ネットショップのamazonには、「ほしい物リスト」という、気になった商品をブックマーク(登録)しておける仕組みがあります。
私は、この「ほしい物リスト」を母と共有しているのですが、ある日、このリストに「佐賀県産ひよくもち使用 冷凍あん餅」というものが追加されていました。↓
母が追加した
私はその餅を「ほしい物リスト」には入れていないので、追加主はもちろん母。
へえ、母さん、こんなものが気になっているのか……(笑)。と思いつつも、特に母にそのことは言わずにスルーしていたら、母の方から「ほしい物リストに、美味しそうな物が追加されていたでしょ」と言ってきました。
「え? ああ、なんか、冷凍の大福みたいなやつ?」
「そうそう。あれ、注文したい」
「えっ。買うの?」
「うん。すごく評判が良いし。美味しいんだって」
……この「ほしい物リスト」には、日頃、購入の検討候補になっているものをドサドサ入れていますが、実際に購入に至るのは稀(まれ)。
ですから、母の追加した「冷凍あん餅」も、リストに入れられただけで、本当に買うことになるとは思っていませんでした。
しかし母は大乗り気。
……まあ、確かに、レビューを見たところ、美味しそうではある。
ちょっと値は張るかなと思ったけれど、ちょうど正月シーズンで餅が食べたくなってきていたところだし、「正月のご馳走の一環」として取り寄せるのも良いかな。
ということで、試しに一袋(1㎏分)購入してみました。
↑佐賀県から冷凍便で到着。
↑丸くて綺麗な、カチカチの冷凍あん餅のお目見えです(数えたら19個入っていました)。
↑原材料はこちら。
もち米は佐賀県産、小豆は北海道産で、国産原料にこだわった無添加。
大福のまわりにまぶされた「もちとり粉(馬鈴薯澱粉)」にも、北海道産のものを使用しているそうです。
「酵素」も無添加
また、原材料で注目なのは「酵素」が添加されていないこと。
「酵素」は、時間が経っても餅を硬くさせないために、市販の大福に高確率で添加されているものです。
「酵素」の正体は「アミラーゼ」(*1)で、添加物としての危険度は低く、入っていても問題があるものではありませんが、「酵素」が入っていない方がより本来の、本物の「あん餅」に近いと言えます。(参考:*1にいがた食の安全インフォメーション)
酵素無添加の大福には滅多にお目にかかれないので、本格的な大福が楽しめそうだと期待が高まります!
商品裏の説明によると、「室内で約一時間自然解凍させると、やわらかいつきたての餅に戻る」とのこと。
↑早速、カチコチの餅を皿に並べ、乾燥しないようラップをかけて室温で自然解凍させます。
しかし一時間後、もう戻ったのかなと思って触ったところ、まだカチカチ。
どうやら、冬の低い室温(16℃)では一時間では解凍できないようです。
追加で一時間放置したところ、ようやく軟らかくなりました。
↑解凍の終わったあん餅。
どんな感じかと、引っ張って伸ばしてみたところ……。↓
↑おおっ! ふわっと!! 伸びーーる!!
酵素も入っていないし、もう少し硬い餅なのかなと思っていたので嬉しい驚きです!
「つきたてほやほやを急速冷凍している」とのことで、だからこそ、解凍したときにここまでふわふわに戻るんですね。
とっても美味しそう! と、ときめきながら一口食べてみると……。
わあ、すごい滑(なめ)らかな餅! シコシコしていて本当につきたてみたい! 美味しい!
もち米の香りがする、美味しい大福です!
餅に砂糖が入っていなくて安心
あと、酵素が入っていないとわかった段階で一つ、私の中で懸念点がありました。
それは、餅に砂糖が入っているかもしれないということ。
餅を軟らかく保つテクニックとして餅に砂糖を混ぜるというのがあるので、もしかしたらこの大福の餅にも砂糖が混ぜてあるかもしれないと思っていました。
しかし、餅だけかじってみたところ、全然甘くない! 砂糖は混じっていないようだ!
純然たる「餅」を使った大福を食べたいと思っていたのでホッとしました。
酵素も砂糖も使っていない、時間が経てば硬くなるリスクを負っている餅だからこそ、このシコシコ感が実現できているんだなと思います!
甘すぎない粒あん
↑そして、あんこですが、これが、甘さと量がちょうど良くてイイ!!
私は、甘すぎるあんこや、あんこの量が多すぎる和菓子が得意ではないのですが、この大福のあんこ(ねっとりした粒あん)は甘すぎず、量もほどよく、「餅を主体に味わえる大福」になっていてすごく食べやすい!
最初の一つを食べ終えた段階で「また注文したいね」と、リピート意欲満々になってしまいました。
久々に、シンプルで美味しい、本格的な大福が食べられて満足です。
いつでも、食べたいときに、自然解凍で食べられるという手軽さが良いです。
↑賞味期限も長いので(約一年後まで)、これから、大事に食べていこうと思います。
(そして、無くなったら再購入したい!)