↑5月に行った蕎麦屋「おかだ紅雪庭」に、先月もう一度行って、昼御膳を食べてきました。そのときデザートに出されたのが水ようかん。
水ようかんなんて食べたのは三年ぶりくらいでした。スルッととろけるように美味しくて、家に帰っても、なかなかその風味が忘れられません。
手作りならたくさん食べられる
↑そこで、水ようかんを買って食べたりしてみたのですが、すぐに終わってしまって物足りない。水ようかんへの思いは募るばかり。(写真は、播磨屋本店の京の水ようかん。)
……だったら、手作りしてみればいいんじゃない? そしたら好きなだけ食べられる。そう思い、レシピを検索してみたところ、簡単に作れそうだったので挑戦してみることにしました。
作ってみる
↑用意した材料は、こしあんの缶詰(北海道産特別栽培小豆100%)、粉寒天。
参考にしたレシピはこちら(簡単! 水ようかん)。
↑粉寒天に添付の説明書に書いてあった通り、粉寒天をお湯に溶かして……。
↑あんこを入れて、鍋を火にかけながらヘラで混ぜ……。
↑鍋ごと水につけて粗熱を取り、型に流し入れて完成。あとはこれを冷蔵庫に入れて冷やすだけ。
冷蔵庫から出してみたら
抹茶と一緒に食べようと、わくわくしながら一時間待ちました。そしていざ冷蔵庫オープン! ちょっと表面を触ってみると、まだなんだか柔らかかったけれど、水ようかんだからこんなものかな?
とりあえず型から出してみようと、クッキングシートを敷き、型をひっくり返そうとしたとき……。
ズルッ。
……えっ?
型が斜めになった時点で、半固形状の水ようかんが流れ出てきたのです。固まっていなかったのです。
どうしよう、これ、どうしたらいいの~~! パニックになっているうちにも水ようかんはズルズルと流れ落ち、もう全部をクッキングシートに出すしかなくなりました。
↑で~ん。……ちょ……(笑)。なんだよこのゲル状の水ようかんはよぉ~~。マグマかよ~。なんでこうなるんだよぉ~~。
↑でも、固まっていないだけで、水ようかんには違いないので、開き直ってスプーンですくって皿に盛り、食べました。ひんやりしていて甘すぎず、美味しかったですよ!
あんこ好きの母は、「美味しい」と皿にたっぷり盛った水ようかんを何度もおかわりしていました。
固まらなかった理由を考える
それにしてもなぜ固まらなかったのか? その後色々原因を考えました。まず、粉寒天を十分に溶かしきれていなかった可能性があります。
使う粉寒天の量が少なかったのかもしれない。(今回は、こしあん490g、水400mlに対し、粉寒天2gを使いました。)
また、「教えて! goo」内の「寒天デザートで失敗ばかり」という質問に対し、「粉寒天は固まりにくい」「棒寒天(or糸寒天)の方が失敗しない」という声が寄せられていたので、簡便さを求めて粉寒天を使ったところに原因があったのかもしれないとも思います。
(粉寒天はお湯に溶かすだけ。棒寒天は事前に水でふやかした上で煮溶かすなどの手間が必要。)
再挑戦方法
というわけで、再挑戦方法として、
・使う粉寒天の量を増やす
・粉寒天ではなく棒寒天を使う
の二通りを考えましたが、固まりやすいという声を重視し、棒寒天を使う方法を試してみることにしました。
煮溶かし方が不十分にならないようにも気をつけます。
今度こそっ! 形のある水ようかんを作ってみせるぜ!
(2012/08/20追記:棒寒天で水ようかんを作って成功しました!)