2019年2月19日放送の「マツコの知らない世界」という番組で、「98%美味しくなる コショウの世界」と題して、胡椒が合う意外な料理・食材が紹介されていました。
その中に、うちでも用意できそうな食材があり、どんな味になるのか興味があったので試してみることにしました。
実験してみたのは以下の四つ。
納豆+胡椒
焼き芋+胡椒
餃子+酢胡椒
苺ジャムトースト+胡椒
納豆+胡椒
↑まず試してみたのがこちら! 「納豆+胡椒」。
添付のタレを少しかけて混ぜた納豆に、胡椒をかけました。
↑食べてみると……おっ、これは……なんとなくカレーを彷彿する味わいだな……。
胡椒がスパイシーなせいだろうか。
ご飯にはあまり合わない、洋食になじむ感じの味になります。
母は、「オムレツに合いそう」と言っていました。
納豆臭さが低減されるので、納豆の臭いが苦手な人に向いてるかも??
レタスにくるんで食べても合いそうな雰囲気。
焼き芋+胡椒
↑次に試したのは「焼き芋+胡椒」。
(うちでよくやっている「黒ホイルを使った焼き芋作り」についての記事はこちら↓)
↑これは、うん、「有り」か「無し」かでいえば「有り」。
以前、「黒こしょうかりんとう」というのを食べたことがあるのですが(レビューはこちら)、それの雰囲気を思い出すというか、甘辛い感じで、なかなか美味しい。
ただ、この「焼き芋+胡椒」を成功させるには、焼き芋自体がかなり甘くないとダメだろうなあという気がします。
すごく甘い焼き芋に、ピリッとした胡椒のコンビネーション……というのが良いんだと思います。
餃子+酢胡椒
↑次はこちらの「酢+胡椒」を、餃子のつけダレにしてみます。
マツコさんが番組内で「今流行りの……」とおっしゃっていましたが、餃子に酢胡椒って流行りなんですかね??
私は、餃子は酢醤油で食べるのがもっぱらなので、「酢胡椒」って未知の世界でワクワクです……。
↑それでは餃子を酢胡椒につけて……。
↑いただきます。
パクリ。
……む……これは……当たり前のようだがすごくさっぱりしている。
食べた瞬間だけ胡椒の香りとスパイシーさ、酢の酸っぱさを感じますが、すぐに餃子そのものの味わいにかき消されて、総合的な印象としてはほとんど餃子だけの味(笑)。
酢胡椒、存在感があまり無いです!(笑)
存在感が無いということは、逆を返せばすごくたっぷりつけることも可能ということで、脂っこくて味が濃い餃子の場合なんかは、この酢胡椒を一口ごとにひたひたにつけて食べたら美味しいかもしれません。
野菜たっぷりな薄味餃子の場合は、普通に酢醤油の方が良いかも??
苺ジャムトースト+胡椒
↑そして! 今回のチャレンジの大トリを飾るのが!! 「苺ジャムトースト+胡椒」!! (使ったジャムは砂糖不使用の「フィオールディフルッタ ストロベリー」)
……これは、試してみる前から、すごく恐怖を感じました(笑)。
私は苺ジャムトーストが好物なので、その、好きな味が、胡椒をかけることによってもしかしたら台無しになってしまうかもしれないと思うと、トースト全体に胡椒を振る勇気が出ず……。↓
↑結局、パンの上部1/3にだけかけてみることにしました。
本当にこれ、大丈夫なのかぁ……?
と、こわごわ食べてみると……。
…………ん?
うーーーん。なるほど。決して悪くはないですね。
苺ジャムって、わりと味が平坦というか、どこまでも甘く優しい感じなのですが、そこにアクセントが入るというか、味わいに変化が出て飽きにくい風味になるとは言えるかもしれません。
苺ジャムの優しさに対して胡椒の香りが強いので、けっこう、イメージしている「苺ジャムトースト」の味わいとは別物の感じになります。
ジャムトースト全体にかけるのではなく、今回のように、パンの1/2とか1/3にだけかけて、味の変化を楽しむのが良さそうです。
新しい世界
以上、四種の食材に胡椒を合わせることを試してみたわけですが、どれも、悪くなかったです。
「胡椒をかけた方が美味しくなる」というわけではありませんでしたが、「また新たな味わいが楽しめる」という感じで、食の世界が広がりました。
個人的には、四種の中では一番「焼き芋+胡椒」が気に入りました。
胡椒を振ることを少しも考えたことのない料理に、今後も、ちょっと胡椒を振ってどんな味になるか試してみたいです(味噌汁とか……笑)。
ちなみに、最後の「苺ジャムトースト+胡椒」で、試しに塩を振って食べてみたら、苺ジャムがものすごく梅干しみたいな味になってまったく合いませんでした(笑)。苺ジャムトーストには、塩よりは、胡椒の方が間違いなく合います(笑)。