先日、無漂白100%だと信じていたコーヒーフィルターに漂白パルプが混入していたことを知り、コーヒーフィルターの銘柄を変えました(カナエ紙工製のコーヒーフィルターに変更)。
それまでわりと「コーヒーフィルターの安全性」というものには無頓着でした。
しかしそこに着目した途端、急に、ドリッパーの安全性が気になるように。
プラスチック製ドリッパーの安全性
↑今まで、コーヒーを淹れる際は、このようなプラスチック製ドリッパーを使ってきました。
2004年に市内の喫茶店でコーヒー器具を買いそろえたのですが、その際、陶器製のものは1~2人用の小さいサイズしか売っておらず、プラスチック製ドリッパーであれば大きなサイズがありました。
大きなサイズのドリッパーが欲しかった私は、あまり深く考えることもせずプラスチック製ドリッパーを購入し、それを現在に至るまで何となく使用してきたのです。
しかし安全性が気になり改めて調べたところ、ドリッパーに使われているプラスチック(AS樹脂)の原料には発ガン性が認められているとの記述を見つけました(*1)。(参考:*1yahoo知恵袋 「AS樹脂の害について」)
AS樹脂の耐熱温度は80℃~100℃(*2)。ドリッパーに注ぐ熱湯により、そのような有害物質が溶け出るのだろうか?(参考:*2「AS樹脂の物性と用途、特性について」)
これは、はっきりとはわかりません。しかし、耐熱温度ギリギリの熱湯を注いでいることは事実で、何かが溶け出ていてもおかしくありません。気になる!
気になることは改善した方が良い!
というわけで、遅ればせながら陶磁器製のドリッパーに移行することを決定しました。
私の中の基準はこちら。
・日本製
そして選んだのがこちら!↓
↑有田焼磁器ドリッパー!(3~5人用)
コーヒー関連機器の総合メーカー「株式会社三洋産業」の商品です。
↑もちろん信頼の日本製。
↑見た目はこんな感じで可愛いです。とても滑らかな触り心地。「Coffee Dripper」という字が浮き出ています。
↑中はこんな感じ。2穴です。
↑ドリッパー内部の溝や角度に、美味しくコーヒーが入るように工夫がなされています。
↑早速! コーヒーを淹れてみます。2~4杯用のコーヒーフィルター(カリタでいうところの102)がジャストサイズ。
「磁器ドリッパーは冷たいため事前に温めないと湯の温度が下がり良くない」との意見をネット上で見たのですが、特に温めなくても、蒸らしの段階で熱がドリッパーに伝わって熱々になるので、コーヒーを抽出するときには温度的にまったく問題はないように思えました。
↑そして入ったコーヒー!
飲んでみると……お、美味しい~~! すっごく上手に入ったじゃないか~~!
有田焼ドリッパー、とても気に入ってしまいました! 変なものが溶け出ているかもという不安もなくなってスッキリ!
大事にします! 万が一割ってしまったときに備えてあと二つほど買い足しておきたいくらいの気分です!
(2023年追記:現在、Amazonで上記ドリッパーの取り扱いがなくなってしまったので、良さそうな代替品として、メリタ(コーヒー機器メーカー)の陶器製ドリッパー(美濃焼・日本製)のリンクを以下に貼っておきます。↓)