生理のときの体調不良といえば、ごく若い頃(十代~二十代前半くらい)までは生理の二日目あたりに発生する生理痛くらいなものでした。
立ち続けているのが辛いと感じるくらいの下腹部の鈍痛が、一時間~二時間。
その期間さえ過ぎれば、あとはいつもと同じように元気に過ごせました。
それが変わってきたのが、今から四年ほど前。
「生理二日目の生理痛」に加え、
生理三日目以降くらいから襲ってくる疲れ。だるさ。
生理五日目以降に発生する激しい頭痛。
これらに悩まされるようになったのです。
一ヶ月のうち半分が体調不良
生理が始まったら、生理痛、風邪のようなだるさ、そして眠れないほどの頭痛。
この、体調不良三点セットに間断なく苛(さいな)まれ、やっと体調が持ち直してきてほっとするのが生理14日目。
つまり一ヶ月のうち半分は生理が原因の体調不良に陥っているという状態で、もうほとほと困り果てていました。
工夫を凝らして体調改善
しかし。
そこからなんとか状況を改善させようと、様々な工夫を凝らしてみることで、生理中の体調はかなり向上。
今は、生理期間中であっても、生理中であることがほとんど気にならないくらいに過ごせるようになっています。
そこで!! 今回の記事では、私が生理中の体調改善のために行ってきたこと、行っていることを、まとめてご紹介したいと思います!
工夫1・締め付ける下着をつけない
生理中の体調に大きく関わっているのは血流!! だと思います。
とにかく、血行を良くするのが大事!!
そこで、まず大事なのは締め付けのきつい下着をつけないということ。↓
↑この記事にも書きましたが、私は、それまで生理中に穿いていた生理用ショーツ(サニタリーショーツ)のきつさが不快になって穿くのをやめたら、生理中の頭痛が治まりました。
生理用ショーツはフィット感が高く、ナプキンがズレにくくて良いものですが、それがまさか頭痛の原因になっていたとは知らなかったので、生理用ショーツをやめて頭痛が治ったときはすごく驚きました。
案外、普通のショーツでもナプキンはズレないということがわかったのも発見でした。
ブラジャーも締め付けないもの
また、ブラジャーについても、締め付けのない、ノンワイヤーのスポーツブラを着用しています。
↑こちらの記事にも書きましたが、一度、外出時に、ガッツリとワイヤーの入った「Tシャツブラ」を着けて行ったら、帰宅後、ひどい頭痛が発生してしまいました。
服を着たときに、胸の見た目はやはり形のしっかりしたブラの方が綺麗ですが、体調を優先させればそんなことも言っていられないので、今は、どんな外出時も締め付けのないブラを着けるようにしています。↓
工夫2・ストレッチをする
工夫の二点目はストレッチをすること。
これも、上述の「締め付けの強い下着をつけない」ことと同じく血流を良くするための効果があり、行うと、停滞していた老廃物が流れ、疲れが和らぐ感覚があります。
特に、太ももの付け根や裏側を伸ばすストレッチが気持ち良いです。
股関節ストレッチ
↑まず、私が起きて朝一番にやるのがこの股関節ストレッチ。
しゃがんだ状態で片脚だけ伸ばして、ゆっくりと体重をのせ、太もも付け根と内側の筋肉を伸ばします。
右脚、左脚、それぞれ20秒ずつやっています。
開脚前屈
↑そして、寝る前にやるのがこちらの開脚前屈。
限界よりも少し手前くらいまで(痛みが無い程度に)開脚して、静かに前に上体を倒し、「痛(いた)気持ちいい」くらいのところで20秒体勢を保持。
その後、体を起こして、10秒リラックス。
これを、5~6回ほど繰り返します。
青竹踏み
↑また、私は、青竹踏みも持っているので、これも踏むようにしています(青竹踏みレビュー記事はこちら)。
足の裏をほぐすと、全身の血の巡りが良くなるような気がしています。
工夫3・睡眠時間を増やす
生理中は、どうしても、それ以外の期間より疲れやすいです。
生理とは肉体にとって一大事業であり、そこに一点集中でエネルギーが注がれる結果、全体の免疫力や抵抗力のようなものが下がって「だるさ・疲れ」につながってくるのかなと思っています。
それを補うのにとても有効なのが睡眠。
「疲れを感じたら眠る」というのも良いのですが、睡眠時間そのものを、普段よりも一時間~一時間半ほど長くすると、起きている間の疲れやすさがかなり変わってきて楽になります。
睡眠時間を増やすためには、その分、頑張って早く寝る必要があり、それはけっこう大変なのですが、その苦労をする価値はあります!
