私が使っているブラウザはInternet Explorer(以下IE)の9(OSはWindows7)。
使い慣れているし、使いやすいので、当分IE9を使い続けるつもりでいました。
IE10が開発されたという噂も聞いてはいましたが、IE9が好調な以上、乗り換える必要もありません。
しかし。不調は突然訪れました。なんだかやけにページを開くのに時間がかかるようになり、開いても真っ黒になったりして、しまいには検索エンジンから検索をかけても検索結果が表示されず、どこにも移動できなくなってしまいました。
壊れたままのIE
まったく使い物になりません。仕方なく他のブラウザを使いましたが、「お気に入り」(ブックマーク)の順番などがIEとは違うのでどうしても慣れません。
やっぱりIEがいいと思って何度もチャレンジするのですが、IEは壊れたまま。
もう何なのこれ! どうしたらええねん!!
と、憤慨しているちに、私はあることを思い出しました。
IEの調子が悪くなり始める直前、Windows Updateが自動で行われ、パソコンを再起動したのち、「IE10」がどうのこうのという画面が表示されたのです。
IE10? 別にインストールする気はないよ~と思いながらスルーしていたのですが、もしかしてあれがIEの不調に関係しているのでは……。
IE10が勝手にインストールされていた
と思い調べてみたら、なんと、2013年5月から、Windows Updateにより、Windows7に勝手にIE10がインストールされるようになっているというではありませんか!!
じゃあ、まさか、私のパソコンにも勝手にIE10がインストールされたわけ??
Internet Explorer10 の削除方法を参考にパソコン内をチェックしてみたところ、うわあ、IE10がちゃっかりインストールされとるーー!!
私が、「調子の悪いIE9」と思って使っていたのは「勝手にインストールされたIE10」だったわけだな??
IE10削除
どういうことだよ! IEって、前は、自分でインストール動作をしないとアップグレードはされないままじゃなかったっけ? いつの間に自動になったの!
別に、自動でアップグレードされても、不具合がないなら良いんですよ! でも、ここまでむちゃくちゃに調子が悪くなるような変更を勝手にされると、非常~~に困る!!
上述のページ(Internet Explorer10 の削除方法)の指示に従い、IE10を削除し、再起動したところ、無事、元のIE9に戻りました。インターネットも以前と同じようにできて一安心……。
しかし、これだけではまだ足りない!
今後、また勝手にIE10がインストールされないように手を打っておかなければ! そこで……。
自動配布無効化ツール
↑Internet Explorer 10 自動配布の無効化ツールキット(追記:2016年10月現在リンク切れ)をダウンロード(こんなのがあったのかよ~!)。
↑なんとか設定成功。
これでおそらくはIE10を自分の意志で手動インストールするまではIE10とは関わりなく暮らせる……はず。
それにしても、マイクロソフトダウンロードセンターにおける人気のダウンロードを見ると、3位に「IE10の自動配布無効化ツールキット」がランクインしていますよ。↓
↑(クリックで拡大します)皆さん、IE10は敬遠しているんですね。(Windows8だったら、IE10でも快調に動くのだろうか?)
2017年追記:IE10も「今は昔」
この記事を書いたのは2013年ですが、2017年となった現在から見ると、「IE10」で騒いでいたのなんて遠い過去のように思えますね。
今はもうIE10がどうこうという時期は過ぎて、それどころかマイクロソフトはIEじゃないブラウザ(エッジ)を出したりしているようですし、本当に、コンピューターの世界はすべてがあっという間に古くなるのが困りものです。