2014年、母の定年退職に合わせて予定している旅行。
一番の目的地は福井県にある平泉寺白山神社なので、宿泊先は福井県か、お隣の石川県。
北陸には素敵な老舗旅館がたくさんあり、その中から一つを選び出すのはとても大変でしたが……ついに、宿泊先を決定しました!
↑石川県の山代温泉にある、あらや滔々庵(とうとうあん)です!
「べにや」は灰皿が…
一番最初に候補に挙がっていたのは福井県のべにやだったのですが、こちらの旅行記を見ていたら温泉の脱衣所に灰皿らしきものがあったのが相当気になりまして……。
お風呂上がりに煙草の煙なんて……絶対にイヤ!!
ですからまず、脱衣所に灰皿がないことが、宿選びの大前提となりました。
八つの条件
その他の条件は、
①部屋にベッドがある(母の希望)
②部屋食である(母の希望)
③夕食がとにかく美味しい(母の希望)
④できれば部屋に掘りごたつがついている(母の希望)
⑤宿に到着してすぐ出してもらえる飲み物が抹茶である(私の希望)
⑥接客が良い(私の希望)
⑦食事内容が野菜と魚介類で構成されている(肉が出ないor少ない)(二人の希望)
⑧母の、「一生に一度は豪華な温泉旅館に泊まりたい」という願いにふさわしい高級感がある(私の希望)
上記の条件を掲げてありとあらゆる宿を検討し、最も希望に適っていたのがあらや滔々庵でした。
唯一、「部屋に掘りごたつ」という条件だけは満たさないのですが、そのマイナス点を補って余りある魅力があらや滔々庵にはありました。
バー以外禁煙
まず、もちろん脱衣所に灰皿はありません。それどころか、電話で問い合わせて聞いたところ、バー以外の公共の場所はすべて禁煙だというではありませんか。
ロビーや廊下が禁煙の旅館というのは珍しいと思います。他にも何軒か有名な旅館に問い合わせてみましたが、それらの旅館ではすべてロビー・廊下は「喫煙可能」ということでした。
宿に入ってから部屋に着くまでの間に煙草の被害に遭ったらイヤだなあと思っていたので、あらや滔々庵の方針を聞いてとても安心しました。
料理が美味しそう
↑料理もとっても美味しそう。主に魚介類と野菜で構成されている献立内容が好みです。器も九谷焼で綺麗!
↑母の希望、ベッドつき!
しかも客室露天風呂つき!
一泊の値段がとんでもない
これだけ良い宿であるので、一泊の値段もとんでもないです。一人、4万2千円もします。
イ・イ・イ・イエ~~~ッ!! と、最初はひっくり返りそうになりました。よ、よ、よ、4万2千円って、それ、そのお金、もっと実用的な方面に回した方がいいんじゃないの?
特に私は、今までの一人旅で、宿泊費はなるべく抑えて観光に重点を置くというやり方を通してきたので、なおさら抵抗がありました。
しかし……しかし!!
今回は、母の願いを叶える旅行なのです。母に、絶対満足してもらわねばならないのです。
死の間際に後悔しないために
ここでケチッたとして、死の間際、もし4万2千円余っていたら。「あ~このお金があればあのときあらや滔々庵に行けたなあ。行っておけば良かったなあ」なんて後悔するでしょう。
それに、旅行は、形には残らないかもしれないけれど、心の中に、永遠に消えない思い出として刻まれます。
とびきりの思い出にするために……エ~イ、ここは清水の舞台から飛び降りるしかあるめえっ!!
……というわけで、今から楽しみにしています。
(追記:その後、北陸旅行を無事敢行してきました! あらや滔々庵宿泊記はこちら!)