ここのところ、本当~~に、お米の値上がりが厳しい!!
私のお気に入りのお米屋さん「京の米職人」でも、同じお米が一ヶ月のうちに二回くらい値上がりしたりして、もう、どこまで行くの~~~? という感じ。
「京の米職人」で買えば真空パックにしていただけるし、お米の品質等、間違いないとわかっているのですが、できれば少しでも節約したい~~!!
↑ということで、「京の米職人」に比べて5㎏あたりの値段が1300円ほどお得だった有機栽培の玄米を、初めてのお店で買ってみました。
虫の心配
昨年の7月にも「京の米職人」以外で玄米を買って、そのときは購入した玄米20㎏に虫が湧いて除去するのに苦労したので、再び同じ目に遭わないよう、衛生管理や米の選別などキチッとしているのか、見極めてから買おうと思っていました。
けれどそのお店のサイトには「どんな農家さんが作っているか」という情報しかなく、その他のヒントになるのは、お米が入った米袋の外観デザインのみ……。
……もうこれは第六感で判断するしかないやつか。
サイトに掲載されている写真からは、そう悪い感じは漂ってきませんでした。
それにもし虫の卵が産み付けられているとしても(汗)、今の時期(3月)、北海道は気温が低いので、孵化するところまでいかないだろう。
5㎏くらいなら買っても大丈夫なんじゃないか……。
と思って買ってみて、実際、パッと見は綺麗だったので安心しました。
黒や茶色の斑点米
しかし。
米によく目をこらしてみると……。↓
↑こ、これは……。
↑何だかけっこう、あまり綺麗ではない、黒や茶色の斑点がついた米が混ざっているぞ。
虫食い米(カメムシ被害)
↑調べたところ、これは「ヤケ」といって、カメムシが、稲穂の段階における米に張り付き、米の栄養を吸ったときにできるもの(*1)なのだそうです。
食べても害はないけれど、あまりに多く入っていると「苦み」や「えぐ味」に繋がってくる(*2)とのことで、まあ、この「ヤケ米」が全体の中にポツンポツンとあるくらいなら私も無視するのですが、今回のお米には、けっこう、気になるレベルで入っている……。(参考*1*2:オコメンブログ、原田米穀)
ヤケ米除去作業
というわけで……。
↑米に湧いた虫を除去したときと同様の道具を準備!!
①チェック前の米…400g~500g程度
②米をチェックするための皿(+ヤケ米を取り除くための計量スプーン)
③チェック後の米を入れるボウル
もうこういう作業からは解放されたと思っていたのに、またこれかよ~~~(笑)!!
と、思いつつも作業開始。
↑まず、皿の上に、チェックする玄米をある程度ドサッと出します(大さじ5杯分くらい)。
↑米の小山を指でかき分けてヤケ米を探し、見つけたらスプーンですくいます。
↑すくったヤケ米は新聞紙の上へ。
↑ヤケ米の他に、たまにこういう黒いかたまりのような物もあるので、これも除去(調べたところ、雑草の種っぽい)。
↑第一陣のヤケ米除去完了。
↑ヤケ米を除去した米をボウルに移します。
この作業を繰り返していきます。
虫米除去よりは楽
このヤケ米除去作業は200gチェックするのに15分くらいかかります。
虫米は色や形が普通の米と似ていて見分けるのに神経を使いますが、ヤケ米ははっきりと黒いので判別しやすく、わりとゲーム感覚で作業できます。
ですから、虫米チェックは一日に100gやるのが
とは言え、なんだか変なことに時間を取られているなあ~という感じはあって、こういうヤケ米のほとんどない米を提供してくれていた「京の米職人」のすごさを改めて感じたりしています。
全体の1.9%がヤケ米だった
そして、500gの玄米から取り除いたヤケ米を全部集めたものがこちら。↓
↑量ったら9.5gあって、つまり、全体の1.9%がヤケ米だったということになります。
ヤケ米を破棄すると、5㎏で買ったつもりが実際は4.9㎏しか入っていなかったということになりますから、ちょっと損したような気にはなりました(笑)。
節約と手間の狭間
でも、こういうのを取り除く機械(色彩選別機)を導入するのにもお金がかかるんでしょうし、消費者側がヤケ米除去の手間をかけなければいけない代わりに少しお米の値段を下げていただけるというのなら、そこに魅力は感じるなあとは思います。
しかしながら母には「時間がもったいないから、ちょっと高くても、そういう作業が要らない米を買った方が良い」と言われていて、まあ、それもそうだよなあと思ったり。
理想を求めて
まあまず、農薬・化学肥料不使用のお米を作って売っていただけるだけでもありがたくはある。
その上で、できれば買いやすい値段で……。できれば虫が湧かなくて……。できればヤケ米も少なくて……。
なんて理想を求めて、これからも、色々なお店(or農家さん)のお米にチャレンジしたくなってしまう気がします。
お米の大切さが改めて身にしみる今日この頃。全国のお米農家さんに感謝します!
(ちなみに、上述のヤケ米除去が必要だったお米は、炊いて食べたら美味しかったです!)