食後にコーヒーを淹れようと思ったのですが、それまで使っていたコーヒーフィルターがちょうど在庫切れ。
↑そこで、昨年、楽天市場の「いるカフェ」というお店(追記:2023年現在閉店)で買い物をした際におまけとしてついてきたコーヒーフィルター(カナエ紙工製)を使うことに。
いつもより美味しい
そうしたら……。
↑んっ? 美味しい! 今日は美味しく淹れられたなあ! トロミを感じるような、深いコクのある味わいです。
なぜこんなにうまくいったかな? いつもと手順はたいして変えていないつもりなんだけれど……。偶然かなあ? またこんな風に美味しく淹れたいものだ。
翌日も美味しい
そして翌日。
いつもは二日連続でコーヒーを飲むことはないのですが、前日のコーヒーが美味しく入って嬉しかったので、またコーヒーを淹れてみました。
すると……。
おっ? また美味しい! いやあ~、なんだか急にコーヒーが美味しく淹れられるようになったなあ。一体、何が勝因なのだろう。手順は大して今までと変えていないし、豆も同じなのに……。
コーヒーフィルターを替えてから美味しくなった
そこまで考えてハタと思い至ったのはコーヒーフィルターのことです。
あの、おまけのコーヒーフィルターを使い出してから、急にコーヒーが美味しくなったと思わない?
いや、でも、そんな、コーヒーフィルターの違いで味が変わったりするかなあ?
今まで使っていたものも、今回使ったおまけフィルターも、どちらも同じ無漂白タイプだし……。
と思って調べてみたところ、少し気になる情報を得ました。
漂白パルプ混入
なんと、私が「おまけコーヒーフィルター」の前に使っていた、「無漂白100%」と表示されている某大手コーヒー器具メーカー製のコーヒーフィルター原紙に、漂白パルプが10%混入していたというのです。
その事実が判明したのは2008年で、現在、該当商品からは「無漂白100%」の表記がなくなっています。
私が使っていたフィルターは古く(少なくとも2008年より前に購入)、「無漂白100%」との表記があるものですので、漂白パルプが混入されていたものだった可能性が高いです。
漂白パルプ使用のコーヒーフィルターは良くないのか
では、漂白パルプ使用のコーヒーフィルターというものに問題はあるのか?
ざっと調べたところ、フィルターに漂白パルプが使用されていることがコーヒーの味に影響を与えるということを言っている人はいませんでした。
しかしながら、安全性の面においては、「コーヒーの抽出法を考える」「秘蔵! コーヒーの豆知識」によると、コーヒーフィルターの漂白方法で現在一般的に用いられている「酸素系漂白」は、塩素系よりは安全であるが、化学物質に過敏な人は避けた方が無難であるとのこと。
安心できる無漂白フィルター
コーヒーが美味しくなったのがコーヒーフィルターを変えたことによるものなのかどうか、はっきりとしたことはわかりません。
けれど、とりあえず、「漂白パルプ混入のフィルター」よりも、「おまけでもらった無漂白パルプフィルター」の方が安全性は高そうだし、主観としてはより美味しくコーヒーが淹れられたのは事実なので、次に買うコーヒーフィルターは、あのおまけでもらったフィルターと同一会社(カナエ紙工)の物にすると決めました。
カナエ紙工製のフィルター
カナエ紙工のコーヒーフィルターは無漂白で、非木材パルプの「ケナフ」を20%配合。
フィルターに、指でつまみやすい「耳(ハーフムーンカット)」がついているのが特徴。
公式サイトの説明によると、シール部分に糊や接着剤は一切不使用とのことで、なんだか安心できます!
このコーヒーフィルターをおまけにつけてくれたお店で買い物をしたのは、昨年の一度きり。その一度の縁が、今回の気づきを与えてくれたんだと思うと感慨深いです。