工夫4・サプリを飲む
また、私は、普段から健康維持のためにサプリを飲んでいるのですが、その中でも特に、これは生理中の体調改善に効いた!! と感じたものがあります。
ピクノジェノール
↑こちら、フランス海岸松の樹皮から抽出した「ピクノジェノール」という成分のサプリ。
ピクノジェノールには活性酸素を撃退する「フラボノイド」が40種類以上含まれていて、強い抗酸化作用があります(*1)。(参考*1:ユニキス株式会社 ピクノジェノール)
私はこのサプリを一日に二粒服用しています。
これを飲み始めてから、明らかに生理痛が緩和されました。
マヌカハニー
↑こちらはマヌカの花から採れた蜂蜜で、その名も「マヌカハニー」。
強い抗菌作用、ピロリ菌駆除力、また、抗発がん作用があるとされる「食物メチルグリオキサール(MGO)」という有効成分が含まれており、普通の蜂蜜とは味わいも効果もまったく違います。
↑これ、すごく高価(1個500gで16950円)なので、チビチビと一日に2gずつ食べているのですが、食べ始めてから生理期間中の疲れやすさがだいぶ減って、かなり!! 感動しています!!
(マヌカハニーのレビュー記事はこちら。↓)
↑こちらの、非加熱の高級マヌカハニーは、値段の分だけ改善度合いも高かったです。
サプリ類は世に数あれど、「本当に体調が良くなった」と感じられるものに出会えることって多くないような気がします。
そんな中で上記二つのサプリは私にとって神・サプリで、これからもできるだけ長く摂っていきたいと思っています。
工夫5・布ナプキンを使う
あと、少し扱いに手間がかかるのですが、生理痛を和らげるのにお勧めしたいのが布ナプキン。
布ナプキンは保温性があり、あてがっている部分がすごく暖かくて、そのおかげで血行が阻害されず、生理痛を抑えてくれる感じがあります。
おすすめ布ナプキン、ホルダー
おすすめは、シンプルな無漂白ネル生地の「白うさぎ」。最初に10枚ほど買うと余裕を持って使えます。↓
こちらの防水ホルダーにセットするとショーツに固定できるので、とても使い勝手が良いです。↓
↑「防水ホルダー」に「白うさぎ」をセットしたところ。
布ナプキンの洗い方
使用後の布ナプキンは、まず血液汚れを浮かせる溶液に浸け置きしてから、他の洗濯物とともに洗濯機で洗います。
↑私は、浸け置き洗い用にこの野田琺瑯のフタ付きホーローバケツを購入しました。
ここに、水を2リットルほど入れ、「アルカリウォッシュ」という粉末(重曹と炭酸塩の中間の物質)を大さじ1ほど溶かして、布ナプキンを半日~一日ほど浸けます。
そうすると血液汚れが浮くので、あとは、普通に洗濯機で洗濯すれば大丈夫です。
(生理も終わりかけの頃の濃い血液汚れの場合、洗っても布ナプキンに少しシミとなって残る場合がありますが、私はあまり気にしていません)。
工夫6・カイロを貼る
これも、布ナプキンと同じく「温める」ことに重きを置いた工夫点なのですが、生理痛のピークとなる一日目、二日目は下腹部にカイロをあてがうようにしています。
↑一番痛む箇所を局所的に暖めることで、気分が楽になりますし、実際、痛みも和らぎます。
やはり、生理中は冷えないようにすることが大事です。
生理中の体調を健康時に近づける!
以上、私が生理期間中の体調を良くするために実践している工夫点・六つをご紹介しました。
ごく若い頃は、それだけで、何もしなくても元気なものですが、年齢を重ねるとそうはいかなくなってくるのが辛いところ。
けれど、努力次第で、体調の下がりを最低限に食い止めることも可能だと感じています。
この記事が、生理中の体調低下に悩んでいる方のお役に少しでも立てれば幸いです!!