↑母が、おぼろ昆布と間違えてとろろ昆布を買ってしまったと言います。
おぼろ昆布…酢に浸けて軟らかくした昆布の表面を薄く削り出したもの(薄い板状)(カンナで削った木材のような感じ)
とろろ昆布…酢に浸けて軟らかくした昆布を重ねて固め、断面を薄く削ったもの(糸状)
(参考:おぼろ昆布ととろろ昆布ができるまで)
本当は、「おぼろ昆布」を使って鯛の押し寿司を作ってみたかったとのこと。
「とろろ昆布」では代用ができないとのことなので、このとろろ昆布は別途食べてしまうことにしました。
こだわり原材料
↑今回購入したとろろ昆布は、北海道の「道南伝統食品協同組合」が製造しているもので、旨みの強い真昆布と粘りのあるがごめ昆布を7:3の割合でブレンドしたもの(*1)が使用されています(もちろん無添加!)。(参考*1:とろろ昆布商品説明)
↑米酢に関しても、農薬不使用米で作られた米酢(飯尾醸造の富士酢)使用というこだわりようで安心できます!
まずはそのまま食べてみる
↑小鉢に出してみました。
↑とってもフワッフワです。
試しにそのまま食べてみると、溶けるような舌触り。
ほんの~りとした酸味はあるものの、ほぼ昆布の旨みのみといった感じで、クセもなく食べやすくて美味しいです。
冷やし中華にのせてみる
じゃあ次に、本格的にどんな食べ方をしようか? となったとき、参考にさせてもらったのが製造元のブログ記事。
「冷やし中華のトッピング」に使うのがお勧めとのことで、ちょうど冷やし中華を作る予定があったのでそのときに試してみることにしました。
↑そしてできたのがこちら!!
↑冷やし中華にとろろ昆布って……意表を突いていますよね。考えたこともない組み合わせです。
↑どんな味なのか、早速食べてみると……。
ん? これは……。
良くも悪くも、とろろ昆布の存在感がほとんどない(笑)。
クセがなさすぎて、びっくりするほど味が他の具材となじんでしまっていますね。
昆布なので旨みは強化されていると思うのですが、それ以上の、「とろろ昆布をトッピングしたからこその特別な味わい」のようなものはあまり感じられません。
存在感のなさが良い
でも!! そこが逆に良い!!
とろろ昆布って、へたをするとちょっとクドいというか、食べ過ぎると具合が悪くなるような感じがある印象だったのですが、このとろろ昆布は新鮮な感じで、たっぷり食べても全然平気。
もう、バッサバッサ振りかけて食べたくなります。
料理の味を邪魔せずに旨みだけ強化してくれるので、洋食だろうが和食だろうが、何にかけても問題なさそうです。
体にも良い
とろろ昆布には水溶性食物繊維であるアルギン酸やフコイダンといった粘り成分が豊富に含まれ、
アルギン酸…高脂血症、動脈硬化を予防
フコイダン…便秘予防、胃の粘膜保護、免疫力向上
といった、様々な健康効果も期待できます。(参考:昆布の豆知識)
今回、「間違えて」といえども、せっかく購入したとろろ昆布。
有効に活用して、美味しくしっかり昆布パワーを摂取したいと思います!