2010年、毎日のご先祖様供養を始めた当初から、線香器には塩を入れ、そこに線香を立てて使ってきました。↓
↑何か専用の灰のようなものがあるのだろうとは思っていて、それを使うのが理想とは思いながらも、塩の方が入手が容易で準備しやすかったですし、なんとなく「塩」というのが清い感じもして良いかなと思い、「灰の代わりに塩」生活を続けてきました。
塩の欠点
しかし、塩には一つ、大きな欠点があります。
塩に埋まった部分の線香が燃え残るのです。
その長さ、一本の線香につき2㎝ほど。毎回同じ場所に線香を立てるので、一週間も経つとその場所が線香の燃え残りでガチガチになります。
そうなると線香が立たなくなるので、燃え残りを掘り起こして綺麗にしなければなりません。
この掘り起こし作業をするとき、パウダー状になった塩と線香灰が混ざったものがふわ~っと舞い上がり、少し吸ってしまいます。これがなんだか体に良くないような気がする。
線香が最後まで燃え尽きてくれたら良いのにな……。
この思いが徐々にふくらみ、ご先祖様供養も六年目に入る今年、思い切って、塩ではないものを線香立てに使おうと決めました。
香炉灰
少し探してみると、あるある、「香炉灰」と呼ばれるもの。
その中から、「灰に差した線香の芯まで燃えやすい」という商品説明に惹かれ、こちらを買ってみました。↓
↑わら灰 本物。
↑一袋100g入り。
↑直径13.5cm、高さ6cmの器に一袋がちょうど収まりました。
↑ただ灰を入れただけだとフワフワで線香が立ちにくそうだったので、ラップの上から指でそっと押し固めました。
線香の芯まで燃えやすいというけれど、果たしてどうなるか……。
そう思いながら線香を立てます。
燃え残り無し!
そして翌日、様子を見に行ってみると……。↓
↑線香を立てた場所に、線香の燃えかす。問題は灰の中です。線香残があるか、ないか……。割り箸で掘ってみると……。↓
↑おっ。おおっ。不思議や不思議、本当に燃え残りがない!!
わ~すごい! 魔法みたい!
さした線香が最後まで燃えやすいのは「灰と灰の間に通気性があるため」(*1)とのことで、だとすると塩というのはよほど通気性がなかったのだなと思いました。(引用:*1わら灰商品説明)
毎日同じところに線香を立ててもガチガチになっていかないというのは嬉しいです!
わら灰を使った、新しいご先祖様供養ライフを楽しんでいきたいと思います。