栗や豆が好物の母が、数年前から「気になる」と言っていたお菓子がありました。
それがこちら。↓
↑京都の洋菓子店「ジュヴァンセル」の「竹取物語」というパウンドケーキ。
国産の和栗と国産黒豆がたっぷり使われており、口コミの評判も非常に良く、確かにとても美味しそう。隠し味がラム酒というのも、ブランデーケーキっぽくて美味しそうだし。
値段は、一つ3780円とお高め。
けれど、母の誕生日も近いことだし……。
ということで!! 思い切って取り寄せてみることにしました。
届いた
↑そして! 届いた!! 竹取物!!
↑シンプルで高級感のある包装紙にくるまれています。
包装紙を剥がしてみると……。↓
↑おっ!! 緑青色(ろくしょういろ)とも言うべきか、綺麗な深みのある緑色の箱に帯、そこに雅(みやび)な字体で「竹取物語」……って、洋菓子のはずなのになんだかとても和テイスト!!
全体的にどこか平安時代の着物を思わせる色合いとたたずまいです。
帯を解いてフタを開けると……。↓
↑おっ!!(笑) 何だこれは!! 竹の皮に包まれている!!(笑)
「竹取物語」だから、竹の皮の中にあるパウンドケーキが「かぐや姫」ってことなのかな?
原材料・カロリー
↑裏に脱酸素剤入り。
↑原材料はこちら。
↑カロリーはこちら。
賞味期限は製造日から20日間で、到着時は賞味期限まで残り17日でした。
竹の皮
↑ハサミで外包装を切ると、中からフワッと甘いラム酒の香りが漂いました。
↑皿に取り出します。……雰囲気が日本むかし話的というか、おじいさんが山に昼飯として持っていくおにぎりでも入っていそうな感じです。
竹皮包み焼き
わざわざ、和の雰囲気を演出するために、焼き上がったパウンドケーキを竹の皮に包んだりして大変だな……。
なんて思っていたのですが、竹取物語の商品紹介ページをよく見ると、これ、パウンドケーキ型に竹の皮を敷いて、そこに生地を流し入れて焼いているんですね。↓
↑見た目を良くするために後から竹の皮で包んでいるというわけではなく、いわば竹皮包み焼きのようなもので、それだったら本当に「竹(の皮)から生まれたお菓子」という感じがして「竹取物語」というネーミングに名前負けしていないし、竹皮の香りなんかもじゅうぶんにケーキに染み渡っていそうで、ますます美味しそうだなと思えました。
上に具がごろごろ
この、笹の葉の包みを開けてみると……。↓
↑おっ!!! すっごい! 栗と豆がごろんごろんにのっかっている!!
商品サンプルの写真に偽りなしという感じ。
↑サイズは、
横:約15センチ
奥行き:約6.5センチ
高さ(具含めず):約4センチ
で、一般的なパウンドケーキの大きさ。
中にも具
↑早速カットしてみると、中にも栗や黒豆がぎっしり!! 贅沢!
↑それでは熱々の煎茶とともに!
↑いただきます!
具だくさんで美味しい
↑黒文字で切って、一口。もぐもぐ。
すると……。
おっ……。これは、なかなか美味しいですね!!
マロンペースト入りの生地は、しっとり、どっちり。
その中に、ねっとりした黒豆と、大粒のほくほく和栗。
素材の味が生きていて、じっくりよく噛んで味わうごとに、口の中に美味しさが広がります。
ラム酒と竹皮の香りが混ざり合い、なんとも上品な、甘い良い匂い。
レトロなハイソ感
柚子の皮がちょっとだけ入っていて、噛んでいるとたまに遭遇するのですが、柚子の皮を噛んだ瞬間、そこに和の世界がほとばしります(笑)。
鎌倉の喫茶店あたりで出てきそうな、レトロなハイソ感が素敵。
どこを食べても具があって、容赦なく具だくさん。お菓子に、初めて「具だくさん」という言葉を使いたくなりました。
油っこくないのもイイ!
煎茶がよく合います!
適度な甘さ
甘みはわりとしっかりと感じますが、甘すぎると感じる二歩手前くらいに留まっていて、甘党ではない私でも美味しく食べられます。
このくらいの甘さがあるからこそ、お菓子としての満足度が高くなっているような気もします。
母大喜び
そして、この「竹取物語」を食べるのを数年来待ち望んでいた母は、ようやく願いが叶って大喜びしていました。
「すごく美味しい! 今まで食べたお菓子の中で一番母さん好みかもしれない。豆も栗もほどよい軟らかさに煮えていて、上品な甘さが染み通っている。甘ったるくなくて、お茶にも合う感じが良い!」
と、大絶賛。
「また何かの折に頼みたい」と目を輝かせていました。
高級おうちカフェに
値は張りますが、変な添加物も入っていないですし、具だくさんで食べ応えがあり、「美味しくない」という人はいなそうな味わいで、高級なおうちカフェを開きたいときにはピッタリのケーキだと思いました。
私は、お菓子の取り寄せに関しては、よっぽどのものでなければリピートしたいとは思いませんが、このパウンドケーキであればまたいつか取り寄せても良いなと思いました。
「どこを切っても具」というのが本当に良かったです。メインは具で、それをつなぐ生地少量、みたいな。食べていて楽しい。
残りも、大事に食べていきたいと思います!
(「竹取物語」は、公式ショップやYahoo!ショッピングでも取り扱いがありますが、送料がとても高いので、オンラインで購入するなら以下の三越伊勢丹オンラインが送料抑えめ(全国一律660円)でお勧めです。↓)