七年ほど前、茶道に憧れ道具を揃え、抹茶を点てては楽しんでいました。しばらく遠のいていましたが、最近また飲みたくなって、道具を棚から引っ張り出して「プチお茶会」を開いています。
手軽に
以前は茶杓(抹茶をすくう竹製の匙)や棗(なつめ)(抹茶を入れておく容器)などを使ってできるだけ本格的な雰囲気に沿って点てていましたが、今は、買ってきた抹茶の袋に直接小さじ(調理用)を入れてすくったりして、ずいぶん手軽にやっています。
ただ、どうしても茶筅(ちゃせん)だけは必要ですね。
抹茶の点て方
それでは、うちでの抹茶の点て方をご紹介します。
器を温める
↑まず茶碗に熱湯を少量注ぎ、茶碗を回して全体を温めます。
茶筅を湿らせる
↑茶筅をお湯で湿らせたら、茶碗の湯を捨てて水気をキッチンペーパーなどでよく拭き取ります。
抹茶を入れる
↑抹茶小さじすり切り一杯分を、茶碗に茶こしでこして入れます。
お湯を注いで点てる
↑沸騰する前のお湯(湯気が立ち、小さな泡が少し出てくるくらいのもの)を120mlほど注ぎ、手首を固定して肘から先の動きで斜めジグサグに素早く点てていきます。
表面の泡を切る
↑最後に、表面の泡を茶筅の先で「の」の字に切り、真ん中からそっと抜いて完成です。
【お湯の温度、量】
ちなみに、一般的に、
注ぐお湯の温度は70~85度
お湯の量は約70ml
抹茶は2g(茶杓二杯)程度
とされています。
抹茶小さじすり切り一杯分が、ちょうど2gほどです。私はここに120mlのお湯を注いでいるので、標準より薄めの仕上がりなのかもしれません。でも美味しいですよ。このへんの、抹茶とお湯の量に関しては、個人の好みでいいんじゃないかなと思います。
また、お湯は、水道水の場合、一度沸騰させてカルキ臭を抜いてから使うと良いとされています。
【水の硬度】
そして、できれば軟水を用いるのが良いようです。(参考:丸久小山園:抹茶の点て方)
うちでは、蒸留水器で作った蒸留水を使っています。(蒸留水器について詳しくは「蒸留水器で水道水の放射性物質を除去する」参照)
蒸留水は驚きの硬度0。スーパー軟水なので抹茶も美味しく入ります!
どんなに口の中が甘ったるくなっていても、抹茶を飲めばすっきりさっぱり。その怒濤の爽やかさが好きです。
それに、抹茶って、テーブルに出すとその場の空気がぐっと高級になりますよね。おやつタイムを楽しく演出するのにぴったりのアイテムです。
抹茶と茶筅さえあれば、あとは家庭にある道具でなんとかなる。その、意外な手軽さも魅力です。