昨年の12月に「あまちゃ香」というレモンティーのような香りのする線香を買ったのですが(詳細レビューはこちら)、その際、「2000円以上で送料無料」というのを達成するために、一緒に買った線香がありました。↓
↑それがこちら。「奥野晴明堂 名香 薫翠」(324円)(90本入り)。
↑江戸時代(安政年間)の配合を忠実に復刻した(*1)という線香です。(参考*1:名香 薫翠商品説明)
えーっ、江戸時代の線香ってどんな香りなんだろう?? という興味でいっぱい。
リーズナブル
↑90本入っていて、324円なので、1本あたり3.6円というリーズナブルさ。
↑焚く前に、どんな匂いか嗅いでみると、なんというか……昭和テイストというか、どこか、時代を感じさせる匂い。
少し粉っぽい、昔の化粧品を思わせるような甘さと、古いお堂のような渋さを合わせた感じ。
焚いてみた
そして、この線香をご先祖様供養時に使ってみたところ、焚く前の印象と同様に、やはり、化粧品っぽい女性的な甘い香りと、男性用コロンのような落ち着いた渋い香りが混ざって漂いました。
江戸時代の配合を復刻したとのことで、自然で素朴な香りを想像していたのですが、案外現代的な、香水っぽい香りです。
商品説明によると
白檀を主原料に、「甘松」「桂皮」「丁子」等の十二種の漢方生薬を厳選し、 練り上げられた神秘的で優雅な香り(引用:名香 薫翠商品説明)
とのことで、「白檀」が強く香っても良さそうなのですが、私がイメージする「白檀」の香り(甘くミルキーな感じ)ではなく、前述したような、昔のおしろいっぽい、香水感の強い甘さが前面に出ています。
全体的に匂いは薄めで、クセもなく、その点、使いやすいなとは思いました。
体質に合わない?
ただ、この線香、なんだか、私の体には合わないようなのです。
線香の匂いを知るために煙を少し嗅いだところ、強い匂いではなかったにも関わらず、匂い酔いして、ちょっと具合が優れなくなってしまいました。
他の線香では今まで出なかった症状です。
けれどこの線香のAmazonレビューを読むと、線香アレルギーの方が、『この線香でだけ鼻炎にならなかった』とおっしゃっていて、人によって、体質に合う、合わないがはっきりと分かれるようです。
使いやすい線香ではある
今回試した「名香 薫翠」は、Amazonレビューでも楽天のレビューでも概して評価が高く、価格が低いわりに香りは安っぽくないですし、匂いも弱めで、使いやすい線香だと思います。
私の体にはちょっと合わなかったということが残念でしたが、324円という価格で気軽に購入できるので、普段使いの線香をお探しの方は一度試す価値はある線香なのではないかと思います!
(ワンランク上の姉妹品「「吟撰 薫翠」のレビューに続く…)
(2024年追記:現在、お試し線香は販売されていないようなので、以下に通常品のリンクを貼っておきます。↓)