ご先祖様供養をするとき、「先祖代々の霊位」(位牌)を載せる台として今までピアノの椅子(うちに二脚あるうちの一脚)を使用してきました。↓
↑ピアノの椅子は、高さがちょうどよくて安定性もあり、なかなか良いのですが、一点、ずっと気になっていることがありました。それは椅子の表面に四カ所あるへこみ。
穴のあいた地面
位牌はへこみを避けて置いていたので、実用的には問題ないのですが、まるでご先祖様をボコボコ穴のあいた地面に座らせているようで、どうも気分が良くありません。
こんなピアノの椅子ではなく、もっとちゃんとした台に位牌を載せようと、ミニテーブルのようなものをいくつもネット上で物色したのですが、なんだかどれもピンと来ない。
理想だと思っていたのは、神具店(宮忠)の八足台。↓
↑けれど、値が張る。税込、47500円。う~~ん……厳しい……。
堂々巡り後、覚悟を決めた
この堂々巡りが数年繰り返されました。「ピアノの椅子の穴が気になる」→「他の台を探すけれどどれもピンと来ない」→「八足台を買おうかな」→「高すぎて手が出ない」……。
そして今年の六月。もういい加減、この問題をどうにかしなければいけない。私は腹を決めました。
47500円は確かに高額だけれど、八足台は一生物。
一生物なんだから、高くても仕方ない。むしろ、一生使うのであれば、少しくらい高額でも、後悔しないよう良いものを買っておかなければ。
ということで、ついに注文! 受注生産のようで、「届けるまで一ヶ月ほどかかる」との連絡があり、その後、予定時期にきっちり到着。
桧(ヒノキ)の良い香り
↑キタ! 木曾桧製の八足台!
梱包を解いた途端に、新築の家のような木の良い香りがあふれます。
スベスベ、ピカピカで、どこか気高い!
細やかな仕事
↑床に接する脚は角が面取りしてあって、仕事に細やかさを感じます。
早速位牌をピアノの椅子から八足台に移しました。「ボコボコ地面の部屋」から「綺麗に掃除の行き届いた客間」へとご先祖様に移動していただけたような気がしてホッとしました。
八足台の高さは36㎝で、ピアノの椅子よりも20㎝ほど低いので、座ったままの供養がよりしやすくなりました。
この八足台を前にするたび、清々しい気分になります。しっかりとした良い八足台です。一生、大事に使っていきたいと思います!