普段、健康を考えて玄米を食べていることもあり、スパゲティの麺も全粒粉のものを使うようにしてきました。↓
↑しかし、全粒粉スパゲティって、個人的に、ちょっと消化不良を起こしやすいんですよね。
ゆで時間を、規定8分のところ15分に延長し、よく噛んで食べても、食べているとお腹が痛くなってくる。
というわけで、少しずつ全粒粉スパゲティに手が伸びなくなり、ここのところは全粒粉ではない普通のスパゲティ(国産小麦使用)を食べることが多くなっていました。
二時間浸ける
しかし! やっぱり全粒粉のスパゲティが食べたいなと思って試行錯誤しているうちに消化不良にならずに済む良い方法を見つけました!
ゆでる前に、麺を二時間水に浸けるのです!!↓
↑水に浸けた全粒粉スパゲティをゆでると、ただ長くゆでたのとは違う柔らかさが出ます。歯でとらえやすく、噛みやすいです。
一時間半だと短い
水に浸ける時間は、一時間~一時間半だと短くて、ちょっと腹痛が起こりました。二時間浸けると大丈夫でした。
(水に浸けたあとの麺は、普通のパスタをゆでるときと同様に「塩を入れた熱湯」(塩分濃度0.5%:水1Lに対して塩が5g)でゆでます。私は15分ゆでています。)
↑野菜たっぷりベジミートソーススパゲティー(レシピはこちら)。(使っているのはオーサワのベジミートソース)
というわけで! 麺を水に浸けてからゆでるという方法をとり始めたおかげで、また全粒粉スパゲティを食べられるようになって嬉しいです!
追記:一年後、浸水時間を「一晩」に増やす
全粒粉スパゲティを二時間浸水させてからゆでるようになって一年。
消化の良いパスタが食べられるようになって嬉しいのですが、この、ゆでる前に水に二時間浸けるという作業。
……けっこう神経を使うんですよね!
二時間逆算するのが大変
「18時頃に夕食をとりたい。麺をゆでるのに15分かかるとしたら、麺をゆで始めるのは17:45。それまで二時間水に浸けるということは15:45には水に浸けなければいけない……」
なんて、毎回夕食予定時刻から逆算して麺を水に浸けるのが大変だなと感じていました。
寝る前に水に浸ける
そこで思ったのが、麺を一晩水に浸けたらどうなるんだろう? ということ。
翌日のメニューがスパゲティーと決まっているなら、寝る前に麺を水に浸けてしまうのです。
そのまま放置し、翌日、一晩水に浸けた麺をゆでる。
これで良いなら、逆算の必要もなくて楽だな!
麺を二時間以上水に浸けたことがなかったので、一晩も水に浸けて麺がブヨブヨになりすぎないか、水に溶けたりしないか、など心配もありましたが、とりあえず試してみることにしました。
↑こちら、水に浸けたばかりの麺。これから就寝です。翌日どうなっているか……無事でいてくれたまえよ……。
そして翌日。おそるおそる麺の様子を見に行ってみると……。↓
↑おっ。一応原形は留めている。水に溶けてはいなかったことに一安心しました。
ゆでてみる
そして、夕飯準備にとりかかり、いよいよ麺ゆでの行程に取りかかります。
ゆで始めた途端に溶けるとか、ないよね? と若干ビクビクしながら熱湯(+塩)に麺を入れると、意外と「二時間浸け」の麺をゆでるときと似たような感じ。しっかりしています。
↑ゆであがり。……あら? けっこう普通だよね。
↑うん、見た目は大丈夫。むしろプリッとしていて美味しそう……。
↑フライパンで作ったベジミートソースをのせて、いつもの野菜たっぷりベジミートソーススパゲティー(レシピはこちら)の完成。
プリプリ感アップ
食べてみると……。
あらっ! 何これ、美味しい!
見た目通り、「二時間浸け」よりも水分量が少し上がってプリプリ感アップ。一晩浸け、いいです!
案外、長く水に浸けていても大丈夫なことがわかり安心しました。浸ける最低時間が「二時間」という感じですね。
今後は、「二時間」とぎちぎちに考えず、前日から麺を水に浸け始められるので、スパゲティ作りが今までより気楽にできそう嬉しいです。
2017年追記:上記の「一晩浸け」でずっと快調に全粒粉スパゲティを食べてきたのですが、一度、安さにつられていつもと違う全粒粉スパゲティを買ったら、「一晩浸け」で麺が溶けそうになってしまいました。
具体的に言うと、
は一晩浸けても大丈夫でしたが、
は一晩浸けるとぶよぶよになりすぎました。↓
↑こんな感じ。ゆで汁に麺が溶けて濁っています。
③のスパゲティも、浸水時間にさえ気をつければまったく問題なく美味しく食べられるのですが、一晩浸けたい場合は①か②を選ぶことをお勧めします。