↑約19年前に購入したグローバルの包丁。
ずっとスパスパの切れ味を保ち続けてくれて、包丁を研ぐということもほぼしないままきていたのですが、7年前に定年退職をした母が台所に立つ頻度が増えてから包丁の使い方が激化(母は料理に大量の野菜を使うので、ものすごくたくさんの食材を切ることになる)。
それにともない、刃の摩耗度が増し、二日に一度はうちにあったシャープナー(包丁研ぎ)で研ぐようになりました。
(そのとき使っていたのは、京セラのロールシャープナー↓)
新しいシャープナー購入
それから三年後、使っていたシャープナーがだいぶすり減ってきたため、新しく購入したのがこちら。↓
↑グローバル スピードシャープナーGSS-01(両刃包丁用)(1869円)。
それまでと同じ「京セラのシャープナー」でも良かったのですが、こちらの「グローバル スピードシャープナー」はグローバルシリーズ専用のシャープナーということで、より良い仕上がりになることを期待して買ってみました。
もう一つの専用シャープナーと迷う
ただ、このとき、買うか迷ったもう一つのシャープナーがありました。↓
↑グローバル シャープナー GSS-02(両刃包丁用)(5500円)。
こちらは先ほどのシャープナーの上位バージョンにあたり、砥石も二種類ついて本格的そうですが、値段は二倍以上の5500円。
……それだけお金を出したら、そこそこの包丁が一本買えちゃうよね??
というレベルで、きっと良い物なんだろうとは思いながらも、たいしたことなかったらイヤだし、まあ、簡易(スピード)シャープナーでもそれなりになんとかなるんじゃない? 安物ではないし……。
と、「スピードシャープナー」を購入したのです。
案外、思ったほどではなかった
↑しかしこの「スピードシャープナー」。
期待大で使い始めてみたのは良いものの、意外と、思ったほど、包丁が切れるようにならない。
買った当初の包丁の切れ味が100で、摩耗した包丁の切れ味が40だとすると、感覚的には60程度にしか復活しない。
京セラのシャープナーで研いだときくらいには切れるようになるですが、「グローバル専用シャープナー」と銘打たれていることもあって80程度にまで復活するのを期待していたので、少し肩すかしを食らった気分になりました。
それでも、研がないよりはよほど良いので、それからは毎日、包丁を使う前にこのシャープナーで研ぐようにしていました。
四年後・再びシャープナー購入の時期が来る
それから四年後の今年。
使い続けてきた上記のスピードシャープナーもすり減り、研いでも切れ味が戻らなくなってきました。
追い打ちをかけるように、お好み焼きを食べるのにハマって大量のキャベツや生姜を刻む日が増え、その作業をしてくれていた母が「包丁が切れなくて力が要るから腕が疲れる。腕だけでなく右半身全体も痛くなってきた」と限界宣言。
包丁の切れ味を戻すために、四年ぶりに!! 新しいシャープナーを買おうということになりました。
今度は高級シャープナーの方にしてみる
↑そして!! 今回買ったのがこちら!! 四年前に買うか迷ったグローバル シャープナー GSS-02!!
5500円という値段にはやはりかなり躊躇(ためら)いを感じましたが、前回、これの一つ下のシャープナーを買って期待通りとはいかなかったわけですから、あとはこれに賭けるしかない。
これだけ高価なシャープナーを意を決して買っても、結果、「イマイチだった~」となる可能性もあるわけですが、もうそうなったらグローバルの製造会社が行っている「研ぎ直しサービス」に包丁を出そう。
そういう、5500円を無駄にする覚悟の上での購入でした。
立派
↑開封! ガッシリしていて立派です。
↑スピードシャープナーと並べて置くとこんな感じ。すべてが二倍以上のサイズになっています。
↑裏面には、四箇所に滑り止めつき。
↑横から見るとこんな感じ。
二種類の砥石で研ぐ
↑フタを開けると「荒研ぎ」「仕上げ研ぎ」の二種類の砥石がついています。
↑タンクいっぱいに水を入れます(水を使って砥石を回転させることで砥石の目詰まりを防止することができるそうです)。
↑フタを閉じたら左手でハンドルをしっかり握り、「荒研ぎ」で包丁を前後に10回程度動かして研ぎ、次に「仕上げ研ぎ」で同様に研ぎます。
切ってみる!!
↑研ぎ終わった包丁を水洗いして完了。
↑さて……切れ味はどんな具合になっているか……。
↑母に、最近一番大変がっていた生姜の千切りを試してもらったところ……。
↑サクサクサクサク……と、見る間に千切りが量産されていきます!!
「すごい!! 体感的には今までの5倍は切れる!! 感動込みで10倍!!」
と、母は大興奮。
スパスパ切れる
↑トマトにもスッと包丁が入ります。
↑今までは滑って切りにくかったという青ネギも、サクサク小口切りに。
↑切るのに力が必要で腕が痛くなったキャベツの千切りも、軽くできる。
「これはすごい。最初からこれを買っていれば良かった」
大満足~体の痛みも取れる
というわけで、一か八かで買った「グローバル シャープナー GSS-02」、結果的にすごく良かったです!
現在、このシャープナーで包丁を研ぐようになってから十日ほど経つのですが、切れない包丁を使っていたせいで出ていた母の右半身の痛みもすっかり良くなったそうです。
切れ味の回復度合い
初日は、それまでよりも、感動込みで10倍良くなったと感じた切れ味ですが、冷静に考えると、買った当初の包丁の切れ味が100で、摩耗した包丁の切れ味が40だとすれば、回復具合は80程度とのこと。
それでも、今までのシャープナーでは60までしか回復しなかったのが80まで切れるようになったので、体感的にはかなり良くなったそうです。
グローバルの包丁を家で手軽に研ぐ方法としてはこれが最高なのではないかというのが母の感想です。
切るのが楽しみ
毎日、料理作りの前に「グローバル シャープナー GSS-02」で包丁を研いで、一番最初に食材に刃を入れるときの「サクッ」とした良い切れ味を感じるのが楽しみだと言う母。
こんなに高いお金を出して切れなかったらどうしようと思っていましたが、値段なりの価値があって良かったです。
手入れも簡単ですし(サッと水洗いして自然乾燥)、部品が交換可能というのも嬉しいポイント。
これから長く使っていけそうです!