先日、母から、「怖いメールが来ていたから見てほしい」と携帯電話(ガラケー)を渡されました。↓
↑見てみると、Amazon名義のSMS……。
……SMSって時点で怪しいよね? しかもAmazonとかさあ、これ、どう見たってフィッシング詐欺でしょ。
情報を抜こうとしている
↑と思いつつも一応中を確認してみようとすると、いきなり
注意! 電話番号やURLの記述があります。送信元に心当たりが無い場合はご注意ください。
なんて警告文が出てきてドキッとしました。
そしてSMSを開いてみると……。↓
【Amazon】使用制限ポリシーの違反が検出されました、ログインして確認してください。
だって、はあああああ~~~???
いかにもだよね。こうやって人を脅すような文面にして慌てさせてさあ。
こんなん、ニセのAmazonログインページに誘導して、ID(メールアドレス)とパスワードを入力させてそれを盗もうとしてるだけでしょ??
人の恐怖心・不安感を利用しようとするやり方があくどいわ~~。
URLと日本語がおかしい
リンク先のURLもおかしいし。「amazon-jp.vin」って何だよ。
本物のAmazonのURLは
https://××.amazon.co.jp/
「amazon.co.jp/」で始まるもの
↑上記2パターンだけ。(参考:Amazon.co.jpヘルプ)
しかも「違反が確認されました、」って、なんで文章の終わりにテン(、)(読点)を使ってるんだよ。そこはマル(。)(句点)だろ。
日本語がこなれてなくて怪しすぎるわ。
謎のアイコン「GMT」
私の携帯(ガラケー)には以前からよくSMSによるこのようなフィッシングメールが来ていたので、受信拒否設定をしてSMSは一切来ないようにしてあるのですが、母の携帯には今までこのような被害が無かったため、すべてのSMSを受信できる状態のままになっていました。
これは、母の携帯にも、SMS受信拒否設定をしなければならないな……。
そう思ったのですが、その前に、一つ、ひっかかる点がありました。
この、SMSアイコンの前にある、「GMT」ってアイコンは何なんだろう??↓
↑これ。こんなアイコンのついたSMS、今まで見たことがあったかなあ? どういう意味なんだろう。
海外発信だった
↑そこで取扱説明書を見てみたところ、このアイコンは「タイムゾーンが「GMT+9」以外のときの発着信」であることが判明。
……その、「GMT+9」って何のことじゃい!!
と思って調べたら、
「GMT」とはイギリスの「グリニッジ標準時」のこと。
「+9」とは、「グリニッジ標準時から9時間進んでいる」=「日本標準時」のこと。
つまり、「GMT+9」以外の発着信=日本以外からの発着信ということで、あのSMSは海外から発信されたものだとわかりました。
海外発信とは、ますます怪しい。
SMS拒否設定
↑というわけで、母の携帯に、早速SMS拒否設定をすることに。
「一括拒否」でも良かったのですが、「一括拒否」だと、たま~に不便なこともあるんですよね。二段階認証なんかでSMSを使うこともあったりするので。
そこで結局、迷ったのですが、今回のフィッシングSMSが海外発信だったこともあり、とりあえず「国際SMS」を拒否しておけば再びおかしなSMSが来る確率はだいぶ減らせるのでは? という判断で、「国際SMS拒否」で様子を見ることにしました。
もしまたこれでフィッシングSMSが来るようなことがあれば「一括拒否」にしたいと思います。
フィッシングURLにアクセスしてみた結果
↑ちなみに、フィッシングSMSに書かれていたURLに試しにパソコン(Chrome)からアクセスしてみたところ、こんな真っ赤っかの警告ページが表示され、それ以上進めないようになっていました。
↑「これは偽のサイトです」って言い切られちゃってるし(笑)。
詐欺URLに関しては、ブラウザ側でもわりと早めに対策がとられるものなんですね。それはちょっと安心。
でも!! 気は抜かず、警戒を怠らずに生活していこうと思います!