数年前、羽毛布団の襟元に穴が空いているのを発見しました。↓
↑羽毛布団を針と糸で縫ってはいけない(針の穴から羽毛が出てくる)ことは知っていたのですが、どうしたら良いかわからず、とりあえずの補修として、穴をサージカルテープでふさぎ、その上から布で覆って縫い付けてしまいました。
しかし……このやり方だと、針穴から、やっぱり羽毛の飛び出しが止まらないんですよね!
羽毛布団にかけたカバーを替えるたびに、飛び出した羽毛が舞い散って毎回大変ですし、このままだと羽毛が全部抜けて布団がスカスカになってしまいそうなので、なんとか、もっとしっかりと修繕しようと、良さそうな道具を探しました。
そして見つけた!! 「羽毛ふとん補修シート」!!↓
↑こちらを取り寄せてみることにしました。
羽毛ふとん補修シート
↑そして届いた! 「羽毛ふとん補修シート」(302円)(日本製)。
↑中身はこちら。ペラッとした、一枚の布です(7cm×30cm)。
↑材質は綿100%。表は普通の布地ですが、裏は接着面で、「接着樹脂」が塗られており、見た目が少しテカテカ、触り心地もザラザラしています。
ちなみに、商品裏の説明書きによると、
公的検査機関による「羽毛吹き出し試験」合格
家庭洗濯やドライクリーニングにも優れている
とのことで、耐久性も信頼できそうです。
それではこの補修シートを使って、早速穴をふさいでいくぞ!!
補修シートで穴をふさぐ
↑まず、この、穴の上から縫い止めてあった布とテープを外します。
↑すると、穴が三個お目見え。
シートをカット
補修シートの使い方を読むと……。↓
↑なになに、まず、シートを、穴の大きさより大きめに切る。
↑角を丸くすると接着後に剥がれにくくなるとのことなのでそうします。
中温のアイロンでプレス
↑アイロンを中温にセット。
↑接着面を霧吹きで軽く湿らせてから穴の部分に置いて……。
↑綿100%の当て布(私はハンカチを使いました)の上から、アイロンを20秒ギューッと押しつける!!
20秒経ってから、そっとアイロンを離し、当て布をめくってみると……。↓
↑おっ!! おおっ!! ピタッとくっついてる!!
補修シートが冷めるまで動かさずに待てば、いっちょ上がりーー!!
五カ所の穴をふさぐ
やる前は、なんだかすごく面倒くさそうで、本当にうまくいくのか心配だったのですが、いざやってみると、案外簡単だし、シートがピタッとうまく貼り付いてくれます!
↑調子に乗って次々と、補修シートすべてを使い、計五カ所の穴をふさぎました!!
失敗した場合
ちなみに、アイロンで押さえつけたあと、当て布を外してみたら補修シートの角が折れてしまっていた! という失敗パターンもありました。↓
↑そんなときは、上図のように、折れた部分に再び軽く霧を吹いて、平らにのばし、もう一度当て布をしてアイロンをかけると、うまく直せました。
とりあえず安心! …と思いきや
これでとりあえずは、羽毛が出てくる心配も無さそうです!!
いや~もう、何年も気になっていたことだったから、やれてスッキリしたーー!
これで、カバー取り替えのたびに舞い上がる羽毛に悩まされることもなくなりそうだな。良かった良かった……。
……と、思っていたのですが……!!
まだ穴があった
改めて、羽毛布団を広げて全体を見渡してみたところ、なんと!! ふさいだ箇所以外に、縫い目に沿って、穴がポツポツとあいているではありませんか!!↓
↑えっ。な、な、な、何これ!! こんなのあったんかい!! 全然知らなかったわ!!
しかもここだけではなく、他にも、ポツポツと穴があいている箇所があって、もう、うわ~~~と頭を抱えたくなりました。
今日、五カ所は穴をふさいだけれど、その他にこんなに穴があいているんじゃ、まだまだ羽毛の吹き出しは止まらないなあ……(汗)。
補修シートは一枚しか買っておらず、もう使い切ってしまったので、早急にあと3~4枚取り寄せたいと思います。
この羽毛布団、使い始めて20年は経過しているので、相応に布地も傷んできているんですね。
いつかは「打ち直し」をすることも考えていますが、とりあえずは補修シートによる応急処置でいけるところまでいきたいと思います!!
追記:最終的に合計9枚使用
昨年、「羽毛布団補修シート」で羽毛布団の襟元にあいていた穴(五カ所)をふさぎました。
その他にも、羽毛布団の縫い目に沿ってポツポツとあいている穴をふさぐべく、新たに補修シートを購入しては貼り付けることを繰り返したのですが、見れば見るほど細かな穴がたくさんあいていて、補修シートが全然追いつかない。
一回の作業をやるのに相当の気合いが必要なのであまり頻繁には修繕ができず、一年半以上の期間をかけて、先日ようやくおおよその穴をふさぎ終えることができました。↓
↑使った補修シートは合計で9枚。上の写真の、白いライン部分はすべて補修シートです(一枚のシートを縦に二分割して、細長い形状にして貼り付けました) 。
補修シート代金だけで3000円くらいかかってしまいましたが、羽毛布団の打ち直しをするよりはだいぶ安く手直しできたので良かったです。
この、穴だらけになった面は羽毛布団の裏側(体に触れる方)で、表側は無傷だったので、現在は、裏側の被害拡大を防ぐべく、羽毛布団の表裏を逆にして使っています。
それでまた穴があいてきたら補修シートでふさいで、どのくらい使えるか……。
とにかく、限界まで、補修して使い倒したいと思います!