↑先日購入した有機栽培米(五分づき)二種(「山形県産のつや姫」と、「滋賀県産の
どちらも初挑戦の銘柄で、まず試してみたのは「つや姫」でした。↓
この「つや姫」を食べきったので、もう一つの「日本晴」を食べてみることにしました!
つや姫は特A。じゃあ日本晴は?
私は元々、米の銘柄や、それがどのくらい美味しいのかなどについてあまり詳しくありません。
「つや姫」も、名前をちょっと聞いたことがあるくらいで、どんな評価を得ている米なのかはまったく知らないまま、調べもせずにただ「食べたことがないから」という理由で買いました。
しかしこれがとても美味しかったことから、びっくりしてどんな米なのか調べたところ、なんと「コシヒカリ以上の極良食味」(*1)と評され、日本穀物検定協会のランキングで平成26年度産が特A(最高)ランクを獲得するなど、美味しい米として有名な米だったことがわかりました。(参考:*1wikipedia)
そ、そ、そうだったんだ! 「つや姫」って、特Aランクの極良食味米だったんだ!!
いや~、そういうことを知らなくても、食べたら美味しいってわかったもの。すごいなあ「つや姫」。
しかしそこでふと気がかりが生じました。
「つや姫」が特Aなのはわかった。……じゃあ、「日本晴」は……??
日本晴は基準米
というわけで「日本晴」について調べたところ、なんとこちら、米のランキングを決める際の基準米として採用されている銘柄なのだとか。(*2)
「日本晴」と比べたときに、
同等の味であれば「A'」。
良好であれば「A」、特に良好であれば「特A」。
やや劣れば「B」、劣れば「B'」。
という評価がつけられるそうなのです。(参考*2*3:wikipedia)
つまり、
特A(つや姫)>A>A’(日本晴)
ということになり、「日本晴」は、特別に美味しい米というわけではないっぽいと推測できました。
炊いてみる
……これ、食べる順番間違ったかな。「つや姫」を後に食べた方が良かったのかも。でも、有機栽培米なんだし、どんな銘柄であろうが美味しいはず。
などと思いながら炊く作業に移りました。
↑米の状態はこちら。炊きあがりは……。↓
↑こちら! ……なんとなく、モチモチというよりはサラッとした雰囲気の見た目。
↑では早速食べてみよう!
↑いただきます!
懐かしい味
一口食べてみて、「あっ」と思いました。
これ……このご飯の味、なんだかすごく懐かしい!
給食の白ご飯とか、小学校に上がる前に家で食べていたご飯がまさにこんな味だったことを思い出しました。
なんといいますか、炊きたてではあるんだけれど、すでに長時間保温したあとのご飯の味・香りといいますか……。米のタンパク質の香りがよく感じられるんですよね。
いや~、でも、さすが「基準米」だけある。日本の米の原風景だよ! この味は!!
なんでも、「日本晴」は『昭和後期の日本で最も多く栽培された品種』で、『1970年(昭和45年)から1978年(昭和53年)までの間、日本全国の作付面積の第1位を占めた』のだそうです。(参考:wikipedia)
そうかあ。知らなかった……。
現在は、「つや姫」を始めとして色々と食味に優れた米が登場しているけれど、そこに至るまでには米作りに携わる方たちがかなりの研究努力を重ねたんだなと、この、米の原点とも言える「日本晴」を食べて感じずにはいられませんでした。
幼い時代の味を懐かしみながら食べていきたいと思います。