニールストッキングの威力を信じてハイヒールにしたため、ワンピースから出た脚が風にさらされていたのですが、170デニールに守られて、あまり寒さを感じず済みました。(今日は、最高気温16度、最低気温5度)
寒い季節のスカートスタイルにはとても重宝するアイテムですね!
十年ぶりくらいの健康毛
そして、その美容室。
2009年2月にかけたデジタルパーマがもう毛先にしか残っておらず、本当ならばパーマもかけ直したいところだったのですが、現在の体力を考えてカットのみにとどめました。
20㎝も切ったため、パーマ部分はほぼなくなり、何の処理もしていない健康毛のみの状態になりました。
私は大学入学直後にストレートパーマをかけて以来、その後もずっとウェーブパーマなどをかけ続けていて、こんな、髪全体が健康毛状態になるのは本当に十年ぶりくらいです。
艶、弾力、張りがあり、う~ん、こういう何もしていない毛というのも良いものですね。
次にパーマをかける日まで、しばらくはこのピカピカの自然毛を満喫しようと思います。
病気による精神の成長
そういえば……。私は2009年まで、美容室で、突っ込んだプライベートなことを聞かれたりそれについて答えたりするのが得意ではなくて、いつも美容室から帰ってきた後、あんなこと話さなければ良かったとか、もっとこう言えば良かったとか、色々考えてしまっていたのですが。
今回、そういうのがなかったんですよね。平穏な心のまま行って、帰ってきました。
思い返せば、けっこう、答えにくいような質問もされたのです。
けれどそれをイヤだとは感じませんでした。なんだか、ふわーっと、思考に優しいもやがかかっているような状態でした。
体を回復させることが最優先で、オシャレなんて二の次三の次百の次という日々を一年以上送ってきた私には、美容室に来られたというその事実だけでありがたくて、もう他はどうでも良かったのです。
これは本当に驚くべき変化で、成長だと思えます。あれだけ、美容師の発する一言一句に過敏になっていた私だったのに……。
病と向き合う日々は辛くとも、得るものはとてつもなく大きいのですね。精神が強くしなやかに鍛え上げられたようです。