大阪に住んでいる妹がかなり久しぶりに帰省することになり、おもてなしの内容を考えていたのですが、聞くと、現在、妹はカフェインを受け付けない体になっているとのこと。
以前の職場で、激務でヘトヘトだったために眠気覚ましとしてしょっちゅうコーヒーを飲んでいて、そのカフェイン摂取量が多すぎたためか、あるとき吐いてしまい、以来、カフェインがダメになってしまったといいます。
ノンカフェインのお茶から選ぶ
妹には普通に煎茶かコーヒーなど振る舞うつもりでいたので、じゃあ何を飲み物として出せば良いか?? とにわかに模索が始まりました。
ノンカフェイン系で有名どころと言ったら、番茶か……?
昔よく飲んでいたオーサワジャパンの有機三年番茶あたりは美味しくて、ティーバッグだから使い勝手も良いし、なかなか良いんじゃないかな。
……と思ったのですが、いざ購入しようとするとなぜか気が進まず、じゃあどうしようかな……と考えていたときにひらめいたのが麦茶でした。
麦茶はノンカフェイン
麦茶は、以前、羽田空港の和食店「京ぜん」で食前に出てきて、麦茶というのもなかなか美味しくて良いものだなと印象に残っていました。
また、調べたところノンカフェインでもあり、今回の用途にぴったりだし、何より、なんだか今までで一番買うのに気が進んだので、今回は麦茶を用意することにしました。
有機の六条大麦茶
↑有機で国産の麦茶から探して、購入してみたのがこちら! 金沢大地 国産 有機六条大麦茶!!(453円 ティーバッグ16袋入り)
↑石川県産の有機六条大麦を100%使用。
↑有機JAS認定品です。
三種の作り方
↑パッケージ側面に「おいしい六条大麦茶の作り方」として三通りのやり方が紹介されていました。
水出し…1L~1.5Lのウォーターポットに1袋入れて3時間程度冷蔵庫に入れる
お湯出し…1.5Lのお湯に1袋入れて5分~10分後に袋を取り出す
煮出し…1.5Lのお湯に1袋入れて約5分煮出す
煮出して作る
この中で「煮出し」という方法が一番自分の中でなじみ深く、所要時間も短く済みそうだったのでやってみることに。↓
↑鍋に1.5Lの湯を沸かし、麦茶のティーバッグを1袋入れます(ティーバッグは無漂白紙製です)。
↑弱火にしてフタをし、5分待ちます。
↑5分経ったところで味見をしてみたところ、やや薄く感じたので、フタをし直して煮出しの時間を延長しました。
↑最終的に12分煮出しました。
美味しい
↑お玉で湯飲みに注いで完成!
妹と一緒に熱々を私も飲んだのですが、すごく飲みやすい!
香ばしくて、まろやかで、クセがなくて。番茶やほうじ茶には少し感じる渋ったさのようなものが一切ありません。
冷めても、それはそれでスッキリとしていて、水のようにゴクゴク飲める感じで美味しい。
温冷ともにいけるのが良い
麦茶なんて家で作って飲んだのは何十年ぶりかという感じだったのですが、美味しくできて良かったです。食事にもよく合っていました。父も母も一緒に飲んで、あっというまに一鍋がカラになってしまいました。
お茶って、冷めたものより熱々のものの方が美味しいという印象がありましたが、麦茶は、温かいものはもちろん、冷やしても美味しいというのが良いなと思いました。
主要なお茶の中で唯一カフェインゼロ
そして今回、記事を書くにあたって改めてお茶のカフェインについて調べたのですが、麦茶って、主要なお茶の中では唯一カフェインがゼロなんですね。
紅茶…0.03g
煎茶…0.02g
ほうじ茶…0.02g
番茶…0.01g
麦茶…0
↑イメージ的にカフェインゼロだと思っていた番茶にも、煎茶の半量ながらカフェインが含まれていたことに驚きました。
だったら、カフェインを受け付けない妹にとっては最初に候補だった三年番茶よりは今回選んだ麦茶の方が適していたことになり、良い選択ができたなと思いました。
(後で妹に聞いたところ、普段、ノンカフェインのお茶としてはコーン茶やハトムギ茶、ルイボスティーをよく飲んでいるとのことでした。そのへんはまったくノーマークだった……。)
血液サラサラ効果
麦茶の効能としては、まず、麦茶の香ばしい香り成分「アルキルピラジン」による血液流動性の向上効果(血液サラサラ効果)が挙げられるようです。(*1)
その他、
胃粘膜の保護効果
抗酸化
虫歯の原因になる口腔バイオフィルムの形成を阻害
といった効果もあるようです。(*2)(参考*1,*2:おいしい大麦研究所,麦茶の栄養と効能)
刺激がないのが一番の良さ
ただ、上記の効能も、カテキンなどが豊富に含まれ健康効果の高い煎茶(緑茶)に比べると少し見劣りしてしまうものではあり、健康効果を狙って飲む飲み物ではないという感じはします。
麦茶の一番の良さはその刺激のなさ。
カフェインゼロだから妊婦さんや赤ちゃんでも安心して水のようにゴクゴク飲める。それでいて、水よりは味があるから、嗜好品的な楽しさもある。それが良いのかなと思います。
今回購入した麦茶がまだ余っているので、水の量や煮出し時間など色々変えて、好みの味をもっと模索してみたいと思います!