↑ホームベーカリーで作るレモンケーキが美味しくて(詳しいレシピはこちら)、月に一度は焼くようになったのですが、このレモンケーキ、1個につき、バターを110gも使うんですよね。
バターはあまり体に良くないので極力使用量を減らしたいところではありますが、上手に作るためにはそうも言っていられない……。
グラスフェッドバター
↑そこで、せめてもの健康対策として行っているのが、グラスフェッドバターを使うということ。
グラスフェッドバターとは、牧草(グラス:grass)を食べて育った牛の乳から作られたバターのこと。
一般的な乳牛のエサ内容
一般的な乳牛も牧草主体のエサ(
一般的な乳牛のエサは「粗飼料45~55%:濃厚飼料55~45%」(*2)となっており、ほぼ半分は濃厚飼料を食べています。(参考*1*2:酪農PLUS、家畜栄養と給餌)
一般的なバターとグラスフェッドバターの違い
では、グラスフェッドバターは一般的なバターと比べてどのような違いがあるかというと、以下のことが言われています。
オメガ3脂肪酸(抗炎症特性、血流改善、アレルギー抑制)が26%多く含まれている。
ベータカロテン(抗酸化成分)の含有量が多い。
グラスフェッドといえどもバターはバターなので、摂りすぎ注意ではあるのですが、一般的なバターに比べれば少しでも栄養価が高く、オメガ3脂肪酸も多く含まれているということで、どうしてもバターを使いたいというときにはより良い選択となります。
ウエストゴールドのグラスフェッドバター
↑グラスフェッドバターにも色々ありますが、私が使っているのはウエストゴールド社(ニュージーランド)のウエストゴールド グラスフェッドバターです。(250gで約700円)
↑原材料はこちら。
ニュージーランド西部の牧草地帯で放牧され、そこの牧草を食べて育った牛の乳(*3)から作られています。(参考*3:ウエストゴールド公式サイト)
国産のグラスフェッドバター(なかほら牧場グラスフェッドバター)もあって、できれば国産が良いなとは思ったのですが、生産量が少なすぎるためかとても高く(100gで2160円)、手が出ないので、ウエストゴールドのものにしています。
ベータカロテンの黄色
↑グラスフェッドバターの特徴である鮮やかな黄色(ベータカロテンの色)をしています。
バターだけで匂いを嗅いでみると、驚くことにほぼ無臭。どことなく草っぽい香りがするような??
よ~く嗅げば、確かにバターっぽい香りがあるのですが、普通のバターの「あ~美味しそう」というような、ミルク感あふれる濃厚な香りとはまったく違います。
あっさりした風味
↑トーストにも塗って食べてみました。
すると、確かにバターの風味やジュワッとした美味しさはあるのですが、サラッとあっさりしているんですよね。
植物油とバターの中間のような感じといいますか……。くどくないんです。
体がバター臭くならない
私は、パンにバターを塗って食べたりすると、その後24時間くらいは、体中の毛穴からバターの煙が立ち上るような感じになって、ずっと自分からバターの匂いが漂っているのですが、このグラスフェッドバターだとそれが無いんですよね。
やはり一般的なバターと比べると、体感として、サラッとしていて体に負担が少ない感じがあり、そういう点でも好感が持てます。
ケーキ、パンのバターにはお勧め
世の中には、あのバターの美味しそうな香りを必要とする料理もあって、そういうのを求める場合は一般的なバターの方が良いかもしれないのですが、レモンケーキのように、バターの香りがそこまで重要でもないものの場合は、グラスフェッドバターは良い選択だと思います。
現在、私は、食パンを焼く時とレモンケーキ作成用バターとして、グラスフェッドバターを使っています。
これからも、バターを使いたいときは極力このグラスフェッドバターにしていこうと思っています。
(ちなみに、私が使っているのは無塩タイプですが、有塩タイプもあります。)